【Day15】スペイン巡礼〜健康で文化的な巡礼
※14日目はブルゴス滞在。その翌日のお話になります。14日目は破れた靴下を探したり身体を休めたりした1日でした。
最初に言っておくとこの日は35 kmも歩くことになった。10 kg近いバックパックを背負って。暑いスペインの夏の中を。
久しぶりの大都会に辟易しながらホステルを出て、ブルゴス大聖堂を眺めながら巡礼路に戻った。久しぶりの目印のホタテ貝。1日しか空いてないのにすごく久しぶりに、そして恋しく感じた。
「巡礼者は雨が降ろうと槍が降ろうと進み続けねばならない」って掟が頭にあるのか、歩かなかった昨日はソワソワしていた。それに、これまで道標になっていた存在が無くて不安で仕方なかった。巡礼が終わるまでは、旅もそして人生も道標に導いてもらおう。
ブルゴスの街を出て歩く。久しぶりの開けた視界が懐かしく心地良い。やっぱり空は広い方が好きだ。
山のような丘のようなものを超えていった。
空に見惚れて歩いてたらいつの間にか本来の目的地の街の先にある村が見えてきていた。ほとんど休むことなく30キロ以上歩いていたらしい。
ギターを持って巡礼している人と歌って喋って…
夜はこれ。
なんて余裕で楽しんでいられたのも夜まで。ワインをとビールを飲んだらどっと疲れが来て、次の日に地獄を見ることになった35 km歩行。健康で文化的な、つまり快適な巡礼をするなら1日の移動距離は30 kmまでにしようってこの朝の自分に伝えたい。
【15日目】
ブルゴス 7:30
↓
オンタナス 14:30
35 km
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