凌駕

こんにちはこんばんは。
宿です。



先日、ZOZOマリンスタジアムにて行われた
『櫻坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』(以下、アニラ)に
参加してきました。



本当は二日間とも
全曲分感想を書いてしまいたいくらい
本当~~~に良いライブだったのですが、

そんなことしたら長すぎて途中で寝てしまうので、
さすがにやめておきます。


ということで今回は、
二日目に披露された『流れ弾』にだけフォーカスして
書いていこうかなと思います。

また流れ弾かよ、とお思いの皆さま
すみません。また流れ弾です。


とはいっても、
今回はそんなに長くならない予定です。

ツイート(ポスト)にするには長いしなあ、
って程度でここにまとめようとしているだけなので
多分すぐ終わります。
ご安心ください。フリではありません。



では早速、、、


多方向への展開

従来の流れ弾は、

・一つのステージのみでのパフォーマンス
・ちょっとだけ3方向目へと展開
例)サードツアー流れ弾では
 ・田村保乃さん(以下、保乃ちゃん)だけ花道に出てくる
 ・メインステージでの縦方向へのステージ移動(みいかりん)

という形で披露。

それこそサードツアーで初めて
「明確な演出の変化」が見られたくらい、
基本的にフォーマット通りに披露されてきた曲でした。

(ここまでの流れ弾はこちらの記事もよろしければご参照ください。長いです。)


それもそのはず、
そもそもフォーメーション移動が激しく、
展開しようにもしがたいんですよね。

ただ、
保乃ちゃんvsほかのメンバー
という対比構造が明確なら
展開できる可能性は秘めていたはず。

でもって、
実際にそれを実行に移したのが
アニラだったわけです。

アニラでは、
・アリーナ中央のサブステージ1
・サブステージ1から左右に伸びた先にあるサブステージ2,3
・花道最奥、メインステージから最も遠いサブステージ4
の4つのサブステージが用意されており(勝手にナンバリング)、
まず流れ弾はサブステージ4からスタートします。

で。
今回の「多方向」はただステージをたくさん使うってだけではなく、
メンバーたちが向く方向にも工夫が加えられていました。
その皮切りとなるのが”円形でのスタート”です。

保乃ちゃん以外のメンバーが円の形になり
外側を向いて始まった流れ弾は、
その後も360°あらゆる方向へと
フォーメーションがアレンジされていきます。
まずこれがめちゃくちゃかっこよかった。

その後、サブステージ4から1への移動、
サブステージ2,3に続く花道への広がりなど
視覚的な変化を多く織り交ぜてきたのが
新鮮でありながら何ら違和感がなく、
新たな流れ弾の面白さを見せつけてくれたなあという印象でした。


実際、保乃ちゃんに感想を問うてみたところ、
「私が動き回るのは新鮮だったから楽しかった」
とおっしゃっていました。
新しい挑戦を楽しめるのかっこいい。



物理的距離と精神的距離

前述の通り、流れ弾という楽曲は
保乃ちゃんとほかのメンバーが対峙する、というのが
曲のストーリーとしても、フォーメーションとしても
肝になる楽曲です。


そんな中、今回のステージングで興味深かったのは
「正面がなかった」こと。

円形外向きになったり、
花道にいるときはメンバーによって前後が違ったりと
決まった正面がなかった印象があります。

私が特に好きなのはラスサビでして。

『今宵もどっかしらで顔隠して』のところの保乃ちゃんは普段、
『今宵もどっかしらで』までは正面を、
『顔隠して』からはメンバーの方を向いて
メンバーを操るような振り付けを踊ります。

しかし今回、
保乃ちゃんはずっとサブステージ4の方を向き、
ほかのメンバーは全員メインステージの方を向く形で
このワンフレーズを踊っていました。

「正面」という決まった枠がないからこそ、
むしろ、保乃ちゃんと他のメンバーの対比構造が
はっきりと描かれていた印象があります。

セリフ前に保乃ちゃんだけ遅れて合流したり、
アウトロ後、保乃ちゃん以外が座って曲を終えたり。

1サビ終わり、サードツアー同様
保乃ちゃんだけ花道に出てきたので
また向かい合って操るのかな、と思いきや
興味なさそうに髪の毛をいじっていたのも印象的でした。

そんな「物理的距離」が隔たれた一方で、
今までで一番、

”保乃ちゃんと他のメンバーの精神的距離”

が近かったように感じます。



これに関しては正直直感です。

保乃ちゃんが楽しそうだったから。



元々、
保乃ちゃんがほかのメンバーを段々と飲み込むことで
”ひとつ”になる、というのが
流れ弾の定石だったわけですが、

今回の流れ弾は既に
「保乃ちゃんはみんなを引き連れる長」で、
メンバー全員がひとつの”群れ”になっているようでした。


冒頭に載せた、
長ったらしく流れ弾について語ったnoteの中で、
私はサードツアーの流れ弾を
「自我と狂気」と表現しましたが、
その延長線というんでしょうか。

流れ弾という楽曲、
メンバー、
空間全て、
「田村保乃という存在が凌駕していた」
そんな印象でした。


とにかく楽しそうだった。
見ていて「楽しい」と思う流れ弾は
何気に初めてだったかもしれない。


流れ弾クソ長noteを書いた時の私へ。
その”次”流れ弾を見た時、
私は「楽しい」と思いましたよ。







……ほら、短かったでしょう?()
まあ多少長くなったのはご愛嬌ということで。

やっぱりライブを見に行く面白さをくれるのは
流れ弾だな~、と再認識できました。
ありがとう流れ弾。ありがとう保乃ちゃん。


今度こそ円盤化されることを信じて。
頼むよ。


それでは。

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