プラダを着た悪魔は、2008年に公開された映画です。

・超概要

かなりざっくり内容を説明すると、アン・ハサウェイの演じる主人公が、メリル・ストリープの演じる有名ファッション誌の編集長の下で、こき使われながらも成長し、おしゃれになっていく話です。

・あらすじ

以下、記憶を頼りに記載していますので、間違いがあるかもです。温かい目で見てもらえるとありがたいです(^^)※以下ネタバレとなります。

ジャーナリストを目指す、主人公のアンハサウェイ演じるアンドレアは、人気ファッション誌ランウェイの、編集長のアシスタントの面接を受けます。面接へ向かう途中で目にする、ランウェイで働く女性たちは皆おしゃれで、対照的にアンドレアはお世辞にもおしゃれとは言えない服装でした。
面接をするのは、カリスマ編集長のメリル・ストリープ演じるミランダ。面接を受けるアンドレアは、ミランダに自分のファッションを散々罵られ、揚句には逆ギレしてしまいます。対するミランダは「自分の無能の説明は結構」とアンドレアを一蹴します。しかし、面接結果は予想外の合格となり、アンドレアはランウェイで働くこととなります。（今まで雇ってきたランウェイに憧れて入ってきた子たちは、皆駄目だったため、あえてミランダは、ランウェイに興味のないアンドレアを雇うことにしました）

先輩アシスタントのエミリーに指導されながら仕事に取り組むも、はじめはミスばかり・・・
ミランダの出す指示は必要最低限のもののみ。ミランダに質問してはいけない。ミランダが指示を出し終わる時の「That's All（以上よ）」は、まるで悪魔のささやきのようにも聞こえます。

アンドレアは、仕事をうまくこなすことができず、落ち込み、自暴自棄になります。そんな時はいつも、ランウェイで働く男性社員のナイジェルが、アンドレアを励ましたり、喝を入れたりしてフォローします。

アンドレアは、ミランダにしごかれながらも、ナイジェルにフォローされながら、仕事に少しずつ慣れてきました。
そんな中、ミランダからとんでもない電話がかかってきます、出張中のミランダは、翌日の子供の演奏会に出席したいので、家に帰して欲しいと言います。しかしミランダの出張先は台風の為、どの飛行機も飛びません・・・アンドレアは手を尽くしますが、その日にミランダを家に帰すことはできず、子供の演奏会に出られませんでした。

ランウェイに帰ってきたミランダの機嫌は最悪。自分の席についたミランダは第一声、「子供の為にハリーポッターの新作を買ってきて頂戴」といいます。アンドレアは意外にも簡単なミッションに、安どしたのも束の間、ミランダは「まだ発行されていない次の新作が欲しい」と言ってのけます。

アンドレアはハリーポッターの新作を手に入れようと必死に駆け回りますが、とても手に入りそうにありません。
諦めて、ランウェイでの仕事を辞めようとした時、友人のジャーナリストから、ハリーポッターの新作の原稿が手に入ったと連絡がありました。

ミランダは無理だと思っていた指示を、やってのけたアンドレアを評価し始めます。先輩アシスタントのエミリーを差し置いて、アンドレアがパリコレクションへ行くことになりました。

パリコレクションでは、ハリーポッターの原稿を手に入れてくれたジャーナリストも来ていました。その彼から、ミランダがランウェイの編集長を降ろされる話を聞きました。その話を聞き、慌ててミランダにそのことを伝えますが、ミランダは動じません。

その後に開かれるランウェイの人事発表で、ミランダは編集長を降ろされることはありませんでした。しかし、昇進予定だったナイジェルが昇進できず、ナイジェルは落胆します。
自分の危機を事前に知らせようとしてくれたため、ミランダはアンドレアに対する評価をさらに高めます。
対するアンドレアは、ナイジェルにひどい仕打ちをしたミランダに憤慨し、秘書を辞めてしまいます。

アンドレアはジャーナリストとなるために、新聞社へ面接を受けに行きます。そこにミランダからＦＡＸが届きます
「今まで雇ったアシスタントの中でアンドレアは最も私を失望させた。そして、雇わなかったら大バカ者だ。」
めでたくアンドレアは、この新聞社でジャーナリストとしての第一歩を踏み出すこととなりました。

・感想

ミランダが度々言い放つ「That's All（以上よ）」は、冷血な悪魔のようで恐ろしいです。鬼上司の極みといってもいいでしょうか。そんな鬼上司も最後は、辞めた部下に最初で最後のやさしさを見せて送るＦＡＸのシーンがとても好きです。
久しぶりにまた見てみようかな(^^)