春日部駅の構内には立ち喰いラーメンがあると聞いた。これは我孫子駅「唐揚げそば」と並ぶ珍百景だ。休日なので小旅行がてら春日部駅へ。春日部駅の東武野田線ホームの柏寄りに人だかり。ここが立ち喰いラーメンの聖地「東武ラーメン」だ。お店の半分がラーメン提供の窓口であり、イートスペースである。自販機で券を買ってから、ずっと満席で行列の大人気。

　券売機ではラーメン、ワンタン麺、チャーシュー麺とノーマルな中華麺が主力で並ぶ。その中で「天玉ラーメン」@800という立ち喰いラーメンと立ち喰い蕎麦の中間のようなメニューがあったので、怖いもの見たさで選択。出てきた「天玉ラーメン」はメンマやチャーシューが乗ったラーメンに、かき揚げがデンと乗っている。卵は生卵を想像していたら、実際にはゆで卵だった。ラーメンは醤油味のシンプルなタイプで、安心して食べられる美味しさ。肝心のかき揚げはスープに沈めてシナシナにして食べてみる。かき揚げを食べている時だけ「立ち喰い蕎麦」気分になっている自分が可笑しい。意外にも結構なお腹いっぱいになったボリューム感。大満足の一杯であった。

　帰りは初めて東武野田線に乗って大宮駅へ。行きは自宅のある荒川区から北千住経由で来たが、大宮駅ルートも所要時間は変わらなかった。「東武ラーメン」のおかげで楽しい休日を過ごすことができた。ご馳走さまでした。

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