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浅草と川と水族館の日記 - 20210606

眠すぎるけどいい日だったので日記を書く。

ツイッターのアイコンが変わった。

夜な夜なキャラデザの打ち合わせを重ねた末に決定されたもので「女子」「デフォルメ調」「単色っぽさ」「先代アイコンの黄・白・黒配色の踏襲」「遠目に見てもアイコンとして把握できるシンプルさ(要素の少なさ)」「その他、役不足個人の趣味嗜好、好み」といった条項の数々が遺憾なく実装されている。サイコーすぎて一日中ニコニコしていた。ありがとうね。

昨日(土曜日)に起床したのが18時だった。よって夜に寝られず結局今日(日曜日)の昼までゾンビのように起きていた。さすがにそのあたりで体力も尽き始めていたが、それはそれとして今日は16時集合の用事があり、完全に\(^o^)/オワタという具合であった。実際正午ごろに寝転がって幽遊白書を読んでいた際に結局眠気に負けていつの間にか眠っていた。\(^o^)/オワタと思いきやぎりぎりの時間にハッと目が覚め、急いで出発したら間に合った。こんなんばっか。

待ち合わせみたいな予定があるときに死ぬほど眠くて、寝たらいかん寝たらいかん……という自制の末にいつの間にか眠りに落ちていて、あれ?なんか2,3分くらい寝てた?と思って慌てて起きて時計見たら全然3時間後とかで予定をとっくに過ぎてて背筋がサーッと冷える、みたいな体験をよくやる。よくやりたくない。

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昨日友達から「明日浅草いかない?」という旨のLINEが来てありがとうと思い、今日ありがとうと思いながら浅草へ向かった。

7歳くらいまで都内に住んでいたのだけど、浅草はその頃に母親や叔母がよく連れてきてくれていた。引っ越してからも東京に来るたびに訪れていた気もする。よく覚えていない。龍が巻きついた剣の金属キーホルダーをねだっていたことは覚えている。本当によく覚えていない。自分にとっての浅草とはそういう場所だ。龍が巻きついた剣の金属キーホルダーをねだるための場所だった。

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そんな朧げな記憶の中の街であった浅草に来てみるとその記憶は存外に正しく、雷門をくぐると覚えている通りの光景があった。ただどの店も背が縮んでいた。そう見えたのはこっちがでかくなっていたのが原因であった。龍のキーホルダーはほしくなくなっていた。

どうでもいいんだけど浅草という地名が好きすぎて来世は浅草という名字になりたい、という気持ちをずっと抱えている。と思ったらすでに「映像研には手を出すな!」にいるらしい。

浅草寺を歩き、友達にそそのかされておみくじを引いた。大吉が出て、いいねと思った。

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いいことしか書いてないのが逆にすごい投げやりに見えてくる。

うまいハンバーグの店があるというので行った。なんも食ってなかったので空腹がやばく、うまいハンバーグを食べたい気分だった。

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うまそーーー

実際うまくかなりお腹が膨れた。野菜やだと思ってたら全部友達が食べてくれた。そういう人生を送っている。

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退店して歩いた。隅田川を見て、川っていいなと思った。川っていいなとは普段から思っていたがこんなに川っていいとは思わなかった。川と共にありたい。

花火大会に行きたい。いちばん行きたい。

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アサヒスーパードライのロング缶が空き缶となって放置されていた。隅田川を見ながらアサヒスーパードライのロング缶を飲み干した誰か。

友達が水族館行く?と言ってきたので、水族館?水族館ってあの「最近マジで行きたすぎ」でおなじみのあの水族館?なんで?そんなんあるわけなくない?どういう意味?都合がよすぎる、そんなわけがない、法螺を吹くのも大概にしろ、なんだこいつは、意味がわからない、怖い、逃げたい、できるだけ遠くへ逃げたい、と思ったが曰く徒歩で行ける距離にすみだ水族館があるらしい。結婚してくれ。

歩いて向かった。

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なんかスカイツリーあった。でけー

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なんか水門(かっこいい)。

ここまで書いた時点で完全に寝てしまい翌日の夜中に書いています。

で、本当に水族館に着いた。

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最高……

入場に2300円もかかるのは知らなかった。

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入っていちばん最初の位置にいた小さい魚。きれい。

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永遠にこの状態だった魚。

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今年は3羽のペンギンの赤ちゃんが誕生!
毎日すくすく成長する様子を写真でお届けします♪

頼む

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ペンギンいっぱいいてかなり最高だったんだけど常に動きまくってるからまともな写真が撮れなかった。

ペンギンの赤ちゃんが生まれたという掲示や写真がたくさん見られた。スタッフの愛を受けて成長中、といったような。
それを見て、そうか、世の中にはこういう場所で「ペンギンの赤ちゃんを育てて給料をもらっている人」がいるのだなと気づき、ちょっとした衝撃だった。ペンギンの赤ちゃんを育てることを仕事に生活している人。幾千の職種が存在するこの現代社会で、ペンギンの赤ちゃんを育てて生計を立てている人。それってすごい。
ここで「飼育員」などという現実的な表現を持ち込まれると邪魔な納得感が生じて興が削がれる。「ペンギンの赤ちゃんを育てる人」というプリミティブな認識によって初めて認知されるこの腑に落ちなさを今一度見つめてみたい。

「いやあ久しぶり!高校以来だから……5年ぶりくらい?」

「そうなるかな。お互い変わんないね」

「あ、すいませーん。私アイスコーヒーで。そっちは?」

「じゃあ私もアイスコーヒーで」

「それで、どう?いい男でも見つかった?」

「ぜんぜん」

「そうよねえ。ていうか今あんた何してんの?仕事」

「ああ、ペンギンの赤ちゃん育ててる」

「え?」

「ペンギンの赤ちゃん育ててる」

「ペンギンの赤ちゃん?」

「うん」

「なんで?」

「いや、仕事で」

「仕事でペンギンの赤ちゃん育ててんの?」

「うん」


どこかのカフェでこういう会話がなされている可能性だってある。ペンギンの赤ちゃんを育てるために出勤し、ペンギンの赤ちゃんを育てたので退勤する、そういう暮らしを送る人がいて、彼らは今月もペンギンの赤ちゃんを育てたことによる給与を受け取っているのだ。

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ペンギンステッカーを買って退館。楽しかった。

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出口を進むと完全に夜になっていた。

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いくわよ、と「思って」いる男性のパネルを横目に、押上駅に降りて解散した。

帰るついでに駅のスーパーでいろいろ買った。

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最近の役不足は野菜を食べない(あまり食べないとか足りていないとかではなく、「食べない」)あまり、同時に四つの口内炎ができるといった災厄に見舞われる日々が続いており、この前日に知人から受けた「野菜ジュースを買い、飲め」という警告に従い、飲みやすいと教わったやつを買って帰った。ビタミンの真逆の存在みたいな冷凍食品もうっかり買ってしまったが仕方ない。

帰宅して0時頃に力尽きて寝た。完全に疲れていたので半日は眠るやつだろうと思っていたら五時間で目が覚めて生活がまたよくわからん感じになってしまった。最近自分の身体が何を言っているのかよくわからない。

水族館おすすめです。さようなら。

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