見出し画像

第2期Σリーグの振り返り

皆が思い出語りをしているのを見て、私も何か書きたくなったのでここに記そうと思う。
文章力は皆無と言っていいし、あくまでも自分語りの日記帳に過ぎない点もご留意願いたい。

今期私が所属したPleiadesは最終順位【準優勝】という結果で第2期Σリーグは幕を閉じた。
この結果に関しては、正直悔しいがあそこでああしていればというものも特にはないので素直に受けれざるを得ないわけだが、それが余計に悔しかったりもする。
そんなこんなの振り返りのはじまりはじまり。

はじめに

このリーグがΣリーグと名を改めるまでの期間を含めると通算5期連続で出場しているが、前期までの4期間はすべてAPBに所属しており、今期5期目にして初めて違うチームへの所属となった。
複雑な気持ちもありながら新鮮な気持ちで新シーズンを迎える事ができた。
リーダーの中神プロとジョコラーさんとは、チームは違えど今までに交流があったので全くの新天地という雰囲気でもなくすんなりと溶け込むことができたが、難しい事もいくつかあった。
このチームに所属するにあたり自分に求められている役割とはなんなのか。
と思い悩みながら手探り状態でリーグ戦は開幕する。

新天地にて

先ずは、このチームに所属出来て本当に良かったと思う。
正直なところ、今まで世話になっていたチームが今期限りで解散となると聞かされていたので古巣の最期に立ち会えないという心残りがないことはない。
しかし、もしももう1シーズン同じこのチームでΣリーグに参加したいですか?と聞かれたら即決でYESと答える、空中でポンくらいノータイムで鉄。
それも優勝できなかったので叶わぬ夢ではあるけれど。
小学生並の感想しか思いつかない貧困ボキャブラリーではあるが、チームの雰囲気はとても良く、後述するが時間帯が合わせづらい中でも牌譜検討や勉強会が活発に行われていた。
これはAPB時代にはなかった風景だったのでとても新鮮だったし自身の成長を促すこともできたので非常にありがたかった。

特にガミジョコの影響は最近の私の打ち筋へ如実に表れている。
ジョコラーさんの麻雀は所謂王道で、現代麻雀の権化と言っていい。
形に異常に強くて、計算も早い、押し引きのラインも正確、基本となるベースの部分が尋常ではないほどに強固で、それでいて恐ろしい精度かつ速度でそれらをこなしている。
それこそ麻雀AIなのではないかと見紛うほどに。

自分ではそれなりに基礎知識も勉強してきたつもりではあったし、もっと深い部分の研究や勉強をしたさがあり過去にも武則プロに「色々考えすぎている」みたいなアドバイスをもらったこともあったが、武則プロみたいに色んな物が見えている高度な麻雀打ちなりたいと高望みしていた部分があった。
しかしながら、土台がしっかりしていないのに高望みするとは愚の骨頂。
改めてウマぶり偏重型だった私は基礎固めの重要性を再認識し復習と練習をすることとした。

シーズン中の麻雀の取り組み

復習や練習を始めると、意外とふんわり認識していたことや間違っていたこと、重要視していなかったが結構大事な部分だったなど色々でてきた。
サブ垢でこそ練してきた結果がこれ

Σルールを意識しつつ、ド終盤は「さくせん:ポイントを大事に」に切り替える意識で練習してきた。トップ率が高く出たのは成果があった証拠と思える。
ちなみに私のリーグ累計トップ率は37.5%です!ドヤッ
(※レギュラーシーズンのみ計算、56戦中21トップ)
なおラス率も30%を超えている点については棚に上げてそのまま降ろさないでおく。

打数が少ないぞ!チームメイトを見習え!などという声が聞こえなくもないが、年間で段位戦を10半荘も打たなかった事を考えるとすごい成長だと思ってほしい。
そもそも段位戦というゲームが好きではない。
しかし、リーグ戦のための練習だと思うとすんなり予約ボタンを押すことができた。
色々試行錯誤したかったのでポイントを減らすのが嫌だったのと、こそ練してるのがバレたくないみたいな見栄があったのでずっとサブ垢でこっそりひっそりとやっていた。特に後者の側面が強い。
要するにできていない事に挑戦して失敗しているのを見られたくない。
可愛い顔してあの子、わりとやるもんだねと言われ続けた方が生きるの楽しすぎるという具合だ。

そんなこんなしていると、「打ち方が結構変わった」とか「強くなった」とか言ってもらえるようになったし実際にNAGA解析の数値も良好になった。
リーグ戦では基礎固めをやり直した部分と今までのウマぶり麻雀を上手くハイブリッドして打つようにしていたつもりだが結果はレギュラーシーズン微プラで終了。
個人的には内容はそんなに悪くないなという感触ではあった(※致命的な見落としや見間違いや勘違いをすることは稀によくある)が、もっとチームに貢献したかったという思いもある。
麻雀の自己成長という側面でもとても有意義なシーズンの過ごし方だった。

