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ライブのメモ論~ツアー前半戦を終えて~

おはようございます、こんにちは、こんばんは

京橋でオール徒歩でみみぴくをやったら
気づいたら2時間歩きっぱなしでした

宿です。





櫻坂46 4th ARENA TOUR 2024
新・櫻前線 -Go on back?-

早いもので、もう半分を終えましたね。


このタイミングで感想noteを書いてしまいたい半面、
今…?という気もしてしまい
ずっと書きあぐねていたのですが、

最近、色々と試行錯誤している中で
改めて、自分の
『ライブのメモについて』
ちゃんとまとめておきたいなあと思いまして。


ただツアーの話がしたいのも事実なので、
ツアーの内容、感想も小出しにしつつ、
『メモ論』とでも言いましょうか
私がどうやってライブについてメモを取っているか、
どんなことを普段書いているのか、
実際にどうメモしたかも挟みつつ
まとめてみようと思います。

なので
ツアーのネタバレ、あります。お気を付けください。



『メモ』のルーツ

まずはじめに断っておくのですが、
メモというのはあくまで
「終演後に書いているもの」であり、
ライブ中にメモを取ったことは一度もありません。


私がライブのメモを書き始めたのはいつかな~と
iPhoneのメモを見返してみたところ、
ルーツはなんとびっくり、7年も前でした。

当時はまだ坂道にはハマっていなかったため
他のアイドルさんではありますが、
当時からそこそこに細かくメモを取っていました。


メモを残す理由としてはやはり
「忘れたくない」が大きいのが事実です。

人間は忘れる生き物だし、
100%記憶するなんて到底無理な話ですが、

それでいいのか。
私がこれほどまでに熱を注いでいる人のライブを
「思い出」で終わらせていいのか。

せっかくならこの熱を、この瞬間を
少しでも自分の中の「財産」として残したい。

そういう思いから
気づけばライブに行くたびにびっしりメモを書くようになりました。

ただここで注意したいのは、
「覚えることが正義」ではないということです。

あくまで、私がどう向き合うかの問題であり
「私はこうしている」というだけであって、
「覚えられないことが悪い」ことは決してない。
「言葉に表せないもの」にもそれ相応の価値があると思っています。

なのでもちろん、
ここから先の内容を人に強要するつもりは微塵もありません。

へえ~そうやってるんだ~
くらいの気持ちで読んでもらえたらな~と思います◎






特殊性の描写

まず私がメモを書く時、
いや、ひいてはライブを見るときに気を付けているのは、

セットや演出まで
なるべく、できる限り事細かに覚える(書く)こと。


もちろん、セットリスト(そのライブでの曲順)は
そのライブの最も重要な”個性”であり、
そのライブ特有のものではあるのですが、
とりわけ、ツアーについては
「セットリストだけ」では曖昧さもあると思っていて。

今回の4thツアーは現時点で
毎公演セットリストが異なっていますが、
(福岡大阪ともにDay1, Day2で『静寂の暴力』⇄『マモリビト』)
(大阪で『真夏に何か起きるのかしら』追加)

とはいえベースは同じですし、
公演ごとにプレイリストを作ったとて
直結で記憶が思い出されるかと言われれば
正直、怪しいと思います。


そこで私は
「その公演ならではの特殊性」を残すために
セットや演出、見え方、角度もわかるよう記録しています。

セットや演出は、
公演一つ一つ、というよりは
『アニラ』『ツアー』『卒コン』というように
一括りにできる、その間ほとんど変わらないものについて。

ツアーなどの一貫性があるライブを複数回見る場合は
この日はこの辺から見えた、
この曲はここが見えた、などの
見え方まで書く。
↑これをするうえで「終演後の撮影OKタイム」が本当にありがたい、、

セットや演出は複数公演見る場合特に
初日のうちに書いておきたい部分ですね。
初日に書いておけばその後変化した場合にも気づけますし。
(後ほど詳しく書きます)


以下に福岡でのメモを抜粋して載せてみます。
着眼点が細かいというだけで
結構簡易的に書いてはいるので伝わらないかもしれないですが…
米印(※)で補足もしておきます。

演出メモの例)
・摩擦係数 メインとサブで野生理性
※この演出いいですよね。愛季ちゃんも加わって推しが全員野生なので願わくば一度アリーナA,Bで見たい…
・キュイイイン
※摩擦の終わり方のこと。セカンドツアーBAN/断絶っぽかった
・Cool 2Aほのてんかりん裏にいる→表にいく くるくる
※裏:SKZよりもメインステージ側 表:SKZよりも正面側
・承認欲求前 メイン戻ってきて赤照明
・LAST SONGぬるぬる流れてた
※今回のは結構わかりにくかった

