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マルコ伝第10章17〜31節「なお一つを欠く」

6月19日の尾久キリスト教会における高橋武夫先生の説教。題材はマルコ伝第10章17〜31節。テーマは「なお一つを欠く」。今日は後半に自分の感想を述べてみたい。

 イエスのところに走り寄った人が、永遠の命を得るための教えを乞うた。それに対してイエスは十戒の一部を解いた。走り寄った人は「そのようなことは子供の頃から守っております」と答えた。イエスは「あなたに足りないことが一つある。あなたの財産の全てを売り払って、貧しい者たちに施しなさい」と。その者は悲しげに項垂れて去った行った。この体験をイエスは弟子たちに「財産のある者が神に国に入ることは、駱駝🐪が針の穴を通るより難しい」と語った。

 この日のテーマで論議の対象となるのは、どこまで喜捨するのか?という点。まさか着る物まで売り払って素っ裸で歩けと言うのか? そうでないなら自身の財産の何割までを喜捨すれば良いのか? 自分が学生時代だったら、上記のように懐疑を呈したであろう。しかし齢を重ねた今なら思う。これは心がけなのだ。話しが脱線するが、笹川良一氏はかつてのA級戦犯でもあり、日本船舶振興会を立ち上げた人でもある。自分の見方は1️⃣右翼2️⃣大金持ち3️⃣政財界の黒幕4️⃣ギャンブルの元締め、であった。間違ってはいないが、亡くなった際に遺産はほとんど残されていなかったそうだ。ゴマフアザラシ「ていちゃん」がボートレース振興会CMで社会貢献の実績を訴えているのを、胡散臭い思いで観ていた。しかし笹川良一氏は私財がなくなるほどに寄付していたそうだ。だからボートレース振興会のCMは真実なのである。もしかしたら笹川良一氏こそはイエスの教えを満たしている方なのかもしれない。

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