「口が半開きで大成した投手はいない」

という言葉、ご存知ですか？
 
口が半開き、つまり口呼吸をする選手は成績を残せない、

という意味で、元巨人軍監督の藤田元司さんの言葉だそうです。

ところで、投げる時って呼吸、どうなってるのでしょうか？

【末梢の動きを速くする】

そんなわけで呼吸の話しの前に、

１つ確認したいことが。

基本、抹消末端である手先は

リラックスしてなきゃいけません。

だって振られるんですから。

160km/hで腕、振られるんですから。

だから胴体の合成、すなわち胸郭の圧力を高めなければいけません。

よって基本、

吐く→抹消の動き速い

吸う→圧力高まる、固定

と言われてます。

なんでボクシングのジャブも「シュ」と息を「吐いて」行いますよね。

これを試しに「吸い」ながらパンチしてみて下さい。

はい、まず無理です…

投げるのもそうです。

末梢の動きを速くしたい。

となると、吐きながら投げればいい！

となりますが、

ただ、ここで重要なのは胸郭の圧力は高めたままってこと。

【声門閉じる】

リリースのタイミングを静止画・動画等で色々調べましたが、

ほとんどの選手がリリース時、口閉じる瞬間があります。

口開いてたら、そりゃ圧力高まらないですし、さらに口で息吐いて、一気に胸腔の圧力は抜きたくないんでしょうね。

なんで吐きながら息止める。

そして声門閉じて圧力は高めとく。

だからリリース時は口閉じて、息止める。

だから声出てきますよね。

声が出ている時って、息は少ししか出ていないんですね。

試しに、口の前に手を置いて下さい。

そこに向かって大きい声で「あっ！！」って声出してください。

普通に吐く時と比べたら、全然、息、出てないですよね。

〜大きな声を出すには〜　　　　　　　　　　　強く吹けば大きな音がでます。つまり呼気流が強ければ大きな声になります。実は声帯振動の駆出力は呼気流ですが、この呼気流を生み出すのは声帯（声門）の上（咽頭・口腔）と下（気管）の気圧の差です。この気圧の差を声門上下圧差といいます。この声門上下圧差を大きくすれば大きな声が出せるということになります。
この気圧差を大きくする方法には大きく分けて２つあります。ひとつは肺からの呼気の量を増やす方法です。横隔膜を強く押し上げることで可能となります。もうひとつは声門抵抗を上げます。声門を強く閉めることで可能となります。水道に例えますと、
蛇口の栓を開くのが前者、ホースの口を細くするのが後者です。どちらも遠くまで水を飛ばすことができます。　　　　　　　　　http://www.tanaka-ent.or.jp/index.html より参照

大きな声を出すためにホースの口を細くする。なんで投げる時に強い大きな声が出るんですね。

吐きながらも声門は閉じて、胸腔圧力は高めときたいです。

なんせ腕が160km/hで振られるんですからね。

そんなわけでよく、投げるときは「吐け」って言いますが、

思いっきり投げる時は吐くって言うより、

思わず「声が出てしまう」って言うのが、自分的にはしっくりくる感じです。（あくまでも個人の見解です）

【口呼吸すなわち口が開いていると…】

ボクシングだって思いっきり右ストレート打つ時はジャブと違って、

息吐ききらないですよね。息止めますよね。

そういった意味合いでも、冒頭の「口が半開きで大成した投手はいない」という言葉

口空いてるって、基本、下顎前出て、頸椎前弯強まっていますし、

舌の位置もおかしいし。

そうなれば、自ずと声門は開きやすく、

すなわち胸腔圧力を高めづらいって事になります。

もちろん、口呼吸だと腹腔内圧も高めづらいって事でもあると思います。

そんなわけで、日頃から胸郭に圧力かかるために、

ちゃんと口閉じて鼻呼吸してるかって、

めちゃくちゃ重要ですよね。

よーし今日も腰入れようー！

最後までお読みいただきありがとうございます😊

○「なぜパフォーマンスが上がらないのか？」「なぜ怪我ばかりしてしまうのか？」
そんなお悩みのかたは、三谷勇人オフィサイト「ZERO 」＞＞＞
https://hayato-fastball.jimdofree.com

○ Instagramで動画配信。すっごく暇だったらチェックしてね！
＞＞＞

https://www.instagram.com/hayatomitani

○ Twitterでも、動画配信、また体のこと野球のこと、他にも感じたことなど色々とつぶやいていまーす！ぜひフォローしてね！
＞＞＞

https://mobile.twitter.com/hayatomitani

◯三谷は毎週、月・水・金（偶数週）勤務してます。

セントラル接骨院東戸塚店HP ☞ https://www.cbs-higashitotsuka.com/