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ヤバゼニ雑記

こちらのページでは、シネマティックステージ『危いことなら銭なる』に関して、自分個人が伝えたい事、喋りたい事を書きます。
マメ知識になったり、ヤバゼニを楽しむブーストになってくれたらありがたいです。
ちなみに気まぐれ不定期なので、書くのに満足したら更新終わりますw

※記事は上の物が新しい物。下へ行くほど古い物、同じページに書き連ねて行きます。



23/08/19


本日は『映画の脚本家のお二人』についてから話まして、
『ヤバゼニがある有名な作品と似ている』事とその理由をお話しようと思います。

映画の脚本は『池田一朗』さんと『山崎忠昭』さんになります。
まず池田さんの方。初めて見る名前だと思っていましたが、企画開始から半年くらいたったころに、この方のペンネームを知って、ハッとしました。
池田一郎=隆慶一郎さんだったのですよ。
隆先生は小説『一夢庵風流記』の作者であり、その小説が原作となって『花の慶次』という漫画が生まれた訳です(主人公は戦国武将の『前田慶次』
)。

歴史小説のすごい所であり、歴史小説家冥利につきる事は、今まで誰も知らなかった人物をフィーチャーして、その存在を世に認知させる第一人者になることだと思います。
吉川英治先生の『宮本武蔵』がなければ、武蔵は今のように有名で無かったかもしれませんし、司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』がなければ、坂本竜馬もここまで世に認知された人物になって無かったかもしれません。

前田慶次という戦国武将が認知されるもとになったのが隆慶一郎先生の『一夢庵風流記』だった訳です。
この小説が無かったら、戦国無双や戦国BASARAなど戦国ゲームに前田慶次の姿は無かったかもしれませんね。

自分としては大御所の作家が、かつて触れていた作品に関われることに、なんか燃えましたわ。

そしてもう一人の映画の脚本家の山崎忠昭さん
wikiで検索すると、この方の経歴も出てくるのですが、ルパン三世の一番最初のアニメの立ち上げに脚本家で関わっているようです。

ヤバゼニの映画を見た時、「この作品って人物構成(ルパン・次元・五右衛門・不二子のチーム)がルパン三世そっくりじゃん」って思ったんですが、ルパン三世の漫画原作よりもヤバゼニの方が先なんですよね。

https://radichubu.jp/jamboree/contents/id=37427

上記リンクの記事に山崎さんとヤバゼニとルパン三世の関わり方について書かれてあるので、気になったら見て下さいね。

また、ルパン三世の原作者のモンキーパンチ先生の経歴をwikiで見てましたところ、
日活映画の銀座風雲児(ぎんざまいとがい)のコミカライズをやっていたようです。
この作品は映画が原作で、映画でも続編展開しつつ、漫画化もしていたようです。

http://waltherp38709.blog.fc2.com/blog-entry-1009.html
こちらのブログにモンキーパンチ先生の銀座風雲児のコミカライズの表紙がのっております。

当時の日活映画はエンタメの最先端を走っていたのだと思います。
そしてここからは想像ですが、モンキーパンチ先生も含めて、多くのクリエイターやアーティストが日活作品を観に行ったり、触れたりしていたのじゃないかなぁと、なので日活映画からインスピレーションを得ることもあったのだろうなぁ…と。

という訳で、脚本を書き始める前段階で色々調べていた頃に、「脚本家が花の慶次の原作小説書いた人だ!」と胸熱くなり、「ルパンと似ている理由」がなんとなく分かった時の話でした。

本日はこの辺でドロンします。


23/08/16

本日はキャラクター紹介となります。
あとで見やすいように、別の記事にまとめましたので、お手数ですが
クリックよろしくお願いします!
https://note.com/yagimiya/n/n9ec3b8ee6d38


23/08/09

今日の話は、映画を観ずに舞台から入りたい人にとっては、豆過ぎる知識になりますな。もう豆過ぎて、知らなくていいレベルですw

実は映画のキャラクターと今回の舞台のキャラクターは、名前や役どころが変わっている物も多いのです。

まず『原作にある登場人物を下敷きに新規で追加したキャラクター名』がこれに当たります。
上げるならば、『坂本雅』『馬場三武』『保黒涙』『紺野成羽(バセコン)』辺りがコレに当たります。

『バセコン』なんかは原作の小説から映画まで出てくるのですが、名前の由来が差別的というか、ちょっと今の時代にはそぐわない気がしまして、アナグラムすると『バセコン』というニックネームになるように『紺野成羽(こんのせいば)』という名を新しくつけてみました。

