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"不安"の正体と対処法について私なりに考えてみる【個人的考察】

突然”不安”という黒っぽいモンスターが襲ってくることがあります。
彼らが私の元を訪問する時は、いつだって不定期。
せめて1ヶ月くらい前から「こちら”不安”と申します。後ほどお伺いしますね!」くらいのアポイントをとってほしいものです。(そんなことできたら苦労しないですね)

さて、そんな”不安”について、私が思っていることや、日々意識していることを簡単にお話します。

■”不安”の正体

”不安”
何かが気がかりで、落ち着かない(安らぎが得られない)心の状態。

一般的にはこのように説明されることが多いと思います。辞書の定義などをチェックしても、このような言い回しでなんとなく漠然としています。
そんな漠然としたものが、世の中には溢れていると思います。

事例を挙げるとすると、

・家の鍵を締めてきたか心配。もし空き巣が入ったらどうしよう?
・明日のテストで赤点をとってしまうのではないだろうか?
・このまま仕事がうまくいかなかったらどうしよう?
・彼女から連絡が来ない。もし浮気していたらどうしよう?
・以前これで失敗した。同じ失敗を繰り返してしまいそうだ。

私が思うに、”不安”の正体は、
「思考が他所あるいは未来へ旅立ってしまい、さらに迷子になっている状態」
だと思っています。
前述の事例はいずれも
”「ここで」「今」起こっている事柄”
ではなく、
”「他所で」「この先」起こるかもしれない事柄”
です。

もちろん、前述のように想定しているケースがあり得るかもしれませんが、それは”今実際に目の前で起こっている訳ではない”のです。
あくまで、”起こるかもしれない”という”想定”です。

■”不安”に縛られてしまった時の弊害

不安を抱くことは、人間誰しもあり得ることで、ごくごく自然なことと言えます。ですが、それに縛られてしまうことでの弊害がメンタル面や体調の不調を引き起こすこともあります。

・不安になる→夜眠れない→睡眠不足で体調を崩す→活力が低下する
・不安になる→それ以外のことが考えられない→頭がパニックになる
などなど

不安を抱くことよりも、それに意識を縛られることが、弊害を生んでしまうのではないでしょうか?前述で、「思考が他所あるいは未来へ旅立ってしまい、さらに迷子になっている状態」と表現しました。「迷子」は簡単に見つかりません。それが「意識を縛られている状態」なのだと思います。

■”不安”を乗り越えるためのコツ

”不安”を乗り越えるためには、”今に意識を向けるトレーニング”が必要でした。私の場合、それが”マインドフルネス”でした。

【マインドフルネス】
自分の気持ちを“今、この瞬間”に意図的に向けて、現実をあるがままに知覚すること、あるいはそうした心の状態を体得するためのトレーニングを指す言葉

不安を感じ出したら、今の感覚に意識を向ける。

今に意識を向けることを”意識する”。

そういったトレーニングを繰り返すことで、不安に縛られることから抜け出せるのではないかなと思います。
実際に私は、不安に思う時があっても、それに縛られる時間が短くなったように感じています。(以前投稿した記事と繋がりましたね)

■不安は決して悪いことではないがバランスは大事。

どことなく「不安=悪者」というイメージがあるのではないでしょうか?しかし、物事に対して、なにかしら不安を抱くことは、決して悪いことではない。と私は考えます。

不安を感じるということは、それだけ未来に対する様々なケースを想定できる力があるのだと考えます。仮に不安に感じていたケースに直面したとしても、それなりに対応できる術を知っている証なのではないかと思います。

ただし、あまりにも”想定しすぎること”は、自分自身に疲弊が生じさせるトリガーになります。

備えあれば憂いなし

という故事成語がありますが、その通りだと思います。何も備えずに急な自体に直面した時、スムーズに乗り越えられないことは多いです。しかしながら、

備えすぎると憂うこともある

ということも感じます。備えるボリュームとバランスが大切なのだと思います。

このことは、しっかりと意識していきたいと思います。

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