見え方メモの例)
〇注釈付き指定席(視点:ステージ横)
・(承認欲求前赤照明)ほのちゃん後ろの方にいるから流れ弾じゃないな
※我ながら怖いほどの流れ弾への執念
・泣かせて Hold me tight! 夏鈴ちゃんに抱きつく愛季
※これマジであります。2番Aメロです。もしこの先横の方から見られる方いたら是非

〇指定席(アリーナ)
・コンビナートラスサビセンステでっぱりにほのきら→ひかてん
※最後4人目を合わせて笑っててかわいかった
・Cool ラスサビほのちゃんゼロズレ!!!
・ととんつま先見えねえ…!
※何歳の頃に戻りたいのか?1サビ「戻りたいか?」直後のつま先ととん。ここがめっちゃ好き。アリーナからは前の人の頭で足元まで見えなかった



自分でもたまに引くほど
細かいことを覚えていたりするので、
既にドン引きしている方もいるかもしれませんが、
どうかまだ読んでください。()







スナップショット

私がライブのパフォーマンスを記憶する、メモするときは、
その瞬間のスナップショットを脳内に撮り溜めるようなイメージでいます。

あるいは、
『ライブ』という一冊の本に栞をはさんでいくイメージ。


ここはセットや演出ほど細かく書く必要はないと思っています。
なぜなら、「パフォーマンスの感想」の方が
よほど感情的であり、『エピソード記憶』であるために
覚えていやすいから。

『エピソード記憶』はよく英単語暗記で聞くと思いますが、
1対1対応で覚えるより文章中で覚えた方が意味覚えられるよね~っていう
あれです。(雑)(一応参考のサイトを載せておきます↓)



ここは書き方みたいなものはあまりないので、
とりあえず、実際のメモを抜粋していきます。レッツゴー

メモ例)
〇福岡
・旋回中ラスサビヨロシクハート🫶
※大阪はたこ焼きポーズでしたかわいい。
・なんラブ 2Aあいしづみれたかわいい
※ぴょこぴょこするところ。かわいい。
・あいしづスーパーデフラワー
※承認欲求ロング間奏あいしづパート。ポップアップで出てきて腕をグルングルン回す振り付けがかっこいい。おもてなし会のしーちゃんソロダンスぽい。
・ほみたい(泣かせて Hold me tight!)ほのあいりパートラストチャチャッチャチャ手拍子かっこよ!!!
※言葉の銃弾”の中で”に合わせてクラップする振り付けが超好き。みんな見て。
・殺意さえ浮かぶほのちゃんめっちゃ笑顔 流れ弾みたい
※何歳の頃に戻りたいのか?Aメロ。歌番組ではキリッとした表情をしていた中でまさかの不敵な笑みにしびれた。

〇大阪
・マンホールの蓋の上 夏鈴ちゃんが抜かれた時「…?インナー…?いや照明…?気のせい…?」
※気のせいじゃなかった
・Don't cut in line! しーの途中のステップがすっごい軽快でかっこよかった 2サビとかだった気が
・静寂の暴力 ブレイク中の愛季の表情めちゃめちゃ綺麗
※最初開いていた目をふっと閉じるのがたまらなく美しかった。この日の「愛しても 忘れられる」の歌い方も切なくて苦しかった…



覚えていやすいからこそなるべく簡潔に書くのが肝であり、
同時に「早めに文章にすること」も重要だと思っています。
文字にするなり話すなり。

今回のメモは結構詳細が書いてあるほうですが、
たまに「ジレンマ 美青ちゃん」(BACKS LIVE!!メモより)とかしか書いていないこともあります。

大事なのは(どこからやり直すか?ではなく)(脱線)
結局、そこを見てどう思ったか
事実だけ書いていても
おそらくそれはそのライブを見た万人共通。
「自分の感想」にするためには「自分の感情」が必要になる。

その感情も最初は簡易的でいいと思います。
感動した~とか忘れられない~とか。

で、改めて文章にするタイミングがあれば、
というか、なるべく作りたいのでそういう機会で
もう少し、具体化してみる。
そうすれば、次に見るときの解像度も上がる。
一石二鳥なのであります。





準備

ツアーなどを複数公演見に行く場合、
演出やセットなどを早めにメモして脳内に落とし込むと
次のライブの「予習」ができます。

当たり前ながらに初日は困難ですし、
1日しか行かない、行けないとなると
あまり参考にはならないかもしれませんが、
複数回行くならそれなりの”収穫”を得られたら
嬉しいと思うんですよね。

いや、ライブに行ける時点で”収穫”ではあるから
”収穫できる作物の量を増やす”といいますか。何の話?


