北海道公安委員会への苦情申出書、および北海道警への請願書

 メディアの人からの問い合わせが多いので、ここに載せておきます。二件ありますが、内容はほぼ同じです。苦情に関しては返答がもらえることになっているが、回答期限は設けていません。

1,苦情申出書

2019年8月10日(土)
北海道公安委員会御中

北海道警察職員の職務執行に関する苦情申出書

 警察法第79条に基づき、以下の通り苦情申出を行う。

❖苦情申出の原因となった北海道警察職員の職務執行の日時、場所及び当該職務執行に係る北海道警察職員の執務の態様、その他事案の概要

(1)2019年7月15日、16時40分ごろ、札幌駅南口前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「安倍やめろ」「帰れ」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人がかりで力づくで排除した。市民が拘束や排除について法的根拠を尋ねたが、警察は一切答えることなく、その後も10名ほどの警察官がしつこく市民の後を追った。

(2)2019年7月15日、16時45分ごろ、札幌駅南口前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「増税反対」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人(十数名)がかりで力づくで排除した。その際、明らかに身体を拘束している様子の写真が多く残っている。当該市民が現場を離れる意思を示したにもかかわらず、警察はその後もしつこく市民のあとを追い回し、大通駅近くのDVDレンタル店の中まで付いてきた。移動中もつきまとい、さらに本人が拒否する意図を見せたにも関わらず、両脇についた警官が両腕をつかんでいた。

(3)2019年7月15日、17時30分ごろ、三越デパート前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人がかりで力づくで排除し、身体をつかんだまま、市電「西4丁目」駅前まで引きずるように連行した。市民が拘束や排除について法的根拠を尋ねたが、警察は一切答えていない。当該市民と同行者が現場を離れる意思を示したにもかかわらず、十数名の警察が30分ほど当該市民と同行者を執拗に追い回した。

(4)2019年7月15日、16時48分ごろ、札幌駅のごく近く北4条西3丁目のタイムズ駐車場付近にて。札幌駅南口前で「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民に対する警察の不当な行為を当該市民の同行者がスマートフォンのカメラで撮影していたところ、赤い花のバッジをつけたスーツの男性が、自民党の演説カーが停めてあった西側から歩いて来、暴言を吐き、手をつかむなどして撮影を妨害してきた。警察はこの男性を一旦制止したものの、十数秒ほど何か話をしたのみであっさりと帰した。

(5) 2019年7月15日 、札幌駅南口前で「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民の同行者を、約4名の警察官が、札幌時計台前から大通の三越デパートの前までついて歩いた。当該同行者は叫ぶことも、プラカードを出すことも一切していない。また、当該同行者が、肉声で叫んだ市民を排除した根拠を一人の私服警官に尋ねたところ、警官は「聞かれたら言わなければならなくなる」と、逮捕を思わせるような言い方で答えた。

(6) 2019年7月15日 、三越デパート前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中、その近辺にいた「年金100年安心プランはどうなった?」と書かれたプラカードを持つ市民らのうち一人が当該プラカードを掲げようとしたところ、北海道警察職員とみられる者が複数名でこれを妨害し、当該市民らが安倍晋三から見える位置でプラカードを掲げることを事実上不可能ならしめた。その後も警察は当該市民らにつきまとい、移動を妨害した。

(7)札幌駅前での演説を終え、地下歩行空間を大通方面に向かって歩く安倍晋三に対し、一人の市民が「安倍やめろ。やめちゃえ。」と叫んだところ、警察官数名が当該市民の肩を掴み、強制的に安倍晋三から遠ざけた。

❖当該職務執行に係る北海道警察職員の執務の態様に対する不満の内容

 上記(1)~(7)の各事案について、以下、それぞれ不満の内容を述べる。
(1)〜(3)及び(7):法的根拠の明らかでない身体拘束は、身体の自由、言論の自由を不当に侵害するものである。

(4):肉声でヤジを飛ばしただけの者に対しては身体拘束・つけまわしなどを行った一方で、明らかな暴力行為をはたらいた者に対しては十数秒の注意のみで済ませた。このような取り扱いの差は不可解・不自然であり、「不偏不党且つ公平中正」という警察法第2条2項に規定された警察活動の原則に背くものである。

(5):当該市民は、不当なつきまといや、逮捕を思わせるような脅迫めいた言葉により精神的苦痛を受けた。

(6):警察職員らの妨害行為は当該市民らの言論の自由を不当に侵害した。また、無言でプラカードを掲げようとしただけの当該市民らが警察官から執拗な妨害を受けた一方で、その付近にいた「安倍首相を応援します」と書かれたプラカードを掲げる市民は警察からいかなる妨害も受けなかった。このような取り扱いの差も上述の「不偏不党且つ公平中正」という警察活動の原則に背くものである。

 上記各事案における警察の対応は、日本国憲法の下で当該市民らに保障されるべき身体の自由や言論の自由の不当な侵害であることはもちろん、日本に住む市民一般の言論活動を萎縮させるものでもあり、到底許されえない。
北海道警察には、こうした不当な人権侵害について謝罪するとともに、下記事項についてひろく公衆に対して説明するよう強く求める。

