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子猫爆誕③

今日は、とても嬉しいことがあったので、メイン記事にしました!

庭の雑草が気になり始めたので、庭で遊んでいる子猫ちゃん達に気を付けながら、雑草を抜く作業をしました。

ガーデニング用のフィールドカートに座りながら、遠くから草を抜き始め、慣れてもらいながら、徐々に猫ちゃん達の仮住まいまで近づいていく作戦をたて、嫌がるようなら諦めようと思っていたのです。

うちの庭は、車の駐車スペースの後ろに愛犬たちのドッグランのためにフェンスが設けてありますが、ドッグランとして使用していない時はフェンスの入り口を開けてあるので、出入りは自由になってます。

私が近付いていくと、遊んでいた子猫たちは我に返り、一目散に室外機の下の、お母さん猫の方に戻っていきましたが、一人だけ(茶子と呼んでる、茶トラっぽい子)だけは、警戒しながらも、じっと私の方を見ています。

茶子までの距離、約2メートル。
まともに姿を見せてここまで近付くのは初めてなので、ドキドキしてしまいましたが、耳もしっかり立ちあがりつつあり、すっくと立った姿は、なかなかに凛々しい。

私は目を合わせないようにして、草を抜いては少し進む、を繰り返して、外周の草抜きをほぼ終えようとした頃、なんと、私のすぐ左脇に茶子が来て、私の手元を、まるで「何してるの?」と言わんばかりに覗いているのです!

思わずあげかけた声をグっとこらえ、何事もなかったかのように草抜きを続けていると、ヨチヨチ歩きながら、私の手元まで近付いてきました!
あらん限りの自制心を全開フルスロットルして、何とか触ろうとする手を抑え込むことに成功しましたが、かなりギリギリでした。

知らない人が見たら、ニヤニヤ地面を見つめて固まってる姿に、恐怖すら感じたかも知れませんが、この時ばかりとじっくり観察。

ほー、やはり顔の大きさに対して目が大きい、なるほど、これがキドゥンブルーとかいう色なのか、おっ、こんなところにちょっとだけ黒い毛が混じってる・・・。

などと一人で感心していると、いつの間にか、お母さんの黒白さんまで近くに来ていらっしゃるではないですか!
さては、茶子が何かされないか心配になったのですね?

そのまま黒白さんは私の右手に近づき、しきりに臭いを嗅いでるご様子。
もしかしたら愛犬のご飯の臭いがついてるかも。

どうしたらいいものか、わからなかったのですが、屈めた腰がそろそろ限界だったので、ゆっくりカートの上で体を起こすと、何を思ったか、黒白さんが膝の上に、それこそ唐突にピョンと飛び乗ってきたのです!

思わずひっくり返りそうになりましたが、ここで取り乱しては、それこそ一巻の終わり、瞬間的に幽体離脱して、難を逃れます。

気を落ち着けて肉体に戻った頃には、黒白さんはどこかくつろいだご様子で、膝の上にふせちゃいました。
そこで、おそるおそる手を背中に伸ばしましたが、なんとも落ち着いたもので、全然普通に撫でさせてくれまして、そのまま10分ほど、撫でながらいろいろ話し掛けておりました。

いつの間にか、茶子は私の後ろで他の子たちとの遊びを再開しており、みんなでくんずほぐれつしておりましたが、この瞬間、なんと至福の時間なんでしょう!

黒白さんはじめ、茶子や白美、小白、小虎、雉子まで、こちらの気持ちが少しは伝わってたんですかねぇ。
さすがに、一ヶ月くらいでそんな調子のいいことがあるはずもないですかね・・・。

いずれにしても、とても幸せな30分でした。
出掛ける用事もあったので、名残惜しそうにしている黒白さんを抱き下ろし、ゆっくり庭から戻りました。

夢から覚めた感じで部屋に戻って気付いたのですが、服にたくさん黒白さんの毛がついておりました。
夢ではなかったようでした!

今日は、少し心を通わせることができましたが、これに慢心することなく、また仲良くさせてもらえたらいいな、と切に願う、八神なのです。

それでは、今夜はこの辺りで。
じゃわっとさんばばん!



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