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ひとり旅 サファリ初体験と42歳のおじさん

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朝ビクトリアフォールズのホテルでピックアップしてもらい、サファリに行く。わたしのほかに、20代後半から30代前半ぐらいのイギリス人のカップル又は姉弟の2人組。
なんかまたお邪魔しちゃってすいません、みたいな感情になる。

朝ごはん付きなのでワクワク。
ザンベジ国立公園に入るのかと思いきや、Google mapで確認するとその手前の森に入っていく。

途中、ガイドさんが英語で色々説明してくれるが、いまいち理解できない。前にイギリス人がいるので遮ってその単語は何?とか聞くことも出来ず、英語ができない自分に悔しい思いをする。これによりサファリへの集中力は落ちるが、動物が現れるとテンション上がる。

ただ、動物もポンポン出てくるわけでなく、Big5 (バッファロー、象、ライオン、ヒョウ、サイ) なんて全然見れないし、ガイドさんの英語もわからないし、わたしとしては期待外れの初サファリとなった。イギリス人たちは満足気。

シマウマ、キリン、象は結構間近で見れた。シマウマはシマシマが綺麗で、特にテンションが上がった。だが共有する人がいないので静かに写真を撮る。

サファリ後、屋根のあるバーベキュー会場みたいなとこで朝食。朝食といっても、10時ぐらいだった。美味しそうなものがいっぱいあり、小さなビュッフェスタイルなのでここでお腹を満たそうとたくさん食べる。
イギリス人夫婦とテーブルが一緒なので、気を使って話しかけてくれる。
だが、イギリス人のブリティッシュイングリッシュが本当にわからない。何回も
ソーリー?と聞き直す。
そして会話が盛り上がらない。まあ気にせず食べよう。
イギリス人夫婦はさくっと食べてお茶やコーヒーを飲んでるけど、わたしはここで栄養取らなきゃと思いずっと食べてる。
またなんかすんません、みたいな感情になる。
ちょっと急いで食べて、朝食終了。
イギリス人が、ウェイターに慣れた様子でチップを渡す。その時までチップの存在を完全に忘れていた。 焦。

イギリス人の渡す紙幣に、10という数字が見える。え、そんなに?私は思わず自分の財布を見ると、最小金額が10USDしかない。考える時間もなく、両替できるような場所もないので、とりあえず、10USDをウェイターに渡し、急いでイギリス人の後を追う。帰りのサファリバスの中で、10USDはあげすぎでは?と自己嫌悪に陥る。イギリス人は10ジンバブエポンドあげてたんじゃ?この後ガイドさんにも渡さないとなのに、もう10USDあげたらお金がなくなってしまう。

そんなことを考えながら、ホテルに到着。結局ガイドさんへのチップはあげるタイミングがわからずあげずに
サンキュー、バーイといってしまう。
こうして初めてのサファリは終わる。やっぱりこういうのは一人で来るものではないと思った。

午後から滝にいくために準備する。

チップについてググったら、ボツワナはイギリスの植民地だったのでチップの習慣があり、ベッドメイキングにも1ドルぐらい置いとくのがマナーらしい。
10USD札を小さいのに変えたくて、ホテルのフロントに言うけど、ないと言われる。結局5USD2枚にしかならなかったので、ベッドメイキングのチップは置かなかった。

滝に行こうとすると、ホテルの前で
ジンバブエ人のおっさんに話しかけられる。
ただで滝まで案内してあげると言われて、滝まで付き添ってもらう。
歩いて15分ぐらいで滝のエントランスへ。
その道中、

おっさんはお土産物屋さんをやっていること
結婚していない42歳であること

君がフリーだったら君と結婚して日本に行く
君は仕事しなくていい、僕が日本で仕事して稼ぐ

というお話などを聞き、その後明日の予定の話になり、明日のボツワナ行きのタクシーを安く見つけてあげると言われる。10USD以下でいけるらしい。
だが、詳しく聞くと僕も国境まで一緒にいって君を待っている、と言ってる。

いや、私明日はボツワナに泊まるんです

あ、そうなの?じゃあダメだね。一緒には行けないね。でもタクシーは探してあげるよ。

あと少額紙幣への両替をしてくれる人も探してくれるらしい。ありがたい。これに乗っかろう。

エントランスの前で、滝から帰ったらホテルの近くにいるから俺を探して、と彼は去っていった。

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