【Day12】スペイン巡礼〜カミーノは早朝にあり
暑い時間に歩くことになって余計に疲れた昨日の反省を生かして、今日は早めにベロラドの村を出発。日が昇る前の涼しい時間に距離を稼ぐ。
夜明け前の静かな道を歩くのは最高だ。風の心地よさと、それに少しの恐怖感で鳥肌が立つほど気持ち良い。この時間は涼しくて快調に歩ける。
そして気がつくと周りが明るくなってくる。早朝の涼しい道を歩いて、朝陽を背負って歩く。いつの間にか明るくなっている。そんな時間を味わえる、カミーノは早朝に歩くべきだ。
でも正直変わらない道だなとそろそろ思い始めていた。ヒマワリももうお腹いっぱいだ。
そんなことを思って歩いていると寄付制の販売所を見つける。何か言うスキもなくメロンを手渡された。カミーノらしさを感じさせてくれた瞬間だった。
この日は特に面白いこともなく、同じような道だった。けど、ふと空を見上げると印象に残る雲が。道が面白くなければ上を見よう、そんな風に思った日だった。
因みに靴下がついに破けた日でもあった。
【12日目】
ベロラド 6:00
↓
アヘス 13:30
27 km
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