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「ダブル・バインドシリーズ」オススメの読む順番【英田サキ】

この記事では、英田サキ先生によるBL小説「ダブル・バインドシリーズ」のオススメの読む順番を紹介しています。

「ダブル・バインドシリーズ」は、英田サキ先生がキャラ文庫から出しているミステリー仕立てのBL小説で、全4巻の本編とスピンオフが1巻刊行されています。

基本的には発行順=時系列になっているので、刊行された順番に読んでいくのがオススメです。

イラストは葛西リカコ先生。

1.『ダブル・バインド』 全4巻

本編は全4巻で、同時並行の形で2組のカップルが登場します。

メインカップルは無神経なコワモテ刑事×アメリカ在住のクールな臨床心理士で、高校時代の先輩後輩が16年ぶりに再会して恋が始まるストーリーになっています。

ノンケ攻め、ゲイ受けで、攻めに結婚歴があることと、受けにセフレが複数いる描写があるので、気になる方はご注意ください。

ストーリーはシリアスでえぐい展開も多めですが、ラストは甘々ハッピーエンドです。

もう1組のカップルは、大規模ヤクザの跡取り息子×愛を信じられないおちゃらけチンピラで、年の差BLです。

こちらは攻めに結婚歴があり娘もいるので、気になる方はご注意ください。

ビッチ受け、健気受け、美人受け、敬語受け、メガネ受け、襲い受け、ツンデレ受け、体格差BL、警察BL、ヤクザBLなどが好きな方は楽しめると思います。

ドラマCD『ダブル・バインド』

『ダブル・バインド』は、上條嘉成(CV 森川智之)×瀬名智秋(CV 興津和幸)、新藤隆征(CV 大川透)×葉鳥忍(CV 鈴木達央)でドラマCD化もされています。

2.『アウトフェイス』 2012年11月刊行

『アウトフェイス』は、『ダブル・バインド』の番外編にあたる作品で、「名もなき花は」と「アウトフェイス」の2本仕立てになっています。

「名もなき花は」は、出会ってすぐの新藤と葉鳥の話で、新藤の妻も登場します。

「アウトフェイス」は、本編のその後を描いた作品で、新藤の命を狙うチンピラを葉鳥が追う話です。上條と瀬名も少し登場します。

本編と比べてラブラブ甘々展開が多く、葉鳥の押しかけ女房っぷりが楽しめる内容になっています。

ドラマCD『アウトフェイス』

『アウトフェイス』もドラマCD化されています。

3.同人誌『LOVE NEST』 2016年10月刊行

英田サキ先生が作家デビュー10周年記念で制作された同人誌では、『ダブル・バインド』の短編を読むことができます。

英田サキ先生が手掛けた人気シリーズのSSをまとめた記念本で、「ダブル・バインドシリーズ」からは、上條と瀬名がコインランドリーでイチャイチャする「キス・イン・ザ・ランドレット」、瀬名が寝言で別の男の名前を呼んでしまう「あなたの温もり」、葉鳥が女装してクジラと偵察任務に向かう「罪つくりな男」の3編が収録されています。

『LOVE NEST』は、2023年12月現在、Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。

4.『キャラ文庫アンソロジーII 翡翠』 2018年1月刊行

キャラ文庫から出ている人気BL小説の書き下ろし短編を集めたアンソロジー本「キャラ文庫アンソロジー」でも「ダブル・バインドシリーズ」の短編を読むことができます。

アンソロジー2巻の『キャラ文庫アンソロジーⅡ 琥珀』には、上條と瀬名が日本で同棲を始めるエピソード「春の夜の夢」が収録されています。

後半は新藤と葉鳥のエピソードで、ラブシーンは新藤×葉鳥のみです。

『ダブル・バインド』『アウトフェイス』『LOVE NEST』で描かれているエピソードを踏まえた内容になっているので、できる限り前作を読んでから読むとより楽しめると思います。

電子書籍には分冊版もアリ。

「春の夜の夢」だけ読みたい方は『【分冊版】キャラ文庫アンソロジーII 翡翠 [ダブル・バインド]番外編』を購入するのがオススメです。

「キャラ文庫アンソロジー」について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

「ダブル・バインドシリーズ」は、『ダブル・バインド』全4巻→『アウトフェイス』の順番で読むのがオススメです。

「ダブル・バインドシリーズ」の話をもっと読みたいという方は、kindleで読める同人誌やアンソロジーも手に取ってみてください。

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