幕間

改めて麻雀感を見直すいい機会でもあったし、チームメンバーともとても楽しくやれた良いシーズンではあったものの、思い悩んでいたこともそれなりにある。
特に自身の立ち位置については非常に難しかった。
私はチームのエースたりえない。上には上がいることも知っている。
かといって育成枠ではない。配信者としても数字を持ってるわけでもない。
非常に中途半端で扱いづらい。
良い言い方をすればオールラウンダーだが、ただの器用貧乏と言える。
そんな自分にできることはあるのだろうかと考えた末に出た結論としてはチームのバランサーとなる事だった。
チームとして団体として動く限り、それが明確ではなかったり可変的であったとしても、各員に役割が存在すると思っている。
自分の特性を活かすならばそのバランスを保つという立ち位置が一番しっくりくる。
その中でいろいろ悩んでいた部分についても書き綴ろうと思う。

おやがの苦悩:その壱

先ずは、JK(※ジョコラーではない方)との関わり方である。
はっきり言おう、私は子供の相手が非常に苦手である。
どのように関わっていいのか難解すぎて頭を悩ませた。
何度かガツンと説教かましてやろうかと思ったこともあったが、リーグ外部の知人に「そんなソフト老害みたいなことはやめなさい」と忠告されたので大人しく見守る事とした。
これは私の悪癖なのだが、所々京風出汁がにじみ出ており本人には伝わっていないながら、中神プロには伝わってしまい逆に気を遣わせたのは申し訳ないと思っている。
私ももっと大人にならなければならない。

麻雀に関しては非常に達者でやる気もあり、たまに感情が制御できていないのではなかろうかと感じるところがありつつも、皆も記憶に新しいであろうファイナルのオーラス河底での差し込みチャレンジなどのスーパープレイを見せてくれた。
これがJK(※ジョコラーではない)かと思うと末恐ろしい。
大敗を喫して大泣きしながら楽屋へ戻ってきた時、この子はこんなに真剣にこのリーグ戦に挑んでくれていたのだと感じて嬉しかったりもした。
少し誤解していた側面もあったので反省。
基本的にはとても明るいのでチームのムードメーカー的な存在として、好きにやってもらうことでチームの雰囲気を作り、こちら側で合わせつつも行き過ぎたと感じたらブレーキ(ツッコミ)をかけるという方法で今期を過ごしたがそれで良かったと思う。
上手くやれた。

おやがの苦悩:その弐

次は育成枠との関わり方だ。
過去所属していたAPBでは育成枠に対する育成方針などは無く、それぞれが思い立った時や対局終わりに少し質問や検討をする程度(※主に私が武則プロに色々聞きまくっていたが)だったし、自分が楽しいと思える麻雀をやってもらうことに重きを置いていた。
そもそも本人が教えてほしいと言っていないのに、「牌譜出せ」とか「もっとこうすべき」とか「段位打て」とかあまり言いたくない。
言われる側も楽しくない事をやるのはストレスだろうし誰も得しない。
なので今後Σリーグに育成枠として参加して上達したいと思う人は、チームメンバーにどんどん自分から質問していくことをお勧めする。
押し付けになってしまうとよくないので、勉強しましょうと持ちかけづらいのである。
特に麻雀オタクたちは、学びたいという欲を全面に出せば惜しみなく自身の知識を披露してくれるだろう。

その点、比木丹いと氏はなにも言わなくてもずっと段位戦を打ってるので初期段階でどの程度の習熟度なのか、どういった悪癖があるのかなどのデータは直ぐに取れたし、かなりの高頻度で牌譜部屋に牌譜が投げられていた。
逆にたまには実戦を減らしてもう少し座学の時間を取ってはいかがかと言いたくなるくらいにはずっと打ってたし、今も打っている。
この熱意には報いなければならないと思ったが、チーム内にガミジョコが居る。
この2人の言う事をしっかり聞いていれば間違いないことは私自身が一番よく知っているし身に染みて感じている。
私が余計な事を言うと混乱を招くだけなので、基本的には2人の動向を見てから少しだけ口を挟むようにしていた。
例えば、朝一に張り出された牌譜が昼を過ぎても誰もリアクションしてなかったら時間があるときは代わりにチェックしたり、2人がチェックし終わった後に追記でこれは言っといたほうがいいなと思うことがあれば少し付け足す程度だ。
人が人に教えているのを横で聞いているだけでも物凄く勉強になる事が多いので自分にも役立った。
後は裏で2人にそろそろこの辺のことも言ってもいいのでは?とか悪い癖を発見したら報告したりしていた、まぁ言うまでもなく既に気付いていることがほとんどであったが。
2人とも人間なので(※ジョコラーさんはギリギリ麻雀AIの可能性が微レ存)間違ったり見落としたりすることも0ではないだろうしダブルチェック係も大事。
これもそれなりに上手くやれたと思う。