『斉藤秀(さいとうしゅう)』は映画でボスの傍にいた『ポーカーフェイスの秀(ひで)』からですね。名前の読みが違うのは、なんか『シュウ』の方がシュっとしてかっこよく感じたから、というヤバイ理由からですね。
(たぶん、映画の中で彼を『ヒデ』と読んだのは、一回だけだと思う)

『保黒涙』なんかは映画に『ナキボクロ』というキャラがいたのに由来しています。

また『坂本雅』と『馬場三武』については、改変として大き目の話になってくるので、また今度まとめて記事にしたいなぁと(忘れたらすんません)。

で、今日話たかったのは、
原作の映画と小説で名前(苗字)が違っていたので、小説にあわせたキャラクターについてですね。
自分は小説版を読み始めた時、映画と違っていたのがずっと疑問でした。

以下のように違いがあります。

【小説】→【映画】
 土方 → 沖田
 沖田 → 芹沢
 芹沢 → 土方

上記のように書かれても何のこっちゃかもしれません。

そして小説の解説に「何故変わったか?」の答えが書いてあったのです。

小説の『連載時』は映画と同じ苗字。
そして小説の連載時に映画の企画が動きだし、
その後、小説の方が加筆修正の単行本になる時に、苗字を変えたのが原因…のようですね。

正確に言うと小説と映画では苗字だけでなく、名前も変わってるのですが、これは映画版の方の名前と同じにしました。

自分が苗字だけを小説版と同じにした理由としては、
キャラの苗字の由来になった新選組隊士の人間関係と、
ヤバゼニの人物配置の親和性を取った結果ですね。
(また、小説は近藤・土方コンビの続編がありまして、それをリスペクトしたかった所もございます)

新選組で近藤・土方・沖田と言えば、有名過ぎるトリオですね。
新選組知らない人だと何とも思わないですが、知ってる人から見ると、トリオがバラバラの人物配置になっている事に違和感を感じてしまうのですよね。
そして新選組において、近藤・土方・沖田と相対する強敵と言えば、芹沢(鴨)となる訳です。

自分は新選組の隊士の表を作ってしまうくらい(仕事として)ハマってた時期があるので、今回の苗字になったのかもしれません。

ただヤバゼニが新選組と関係があるかというと、
苗字以外は全く関係ありません。

ドラゴンボールではサイヤ人のキャラは野菜の名前が由来ですけど、
彼らが野菜と全く関係無いように、
ただ苗字を文字として借りてきただけなので、そこは気にしないで下さい。

では本日はこの辺でドロンします。


23/08/06


『危いことなら銭なる』。『危い』と書いて『やばい』と読みます。
自分は企画が始まってから半年くらい『危い』を『あぶない』と読んでました。『危い』は『ヤバイ』です。
気付いた後に、『やばい』と入力したら『危い』と表示されるように、単語登録してます。

原作について
原作の映画は同じタイトルの「危いことなら銭になる」(製作:日活株式会社 公開年:1962年)ですね。
62年ですよ。自分の中では昔というより、古です。
更に映画の原作となった小説があります。
それが『都筑道夫』先生の『紙の罠』という小説です。
映画はアマプラ会員なら無料で観れますし、小説はアマゾンで売ってます。
自分はもちろん小説も読みました。

原作映画を履修してから観に行くべきか?を迷ってる方おりますかね。
自分からはどうすべき…とお伝えする気はありません。
ですが、映画を観てしまうとどれくらいネタバレがあるか気になる所はあるかもしれません。
物語の中で、一回しか驚けない仕掛けがあります。
なので映画を観た後だと、それに関しては「そう来たか〜」と思えない事になるのは確かです。
ですが、それがお話の全てでは無いので、映画を観てからでもしっかり楽しめると思います。
原作映画と舞台の脚本を比べますと、大まかな流れとキャラクター性はリスペクトして、踏襲しておるつもりですが、展開の中身と台詞なんかはリメイクされています。
自分的には6:4〜5:5くらいで新しくしてる感覚でございます。
なので、映画を観てから舞台を観ても、半分くらいは新しい物に出会えると思いますので、むしろ違いを感じて味わってもらうのも、一興かと。

映画の方は60年代における当時の現代の東京が世界設定でしたが、
舞台の方は、今よりもちょっと未来の東京を想定してやっております。
でも近未来モノって訳ではないので、自分らが暮らしている現代の感覚の世界観になっております。

では本日はこの辺りでドロンします。



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