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1人反省会:上級ウェブ解析士を実施の振り返り

2020年2月1日、15日に新宿で上級ウェブ解析士の講座を実施。開催の経緯は昨年末、私に講座を開いて欲しいという要望があったためで、申し訳ないが主体的に実施するまでは至っていない。

自分にとって教えることができる範囲や行動量は狭く、手の届く距離も限られている。本当はもう少し広げたいところでもあるが、今はまだそこまで余裕がなく、残念だけど、そこに向きあって打開して切り拓いていくほど強い志があるわけではない。それよりも、向き合える人に限りがあるからこそ、その人たちにできる限り向き合っていきたいと思う。これは自分がそのようにしかできないというよりも、自分がそうしてほしいという思いの方が強いからでもある。

幸い当初依頼を受けた2名の他に、ウェブ解析士協会経由で2名の応募があり、4名で講座を実施することになった。また、現在ウェブ解析士のマスターを受講している「マスターのたまご」からアシスタントの応募依頼もあり、その辺りは1年前の自分を思い出し、感慨深いものがあった。

今年のカリキュラムは去年と違い、受講生や講師の負担を大きく減らすことを目的に方針も大きく変わった。このあたりについてどうのこうの言うつもりはない。良い方向に向かうために努力しているウェブ解析士マスターに敬意を表している。ただ、色々と新たにカリキュラムが増えたことも多く、受講生も大変だったと思う。実際に、講座自体の時間は1日3時間を予定していたが1日6時間、2日間で合計12時間と6時間オーバーしている。途中で今回の自分の学びから運営している上級ウェブ解析士のカリキュラム委員会のメンバーにルールの変更もお願いした。

もちろん、このあたりは自分にとって一番苦手な時間管理の問題なので、自分が反省することのほうが大いにあり、やり方によっては早く進める方法もあった。ただ、中途半端な3時間の講座をするくらいなら、自分のできる方法できちんと受講生と向き合い、その結果、時間をオーバーするならばするで仕方ないと思った。それによって、もし講座が長いという不満があったならそれはきちんと受け入れる。これが許される環境と許されない環境はあるが、今回の環境ならば、それで良いと思っている。今回のカリキュラムと自分が向き合い、その結果、受講生と向き合ったことで、通常よりも2倍の時間がかかったという話である。

東京での開催は恵まれており、私のような無名講師でも東京で開催することで4名集まる。私の講座の方針として、上級講座のレポート作成を4名で協力して作成する形を実施した。この方針は、賛否両論あると思うが、力を合わせてレポートを作成することは、案外1人でレポートを作るよりも難しいと思っている。なぜなら、昨日今日出会った仲間を信用するというのは実際はハードルが高い、しかもそれによって自分の試験の合否に関わるので尚更だと思う。また、自分のミスはメンバー全体のミスになり、その責任を背負わないといけないため荷が重い。ただ、そのような色んな人を巻き込んでいく仕事のほうが実際には多くあり、そうやって解析はするものである。1人で仕事して1人で満足できる仕事なんて限られているし、結局のところ、一人を感じて仕事をするなんてただ辛いだけだから。

正直、今回の教え方が正しかったかどうかは不安があり、教え方が上手い下手とか、どの講師が良かったかなんて受講生は残念ながら比較できないが、様々な講座を聴講すると自分なんてまだまだだなぁと思うことは多くある。それでも、限られた範囲で受講生に最大限向き合うという姿勢を貫いたのは、自分なりにきちんとできたのではないだろうか。この姿勢自体貫くことができたのは、私自身が1年前に先輩ウェブ解析士マスターのアシスタントの参加を通して一番学ぶことができたことでもある。

次講師をいつやるかは全然未定ではあるが、もう少し落ち着いたら考えます。

今回の講座を通して、4名の受講生とウェブ解析士マスターを目指すためにアシスタントで参加した2名に感謝しています。ありがとうございました。

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