おやがの苦悩:その参

そして、既に配信等でも触れていたが生活リズム問題があった。
いとだぅは朝型、ガミジョコは夜型、私は社畜型なのでリズムが合わない。
私は不定休なのでこの曜日が絶対にいけると確約できない部分もあり登板や配信スケジュールなどで色々迷惑をかけたことだろう。
また、朝型2人は2戦目に登板させるのはリスクが伴うという点もあった。
つまりは登板スケジュールが読まれやすい。
特にいとさんは毎朝5時30分から配信しているので2戦目の時間になると霊圧が消えがちで配信中に寝ぼけてたこともあったし、自枠の段位戦配信で寝落ちツモ切りになってるシーンを目撃したこともある。
寝落ちしそうな時間に段位戦の予約を押すのやめてくれると嬉しい。
自分のポイントを溶かすだけならまだしも同卓者に迷惑をかけている点はご留意願いたいところ。
麻雀は1人でやってるのではないという事を努々忘るることなかれ。
そんなお小言老害ムーブはさておき、リーグ戦よりも普段の生活を大事にするのは仕方ないというか当たり前なので、自分の生活リズムを崩してまで無理する必要はない。私の配信枠の時に居眠りしてもらう分には全然構わない。
各々が忙しい中で時間を見繕っては検討や勉強会に勤しんでいたのは、偏にいとさんの熱意からくるものだっただろう。
そして、しっかりと雀聖タッチまで至ったのは素直に称賛する。
この点に関しては私はなにもしていない。
日時を上手く調整したり、牌譜部屋に検討項目を置いておいて各々が空き時間で確認するなどの方法で上手く解決できた。

別件ではあるが、諸事情によりファイナルの登板数にズレが生じた。
当初は均等に出場する予定であったが不可抗力により困難となり最善は何かと考えた。
残り4試合で出場回数が私が0でガミジョコが1ずつ、ただ4節目に中神プロが登板できない。
中神プロのチームなので中神プロには2回は登板してほしい。
チームエースとして最後はジョコラーさんに締めてほしい。
そんな個人的な思いもあり私の登板数を1回にしてジョコラーさんを多く起用するということで落ち着いた。
4節に連投するという手段もあったが、連投は個人的に嫌だった。
大事な局面で少しでもパフォーマンスを落としたくないからだ。
最悪の事態も想定して
じょこ:3、がみ:2、やが:1の予定が
じょこ:3、がみ:1、やが:2になってしまうかもしれないのは良いが
じょこ:2、がみ:2、やが:2が
じょこ:2、がみ:1、やが:3になってしまうと微妙ではなかろうか
代打オレになったとしても大丈夫な布陣になるように保険をかけておくという側面もあった。
結果的にはこれで良かったし最も勝率を高くするための布陣だったと今でも思う。
ライバルチームななないのメカZさんが振り返り配信で「やがすりさんが出てくる方が嫌だった」と言ってくれたのは気分が良かったが、制約がある中での最善策はこうであるはずだ。
まったくリップサービスがお上手なことで。
で、欲しいものリストはどこですかな?

まとめ

と、とやかく色々綴ってみたものの恐らくどのチームに属してもそれなりには経験している悩みだったりもするのでPleiadesだったから特別に苦悩したというわけではない。
総括すれば、最後の最後まで条件が残った恵まれた状況だったしやり切った感触はある。
古巣への心残りとジョコすり京平でチームを組める高揚感とが同席しており複雑な感情だった第2期のドラフト終わりではあったが、古巣を離れてこそ経験できること、新鮮な気持ちで参加できたこと、麻雀感を見直すいい機会になったこと、改めてPleiades所属で良かったと今はそう思える。
結局何が言いたかったというと、がーみー、私を仲間に入れてくれてありがとう。
まったく!!!!いいチームだった!!!! どんっ!!!!

第2期は終了してしまったが、Σリーグはこれからも続いていくだろう。
来期については、まだ未定。
やり切った感もあるけれど、リーダーを除いての連続出場記録は私とエンデさんの2人だけになってしまったし途絶えさせたくない気持ちもある。
かといって、次も呼ばれる保証はどこにもないどころか可能性は今までで一番低い気がするし、潔く勇退というていにするのもありかもしれない。
結局やっぱりリーグ戦やりたいとなる可能性もある、レギュラーシーズン通算成績がもう少しで+500に、あわや歴代首位を狙える位置にはいるのでそれを狙ってみるのも面白そうだ。
来期のリーダーは誰がやるのかは全く知らないし、何の情報も持っていない。
近々公式の方から色々な発表があるだろうし続報を待って今後の身の振り方を考えるとしよう。
長々とお目汚し失礼、この辺りで幕引きとする。

第2期Σリーグ
Pleiades所属
矢絣京(やがすりきょう)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?