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葛西臨海水族園が再開

おそらく10年ぶり以上お久しぶりの葛西臨海水族園。非常事態宣言解除後の入場解禁で、連れ合いが上野動物園と葛西臨海水族園に申し込み。どちらも現状は予約制。残念ながら上野動物園は落選、葛西臨海水族園だけが当選。西葛西は新婚当時に住んだ街で、子育ての場所でもあった思い出の地。当時は毎週のように親子連れできたものだった。
 鈴木俊一都政時代の箱物で、その建造物も贅を凝らした美しいフォルム。ガラス棟の威容、入口池と海面のレベルの同期、間接照明の展示など、斬新なことこの上なかった。大型マグロが回遊する水槽の前では、自然の持つ神秘性の前に、哲学的な思想に耽ける気分になったものだった。タカアシガニの立派さ、悠然と泳ぐ鮫たち、異星から訪れたようなダイオウグソクムシ、とぼけた表情のコブダイやナポレオンフィッシュ、艶やかなイソギンチャクたち、規律正しく行動するペンギンの群れ。そして魚をたっぷり観た後では、出口にある海鮮食堂。売店には食用魚や珍魚たちのぬいぐるみが勢揃い。一時期はマグロの大量死が心配されたが、今は見事に復活。何から何まで、30年前と変わらず健在。とっても元気を貰えた。
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/

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