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音楽フェスレポート(RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010)

初の夏フェス!
到着して一歩目、会場の広さに驚きます。ステージの数が7つあり、端から端のステージまで歩いて30分程かかるでしょうか。会場の中にはテントサイトがあり、テントで寝泊まりする人もいて賑わっていました。
前日天気が悪かったためか、地面は水たまりだらけで、履いていた靴はすぐにドロドロです。クロックスなどのサンダルを履いている人がいて、私も持ってくればよかったと後悔しました。

・1日目(8/13)

チャットモンチー(15:00~)
到着が予定より遅れたため、途中からEARTH TENTの外で観賞。「8cmのピンヒール」「シャングリラ」「風吹けば恋」の流れはどの曲も好きな曲だったので、ノリノリでした。後半、「とび魚のバタフライ」ではしっとりと聞き入ることができました。

マキシマム ザ ホルモン(18:00~)
この日のメイン!と意気込んだものの、人気過ぎて入場規制がかかりました
EARTH TENTの外から鑑賞しました。もっと早くにEARTH TENTへ行くべきだったか・・・というか、もっと大きいSUN STAGEがあるんだからそっちでやってくれ!

スタートは「F」で始まります。のっけからアクセル全開!途中「爪爪爪」「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」「ぶっ生き返す!!」と続き、会場の最前列は軽い酸欠状態だったのではないでしょうか。会場の熱量に押しつぶされ、体調を崩して出てくる人も何人かいました。
ラストは、ナヲの「踊ろうぜぇーーー!」の掛け声から「恋のメガラバ」!私を含め、会場に入れなかったみんなも一緒に踊り狂いました。

the pillows(19:40~)
「Ride on shooting star」「Funny Bunny」「ONE LIFE」と熱いナンバーで会場のボルテージは最高潮。後半の「ハイブリッドレインボウ」では、皆で「Can you feel」を熱唱しました。

この日は翌日に備え、早めに会場を後にしました。

・2日目(8/14)

昨日早めに休んだため体調は万全。地面もぬかるんでいる所はほとんどなく、天気は快晴でライブ日和です。いざ2日目へ!

グループ魂(12:30~)
2日目の最初のライブということで、開演前の人はまばら。開演と同時に前へ前へと押しやられます。「君にジュースを買ってあげる♡」しか知らない中で参加しましたが、とても楽しめました。特に皆川猿時さんのMCが面白すぎ。途中でスリッパを客席に投げ込むパフォーマンスも楽しかったです。(スリッパ欲しかったですが、ゲットならず・・・)

the telephones(14:00~)
ほとんど楽曲を聞いたことがなかったのですが、ライブを見て好きになりました。曲の合間、というか演奏中も、岡本伸明さんが暴れまわっていて衝撃を受けました。岡本伸明さんのド肝を抜かれるパフォーマンスに正直引きました(笑)「urban disco」「Love & DISCO」がノリが良くて好きです。全体的にダンスチューンが多くて、自分の中で「こういう音楽もあるのか」と、いい意味で音楽観が変わりました。

ビートクルセダーズ(20:30)
「CUM ON FEEL THE NOIZE」で開幕。ヒダカトオルの生歌は、かっこよすぎてシビれます。
「DAY AFTER DAY」「HIT IN THE USA」「FEEL」などを披露し、アンコールを含め17曲見られたので大満足でした!欲を言えば「TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT」も聞きたかった・・・

会場を移動するときに耳に入ってきたエレカシの「今宵の月のように」は最高でした!ついついエレカシのステージに吸い込まれていくところでした(笑)

School Food Punishment(21:40~)
比較的小さめGREEN OASISでのオンステージ。GREEN OASISでは、後ろの方にいてもステージのアーティストの表情がわかるくらいに近い距離感でした。「future nova」「04:59」と激しくはないものの、穏和なSchool Food Punishmentの世界に引き込まれていきます。東のエデンの主題歌である「futuristic imagination」では、音楽に合わせて皆が自然とゆらゆら揺れていました。

相対性理論(23:50~)
昨日のマキシマム ザ ホルモンでの教訓を生かし、EARTH TENTへは開演の30分前くらいに乗り込みました。無事にEARTH TENTに入ることができ、会場の中央あたりで待ちます。ステージの奥からの気配を感じ、皆一斉に立ち上がります。前へ前へと押され、思いの他前列の方まで来ました。一発目にいきなり「ミス・パラレルワールド」!1曲目から会場のテンションはMAX!続く「地獄先生」「テレ東」で束の間の休息。続いては相対性理論のキラーチューン「LOVEずっきゅん」!サビでは皆、手でハートマークを作り、「LOVE、LOVE、LOVEずっきゅん!」の大合唱。あまりの盛り上がり具合に、前列のすし詰め具合はピークに達し、人に挟み込まれ、圧迫された私は数十秒息ができない状態となり、意識が飛びそうになりました。この時は本当に死ぬかと思いました。この曲の後、最前列にいた女性が体調を崩し、会場から離脱していました。私もこれ以上前列にいるのは危険だと思い、会場の後方へ移動しました。聞き込んでいた「気になるあの娘」を聞けたのが嬉しかったです

8月の為油断していたのですが、北海道の夜は冷えます。深夜、ライブ後の疲労や汗で私は凍えていました。そんな時、寒さをしのぐ一助となったのは、フードコートのスープです頓汁や海鮮スープなど様々なスープを食べて寒さを凌ぎました。各スープは、1杯500円くらいして安くはなかったですが、身も心も温めてくれました。

9mm Parabellum Bullet(2:30~)
4曲目に「Black Market Blues」!会場の熱気のギアが上がり、冷えた体は再び火照り始めます。中盤から後半も「The World」「Discommunication」「Talking Machine」と要所で疾走感のある楽曲で、場の雰囲気は9mmが支配していました。

ASIAN KUNG-FU GENERATION (4:30~)
最終日の大トリ。深夜の寒さとの戦いもあって満身創痍。へとへとで立って見ることができず、SUN STAGEがぎりぎり見える、遠くの土手で寝そべりながら見ていました。アンコールのライジングサンという曲を聞いていると、このフェスも終わりか・・・と感慨深かったです。帰りの混雑を避けるために「転がる岩、君に朝が降る」を聞きながら、帰りのシャトルバス乗り場へ向かいます。運営の方の手際がよく、それほど待たずにバスに乗ることができ、想定より早く札幌駅につきました。
疲労困憊の為、寝床を探していると、漫画喫茶を見つけました。とりあえず入ると、リクライニングシートしかなく、そのリクライニングも全然倒れません。新幹線のシートで眠るような姿勢で無理やり寝ましたが、あまり疲れが取れた気がしませんでした

音楽フェスは、ライブに行ったことがないけど、好きなアーティストのことが今よりもっと好きになったり、知らないアーティストが好きになったりするイベントです。若い時は、ライブからライブへ梯子するのは当たり前でしたが、歳を取って体力が衰えてからは、1日1アーティストを見ると体力的にも気持ち的にも満足してしまうようになりました。昔は勢いに任せてよくこれだけ回ったものだなぁと思います。

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