ところでみなさん、「選択的注意」という言葉をご存じでしょうか。
端的に言えば、
「特定のものに選択的に注意を向けること」です。(以下参照)


要するに、
どこを見たいか決めて行くんです。

ダンスプラクティスなり歌番組なり、
また前回見に行った公演なりを参考に、
「この曲はこの人を見たい」「この曲のこのフォーメーションを見たい」
といった感じで
「選択的注意を向ける対象」をつくっておくんです。

こうすると、
細かい部分の解像度が格段に上がります。
少なくとも体感だいぶ違う。

もちろん”選択的”なので
そこに注目すればまず間違いなく「見落とし」も発生するわけですが、
そもそも前段階における「見落とし」を拾う作業なので
表裏一体というか。致し方なしというか。
だからこそ複数公演行きたいわけで。

座席を踏まえて
誰が見えそうかな、何が見えるかなと予想しておくと
かなり見え方が違ってくると思います。


実際に前回公演から「選択的注意」の対象にしたものと
その結果のメモを載せてみます。

「選択的注意」の例)
〇摩擦係数をやるなら小林由依さんポジションには誰が入るか(ブレイクダンスもあり難易度が高めなため)
→愛季がこばポジあああああああ
※まさか推しだとは思わず発狂しているオタクの図
〇福岡初日は注釈でよく見えなかったので『何歳の頃に戻りたいのか?』のほのれなペアダンスを目に焼き付けたい
→キラッキラ照明の中で踊るほのれなで泣く俺
※文字の通り
〇福岡いくもどラスサビは泣きすぎてあまり見られなかったので大阪はちゃんと見る、特に愛季ちゃんのターン
→あれ花吹雪ない 愛季ちゃんターン綺麗 先の未来がいい愛季見てたかっこよかったなあ
※大阪城ホールはなぜかラスサビの花吹雪がなかった。会場の問題?
〇すたおば、福岡初日は天ちゃんと、二日目は夏鈴ちゃん一人 大阪は?
→夏鈴ちゃん、天ちゃんに「助けて」と言うかのように手を取る 抱きしめた後夏鈴ちゃんの涙をぬぐうような仕草をし背中を押してサークルに入れる天ちゃん(初日)
※ここだけでnoteにしたいくらい話したい箇所。福岡初日の天ちゃんとのペアダンスを見て「新章突入だ…!」と思ったら二日目で変えてきた(一人だった)のでめっちゃ注目した。福岡二日目も大阪初日もいくもどの天ちゃんとのペアダンスからめちゃくちゃ楽しそうに踊り始めたのでよかった。いくもど2サビ直前円に加わり肩を組む天さん、、、



ライブの話をしたすぎるあまり
「選択的注意」の話を私が忘れるところでした。

とにかく、
見たい箇所を決めるとより細かい発見に出会えるので
とってもおすすめです。

ただ、
ライブ中、用意してきた「選択的注意の対象」をすべて覚えていられるほど
冷静に見られるんですかと言われれば答えはNOですし、
「注目するぞ」ということにばかり気を取られるのも違うので
あくまでできる範囲、覚えている範囲です。






思いのほか長くなるのも
もはや恒例行事になってきました。

繰り返しになりますが、
「覚えること」が正義ではありません。

なぜだか割とライブに対する記憶力はある、
私なりのアプローチの仕方がこう、というだけです。

でも、もしこれを読んだ方が
「これちょっとやってみようかな!」とか
「それいいじゃん!」と思ってくれたなら嬉しいし、

例えば「選択的注意」なら
推しが違えばその対象も間違いなく変わってくるはず。

そうしていろんな視点からライブを見る人がいれば
感想戦がより一層楽しくなることは目に見えているわけで。

メモを取る時間はほしいけど、
同じだけ人とも話して感想を交換したい、と
いつも思っているものです。

なので
ライブ後にもっといろんな人とお話しできたらなあ~
なんてここに書いてみて
ライブ後のご飯に誘われるのを待ってみることにします。






長々と失礼しました。
また書きます。


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