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スマートホーム検証中〜ライト、エアコン、サーキュレーター、ドアロック、テレビ、掃除機、加湿器から温湿度の自動化まで。

 我が家のスマートホーム化は私の部屋が実験室になっていて、2017年に Amazon Echo を購入してからスタートしました。

 最初に導入したのは電気のオンオフ。つまりライトです。私の部屋にはもともと2つのペンダント型ライトが付いていて、最初に Philips の Hue ライトを購入して片方のペンダントライトと交換しました。Hue ライトは電球のみなので、もともと丸型蛍光灯が付いていた照明器具には取り付けられないため照明器具ごと交換する必要がありましたが、「アレクサ、ライトを点けて」というだけで操作できたときはそれはもう感動しました。

 次に導入したのがエアコン操作。自室のエアコンはスマート家電ではないので、リモコンを操作できるスマートリモコンで対応しました。私が購入したのがラトック社の「スマート家電リモコン」でエアコン、テレビ、ライトに対応していたため、アイリスオーヤマのリモコン付き丸型LED蛍光灯も購入してもう片方のペンダントライトも Amazon Echo でオンオフできるようにしました。ラトック社で用意してあるリモコンのテンプレートを自宅のエアコンで利用できず苦戦しましたが、後日ラトックから Alexaアプリのスキルがアップデートされたのもあり、かなり細かい温度調整が可能となりました。

 ライトとエアコンが音声操作可能になったことでかなり快適になったので、次は室内の温度を循環させるサーキュレーターもスマート化できないかと考えました。ただ、サーキュレーター自体は安物なのでリモコンは付いておらず、操作も電子式ではなく機械式です。そこで、考えたのがスマートプラグ。これは電気の通電を直接オンオフしてくれるので、リモコンのないサーキュレーターも「アレクサ、ファンをつけて」の一言で動くようになりました。古い機械式が逆に良かったと言えます。

 そして次はいよいよ玄関ドアの施錠と解錠です。これは当時クラウドファンディングに出ていたビットキー社の bitlock LITE を購入しました。サブスクモデルなので定期的な支払いが発生しますが、玄関の鍵は結構重要なので万一失敗した時のリスクを考えて、いきなり高価なものでなく手軽に初めて駄目でもダメージが少ない方を選びました。結果的にはたいへん満足していて、鍵の開け締めはスマホでも Apple Watch でもできますし、万一締め忘れがあっても遠隔で操作もできます。また、自宅に戻った際に自動で解錠してくれるのが非常に便利です。オートロック機能もありますが、スマホを忘れたときが怖くてこちらは利用していません。

 そしてついにテレビになるのですが、私はほぼほぼテレビを見ないので自分の部屋にテレビがありません。ただ、みたい番組がないわけでもないので、テレビも欲しいと思っていました。でも、普通のテレビでは物足りない。そこで購入したのが、ピクセラ社の Xit AirBox(サイト エアーボックス)というチューナーです。これはチューナーのみなのですが、Wi-Fi経由でスマホやPCでテレビが見られるため、スマホやタブレットを持って家中どこでもテレビが見られます。 端末を設定しておけば外出先でもインターネット経由で見られますし、HDDをつなげば録画も可能です。唯一難点はスマートスピーカーに対応していないので、アレクサにオンオフをお願いできない点です。なので、ここはさらに検証が必要。

 ここまででだいぶスマートホーム化できてきたと思いますが、今度は掃除機です。お掃除ロボットをついに購入しました。私が購入したのが Kyvol E31 という掃除機だけでなく水拭きもできる一台二役タイプです。お掃除ロボットで有名なのが iRobot 社のルンバ(掃除機)とブラーバ(水拭き機)ですが、水拭きまでするのにロボット掃除機を2台持つのは大げさですし、コストも増します。特に私の部屋は狭く、掃除機をかけるときに床においてあるものを整理したりする必要があって自動で掃除をかけること自体が難しいので、アタッチメントを付け替えて掃除と水拭きができるこの仕様がぴったりだったんです。ロボット掃除機を使うことで面倒だった掃除が楽しくなりましたし、掃除機をかけている間は別のことができるため、時間を有効に活用できます。私はより掃除を効率化するため、スチールラックの高さを再設定したり、ベッドの高さを底上げしてロボット掃除機が隅々まで掃除できるよう工夫しています。

 そして最新のスマート家電は加湿器です。冬になって部屋の乾燥が気になるようになり湿度を保つ方法はないものかと考えていたところ、とある方から SwitchBot社の加湿器が良いと教えてもらい購入することに。これはアロマオイルのディフューザーにもなるので、ラベンダーなどのエッセンシャルオイルと合わせてリラックスできます。Amazon Echo にも対応しているので、「アレクサ加湿器をつけて」と言えばつけてくれます。

 この加湿器は Switchbot社製の温湿度計とリモコン付きのハブを購入すればエアコン操作と合わせて温湿度管理の自動化ができるのですが、私の場合は上述したラトック社のスマート家電リモコンで室温、湿度、照度が取れるので、コスト的にもそれを利用したいと考えていました。そこで IFTTT(イフト)の登場です。

 IFTTT を使うと、IFTTT対応スマートデバイスの操作を組み合わせることができます。例えばスマート家電リモコンで部屋の温度が20度を下回ったらエアコンとスマートプラグのサーキュレーターを同時につけるということが可能になります。これを使って、私は気温が20度を下回ったらエアコンをつけ、25度を上回ったらエアコンを消すようにしています。また、加湿器も湿度が45%を下回ったらつけ、55%を上回ったら消すように設定していますので、常時最適な気温と湿度を保つことができます。また、自宅のロケーションの日没時にライトを自動でつけることもしています。

 さらに、IFTTTを使って Google スプレッドシートに温度、湿度、照度のログが取れるので、それをグラフ化して変化をモニターしています。

 残念ながら IFTTT は最近有料化になってちょっと複雑なことをしようとする場合は費用が発生するのですが、いろいろ検証するには必要なので投資しています。なにしろタダより怖いものはないですからね(笑)。

 だいぶスマート化してきた感じですが、今後は加湿器の水の減りをモニターしたり、人感センサーを使ったデバイス管理などにチャレンジしたいと考えています。

Photo by Grant Ritchie on Unsplash

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