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【長島 純郎】2019.6.9 IRONMAN 70.3 Cairns

久しぶりケアンズ!
こじんまりとした街で、僕が好きな、ケアンズ。
チームメイトで遠征パートナーの福田が昨年でた70.3に今年も走るというので今回は僕もチャレンジだ。
70.3は2回目である。2016年3月に台東(台湾)大会に出たことがある(初IM70.3 05:09:26 cat17位)。
トライアスロンから自転車に入ったので、多少経験がある(読谷、立川、石垣*3 、珠洲、日和佐......台東70.3、木更津)。ほとんど10年以上も前だが...

目標はベストを尽くし、可能なら台湾の記録を更新することである。

▼リザルト

▼準備
ランは秋から定期的に走ってきた(月平均35km)が、スイムはTour de Bintan終了後の4月から計10回ほど市民プールに通って、伏し浮きからやり直して...非常に不安があった(おそらく総距離3000m)。
レース直前の練習でようやく止まらず1000m泳げたし、どうにかなると思った。
自転車は以前乗っていたロードにTTバーをつけて友人にホイールを借りて準備した。

◆前日
天気は曇りと晴れと雨といった感じで強風が吹き荒れている。
脚は重く、腰はぎっくり腰気味だ。。。タイ式マッサージを受けたので回復を祈るのみ。

バイクチェックインと試泳を兼ねて、CairnsからPalmCoveの30kmほどを自走で向かう。昨日は動いていたパワーメーターが反応しないのが泣ける。買ってから約8年....買い替え時かな。
スイム会場となるPalmCoveは、波が荒くうねっていた。ここで泳ぐのかと思うと憂鬱になる。
実際海に飛び込んでみると、波に揉まれプールのようには泳げない。明日はどうなることやら。

(写真:前日の試泳で苦戦した海)
◆当日
3時に起床、4時出発でPalm Cove へのシャトルバスに乗る。脚と腰はだいぶ回復していた。
好天だ!
波は昨日よりは穏やかだが風が強く波は高い。しかし空は青く、心もまた晴れやかになる。

I

Swim 1.9km 00:40:46 エイジ50位

(写真:スイムアップ後でバテてる)
砂浜を駆け、波に飛び込む。
コースは波に逆らい数百メートル先のブイから横に長方形っぽく回って、砂浜のゴールに戻ってくるレイアウトだ。
波に翻弄されながら最初のブイを曲がり、流れに逆らうように浜と平行に右(北)に泳ぐ。腕が重く進まない。落ち着いてどうにか折り返した。
ここで福田さんに抜かれたらしい。
後半(南へ)は流れに乗り...とおもったら意外と進まなかった。身体も前半よりも楽になるも、ケツと背筋が張る感じ。
最後のブイを曲がり浜に帰る時は波に乗っけてもらいススーっと帰れた。
どこかで福田さんを抜いたらしい。

T1(Swim→Bike) 00:06:26
浜からゆっくりジョグしてトイレに駆け込む。靴下履くのに苦戦する。
トイレの間にまた福田さんに抜かれたらしい。

Bike 02:42:34 (含+5min )cat19位

(写真:バイクスタート直後でバイザー調整中)
声援に囲まれてスタートする。
ロードよりも圧倒的に観客も多く、雰囲気も明るい。声援が追い風となる。

コースはメインのCaptain Cook HWYを南下し30km弱時点で折り返して北上、Cairns に約60km戻る。
風は北から強く吹き、ヤシの葉がなびいていた。路面はガタガタだ。
折り返しまでは追い風なので踏まないように淡々と走る。
この辺りの選手だとただ追い抜くのみ。パワー計が機能していないので、頼りない脚の感覚と心拍数に気をつけながら海沿いのアップダウンを駆け抜けた。
折り返すと、向かい風だ。路面の悪さもあり。思った以上に進まないので辛かった。50km付近で左臀部がかなり張り、痛み出す。余裕がなくなってきた。TTポジションでの練習不足...
残り15キロくらいで集団に追いつかれ、心が切れそうになりながら気持ちを入れ直して粘ったら(粘り!あかん!)、後ろからバイクが来て、集団丸ごとペナルティ取られた。当たり前か。
その後は淡々と。バイクゴールの手前にペナルティボックスがあるのを見落とし、降車エリアで気づき歩いて折り返し、申請して5分お休み。経過後テクテク歩いてゴールを割り、T2へ。なんだかんだで7分以上ロスした。

(写真:バイクゴール近く ランに向け少しリラックス)
T2 (Bike→Run) 00:03:31
バイクをかけて帽子を被り軽く捕食を取ってから走り出した。

RUN 01:55:28

(写真:ラン序盤 まだ元気)
JUNRO Go!
観客から声援が飛び、それが僕の背中を押してくれる。前半飛ばしすぎないように、と思いながら流れに乗る。
レース後見直したら飛ばしすぎ。

2キロ過ぎくらいから右腿が釣り始め、ガックンとペースダウンした。実に辛い。
ケアンズの観光の中心地と、ホテルが連なる海岸線沿いのエスプラネード公園沿いを走る10.5kmの2周回。途切れることのない応援が最後の、だけど一番しんどいランパートを走るものの力になる。
太鼓が響き、手だけもーやー(カチャーシー)を踊る(体が勝手に...) 会場が盛り上がる...
7kmくらいから息を吹き返し、リズムに乗って走る。早くはないけど。頭の中に第九が流れ、フォームを気にしながら淡々と前に脚を置いていく。
子供が手を出してくれるので、片手を胸に置き、片手でソフトタッチする。応援してくれることに感謝した。
15km付近から、両足が上がらなくなり這うように残りを走った。
ゴールが近づき、ウェアとアイウェアを整え声援に迎えられ、手を上げてゴールラインを切った。
安堵、そして走り切れたことに感謝した。

(写真:ゴールで声援に応える)
トライアスロンも好きなのでたまにはこうして続けていきたいと思っている。来年のエントリが始まっているのだが。

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