宿木雪樹

ハーブティとフレーバーティが大好き。お仕事は取材と執筆、編集。ここではジャンルを問わずその時々で出会ったものについて、書きたくなったものを書き、描きたくなったものを描きます。

きょうよさようなら

音が多い音楽は安心するね。
終電の汗と節操のない話を緩和する。

疲れきった体に、狭い喉からビールを流し込んで、今日を良い日にするか、悪い日にするかは自分次第。

ときどき、全部夢みたいだ。
いまだに12歳から人生をやり直したい。

でも、もう二度と出会えないかもしれない人がいる。
あの音楽に感動できないかもしれない。
あの痛みを知っていて、また刺す自信がない。

それを考えて思いとどまる。

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今くださった「スキ」に、私がニヤニヤしましたよ……。
3

しあわせになることを

まちがえて生きている。
正しさは、振り返らなければわからないから。

きっと、誰かに呪われている。
私もあなたを、時々疎ましく思っているよ。

でも許している。
信じなければ、先に進めない。

***

ゆりかもめの通る海辺の街は、空が落としたブロックのようにビルが並んでいた。
夜、息を潜めた照明だけが働いている。

誰もいないから、私の中で誰でもなくなった人を思い出した。
何歩進んでも目的地にた

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今くださった「スキ」に、私がニヤニヤしましたよ……。
8

体の声

子宮がん検診で精密検査が必要になったのは、今年が明けてすぐのことだった。

体の中で何が起きているのか、何も知らない。
周囲では時間、情報、人がごうごうと流れ、うごめいているのに、我が身の内なる変化を見ることはできない。

私の体は、いつか終わる。
当たり前のことなのに、そう考えたのは検査結果を見た時だった。

***

今春、機会があり、合唱に参加した。
合唱は、たくさんの、たくさんの声がひとつ

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ようやく日常が戻ってきたよ

拝啓 くまちゃん

あっという間に3月になっちゃった。2月は短いね。本当に短い。

私は骨折した足を引きずりながらも、取材したり書いたりしている日々。

自分が媒介(透明のぶよぶよした何かのイメージ)になって、誰かの人生や考えをトプンと飲み込んでは、言葉にして吐き出して、というのをゆーっくり、ずーっとやっていたら1ヵ月過ぎちゃった。

そんな感じだった……。

福岡が夜まで明るい話、「うわあ、全然

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フレーバーティーという趣味をつくりました

こんにちは、宿木です。

「趣味をつくる」という感覚を、つい最近まで自覚していませんでした。というのも、私にとって趣味というものは自然発生するもので、無意識に熱くなるものだったから。

最近、私はフレーバーティーやハーブティーのことを、SNSでよく話します。茶葉やカップの写真もよく撮るようになりました。意識してそれをやっているし、淡々と目標達成に向けて楽しんでいるという、そういうものです。

少し

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