秘密の話

こんにちはこんばんは、宿です。




先日、櫻坂46の
『7th Single BACKS LIVE!!』初日に参加してきました。

新年一発目にふさわしい、
あまりにも楽しくて充実した
最高のライブでした。

ただ、今回はライブ自体の感想ではなく、

ソニアという楽曲について

書こうと思っています。




ソニアは(おそらくこれを読んでいるほとんどの方が)ご存じの通り、
元々サードシングル『流れ弾』の
カップリング曲として収録された曲で、
流れ弾収録楽曲で三列目を担当したメンバー、
通称「BACKSメンバー」が参加している楽曲です。

ただ、
前回のBACKS LIVE!!にあたる『3rd Single BACKS LIVE!!』で披露されて以来、
披露機会に恵まれずにいました。
野球だったらトレードに出されるくらい。(?)

え?ケヤフェス2022 DAY1?ちょっとわからないな、、、、、、



そしてそして、
実に二年ぶり、待ちに待った二年ぶりのBACKS LIVE!!で
二年ぶり()に披露されたのです。

おかえり、ソニア。ただいま、ソニア。


何を隠そう(もう隠れてない)このユンゲラー、
ソニアが大好きなのである。


今でも忘れない、
音源初解禁は松田里奈ちゃんがゲストで登場したこち星
イントロでまつりちゃんが曲振りをして始まりました。

当時、通学時間に延々と
タイムフリーでソニアを聴いていたのも覚えています。


まずそもそもメロディがめちゃめちゃ好きなんです。

イントロもサビも好みだし、
そして当方ラスサビ転調の大ファンなもので
最初聴いた時からドタイプでした。


でも今日ここで話したいのはほかでもない、
「歌詞」です。

一度、歌詞のリンクを貼っておきます。


ああ~もうみなさんお気づきですか?
作曲にKadonoさんがいらっしゃいます、
はいそうですあのaokadoのkadoの方であるKadonoさんです
この時点で神曲が確定していますね、大感謝祭
ソニアの歌詞って「イイネ!」←わかる



この曲は語り手である「僕」と
物語の主人公にあたる”ソニア”の
二人が登場します。

基本筋は「僕」がソニアから聞いた話ではありますが、
二番の歌詞は「話しているソニア側の口調」と言いますか、
二人称から一人称になっている部分もあります。


まず好きなのが


”ママのつけてたリップスティックが
世界で一番 欲しかったってこと”


この”世界で一番欲しかった”という表現が
絶妙な幼稚さを醸し出していて好きなんです。

今皆さんが「世界で一番欲しいもの」を聞かれたら
なにか答えられますか?

ここで「金」だの「時間」だの思いついてああ自分は大人になってしまったんだなあと落胆しますよねはいそこまでセットです(息継ぎなし)

ようは
「世界で一番ほしいもの」というあまりにも曖昧な問いに対して
これ、と答えられてしまう無邪気さなんですよね。
幼さの特権。
そしてその対象がこの子の場合リップスティックだったと。
かわいらしい娘さんですこと…(?)


で、この子はリップスティックを結果的に盗んで
試しに使ってみようとするわけですが、
この理由がまた良い。

別に将来、頂戴と言えばもらえるはず。
そうわかっているのに、なんか、
根拠はないのに消えてなくなってしまいそうだった。

一種の焦りでもあり、
リップスティックというものへの憧れを
特殊かつ本質的な切り口から描写しているような歌詞。
好き。(語彙終)

ただ使いたいから盗む、でもよかった
むしろその方が「幼い子」として妥当ですらあったかもしれないのに、
あえて「配慮ゆえの行動」をとった。

”ソニア”の奥ゆかしい人柄まで
盗んでしまった理由から感じ取れる気がして
すごく美しいなあと思います。


サビでは視点が「僕」に戻り
”ソニア”に問いかけるような歌詞が続きます。
これもまた!!好きで!!!(うるさい)


”自分で塗ってみたのかい?”
”鏡に映っていたの?”