・(1)から(7)で記述された一連の警察官の執務につき、どのような指示が誰からあったのか((1)から(7)で記述されていない同様の不適切な執務があればそれ(ら)についても明らかにせよ)。
・上記執務に関する法的根拠の有無について。あると主張する場合、具体的な法令・規則の条文を挙げよ。
・どのような経緯で当日の警備方針を決定したのか。
・当日の警備状況や人員配置はどのようなものであったか。

以上

※警察法第79条に基づく苦情と請願法に基づく請願の重畳適用を希望する

2,請願書

2019年8月10日(土)

請 願 書

北海道警察本部長 山岸 直人 殿
 
  1.請願趣旨

2019年7月15日、北海道警察は、総理大臣に対し肉声でヤジを飛ばしただけの市民や総理大臣に対しプラカードを掲げようとした市民を法的根拠なく不当に拘束し、排除し、つけまわすなどした(「2.事案」を参照)。こうした警察の対応は、日本国憲法の下で当該市民らに保障されるべき身体の自由や言論の自由の不当な侵害であることはもちろん、日本に住む市民一般の言論活動を萎縮させるものでもあり、到底許されえない。
北海道警察には、こうした不当な人権侵害について謝罪するとともに、下記事項についてひろく公衆に対して説明するよう強く求める。

・「2.事案」で記述された一連の警察官の執務につき、どのような指示が誰からあったのか(「2.事案」で記述されていない同様の不適正な執務があればそれ(ら)についても明らかにせよ)。
・上記執務に関する法的根拠の有無について。あると主張する場合、具体的な法令・規則の条文を挙げよ。
・どのような経緯で当日の警備方針を決定したのか。
・当日の警備状況や人員配置はどのようなものであったか。

 2.事案

(1)2019年7月15日、16時40分ごろ、札幌駅南口前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「安倍やめろ」「帰れ」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人がかりで力づくで排除した。市民が拘束や排除について法的根拠を尋ねたが、警察は一切答えることなく、その後も10名ほどの警察官がしつこく市民の後を追った。

(2)2019年7月15日、16時45分ごろ、札幌駅南口前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「増税反対」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人(十数名)がかりで力づくで排除した。その際、明らかに身体を拘束している様子の写真が多く残っている。当該市民が現場を離れる意思を示したにもかかわらず、警察はその後もしつこく市民のあとを追い回し、大通駅近くのDVDレンタル店の中まで付いてきた。移動中もつきまとい、さらに本人が拒否する意図を見せたにも関わらず、両脇についた警官が両腕をつかんでいた。

(3)2019年7月15日、17時30分ごろ、三越デパート前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中に「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民を、警察が数人がかりで力づくで排除し、身体をつかんだまま、市電「西4丁目」駅前まで引きずるように連行した。市民が拘束や排除について法的根拠を尋ねたが、警察は一切答えていない。当該市民と同行者が現場を離れる意思を示したにもかかわらず、十数名の警察が30分ほど当該市民と同行者を執拗に追い回した。

(4)2019年7月15日、16時48分ごろ、札幌駅のごく近く北4条西3丁目のタイムズ駐車場付近にて。札幌駅南口前で「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民に対する警察の不当な行為を当該市民の同行者がスマートフォンのカメラで撮影していたところ、赤い花のバッジをつけたスーツの男性が、自民党の演説カーが停めてあった西側から歩いて来、暴言を吐き、手をつかむなどして撮影を妨害してきた。警察はこの男性を一旦制止したものの、十数秒ほど何か話をしたのみであっさりと帰した。

(5) 札幌駅南口前で「安倍やめろ」と肉声で叫んだ一市民の同行者を、約4名の警察官が、札幌時計台前から大通の三越デパートの前までついて歩いた。当該同行者は叫ぶことも、プラカードを出すことも一切していない。また、当該同行者が、肉声で叫んだ市民を排除した根拠を一人の私服警官に尋ねたところ、警官は「聞かれたら言わなければならなくなる」と、逮捕を思わせるような言い方で答えた。

(6) 2019年7月15日 、三越デパート前で内閣総理大臣安倍晋三が自民党候補の応援演説をしている最中、その近辺にいた「年金100年安心プランはどうなった?」と書かれたプラカードを持つ市民らのうち一人が当該プラカードを掲げようとしたところ、北海道警察職員とみられる者が複数名でこれを妨害し、当該市民らが安倍晋三から見える位置でプラカードを掲げることを事実上不可能ならしめた。その後も警察は当該市民らにつきまとい、移動を妨害した。

(7)札幌駅前での演説を終え、地下歩行空間を大通方面に向かって歩く安倍晋三に対し、一人の市民が「安倍やめろ。やめちゃえ。」と叫んだところ、警察官数名が当該市民の肩を掴み、強制的に安倍晋三から遠ざけた。

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ヤジも言えないこんな世の中じゃ…デモ!(札幌)

2019年7月15日、札幌駅前で安倍首相の街頭演説中にヤジを飛ばした人物が、北海道警によって強制排除されました。法律に違反してないのに、排除するのはやりすぎ。排除された当事者含む有志で、道警への抗議デモを8月10日に札幌にて実施しました。これからも黙りません!

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