この問いかけ方、なんとなく
「僕」が”ソニア”の行動に対して
特に「愛おしい」と思った部分なのかなあ、と。

聞いた話に対して「こうだったんでしょう?」と
事実確認する感じが
とても愛おしそうで好きです。「僕」、いいやつ。

ここに一回確実に
「僕」視点が入ってくることで


”いつもよりも
キレイだった”


が「僕」の感想であり
同時に”ソニア”自身の感想でもあるように見えて
これまたいいんだあ……
キレイだったんだよなソニア……


そして奥ゆかしい”ソニア"ちゃん、
おそらく思春期を迎えます。
好きな人に見てもらいたくて、
まだ「借り物」でしかなかったリップスティックが
「自分をよりよく見せるもの」へと変化します。

好きな人のために素敵な自分でありたいって…
やはりソニア、君は奥ゆかしくて謙虚な女性だね…(キモオタク)


で、ここの肝は

”一人で決められない”

だと思うんですよ。


ここで自分に似合うリップを一緒に見繕ってくれるのは
「リップスティック」の持ち主である「ママ」かもしれないし、
はたまた、「好きな人」かもしれないし。

でもまだこの時点でも
リップスティックは「背伸び」の範疇を逸脱しませんでした。


ここに変化が起きるのがラスサビです。


「背伸び」だったリップスティックは
大人になって見返した今、その時その時の感情を記した日記になっていたことに気づくんです。

この気づきからリップスティックは
「背伸び」ではなくなった。
だからこそ、
「今日の気分」で塗り変えられるようにもなったのではないかと。

え待って、秋元先生実は女?(?)


ただこの”ソニア”のいいところは
昔「憧れ」で「背伸び」だったリップスティックが
日常的なもの、当たり前に手に持つものになってしまってもなお、
昔のままの輝きを抱き続けていることだと思います。


「昔はあんなに憧れていたのに」と
現状に悲観的になってしまうことは正直少なくありません。

でも”ソニア”は違う。
彼女にとって、何年経とうが、大人になろうが、
リップスティックの持つ輝きは変わらない。
それが手に届くものになっても。

きっとそれは、幼い時既に
「消えてなくなりそうだから」と思えたからなのかな。



これは余談にはなりますが、
「僕」は「好きな人」であり、
「何度も恋をした」のは「僕」に対してで、
いろんな人に、というより一人の人に何度も恋に落ちた、
ってことなのかなあと勝手に思っています。

だって同じリップスティックというものに対して
何度でも魅力を発見できる”ソニア”なら
きっとそうだろうから。

まあこれはさすがに妄想の域になってしまいますが。




ここまでの文章を過去のソニアのライブ映像を見ながら書いていましたが、
やっぱりソニアは天井カメラが良い。
1番Aメロの歌い出し直前の天カメ(1stツアー)も好きだし
落ちサビ「映って”いたの”」の天カメ(1stアニラ)も良い、、、


この曲は、私が櫻坂46さんのことを
「キラキラアイドル」だと認識できた曲です。

1stツアーで純白の衣装を纏ってこの曲を披露したときの
光景が未だに忘れられなくて。
あのときから私の中で櫻坂46ってキラッキラのアイドルだし、
あのときから私はこの曲で白×白を振っています。(個人の自由)

だからもう、
BACKS LIVE!!で見られて本当によかった。
待ちわびてた。
特に3期生がこの曲に参加しているのが嬉しかったなあ。



ポジション的に難しいのは承知の上で、
それでもやっぱり、もっと披露されたらいいな、と思う一曲です。





P.S.
私はこの曲は彼女センターでこそ見たい。
その日がもう一度訪れるまで、私は待ち続けようと思います。
ああああああ今ちょうどアニラむごんちゅ「必ず帰ってくる」が流れてしまって完全に終わりましたほんとうにまってるからね

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