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残暑と猫と新体験の日記 - 20210921

たまにこうやって日記書いてるけど最近は一万字近い文字数がある頭のおかしい日記になりがちなので今日は短くします。ちなみに全然翌日に書いています。

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16時過ぎに起き、ツタヤで借りていたやつをツタヤに返却すべく歩いて出かけた。いい猫がいた。


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暑くないような、暑くないわけでもないような九月の感じだった。「今日から半袖を着るぞ」と意識する、という微細な変革すら億劫に思うカスの性分のせいで結局長袖を着続けて夏が終わり長袖の季節が訪れつつある。


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コンビニで紙幣を崩すため全然うまくなさそうなメントスを買った結果、全然うまくなかった。紙幣を崩すための買い物ってなんか好きだな。


ツタヤへ返却を済ませて、なんも食ってなかったので近くのマクドナルドへ。

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ポテトLサイズ(クーポンにより190円)とチキンクリスプと水、という効率厨そのものみたいな注文を毎回してしまう(満足できるからいいけど)。

ブックオフが近かったのでとりあえず行って、ふ~んみたいな顔をして店内をうろついて帰った。

それでいうと先日立ち寄った際に「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」が安かったので四巻まで買ったのだがこれが想定より遥かに良い漫画だった。これまで「ヴィレヴァンにドロヘドロと一緒に置いてあるやつ」「なんか、サブカルの漫画」「正直タイトルが好きすぎる」といった不明瞭な印象だけが散逸しており「どれどれ……」みたいな態度で読んだらかなりちゃんと好きだった。

まあ浅野いにおが浅野いにおをやってるなあという良くも悪くもなあの感じはもちろんあり、随所でほとばしる悪意に「この人はすべてを揶揄する気でいるのか」という悪寒を感じる瞬間もあった。
いや普通に好きなんだけど、ただまあ「そういう作風」として一歩引いた位置から理解(共感ではない)しつつ目で追える現在の状態で初めて読んでいるからいいものの、いちばん感受性に影響を受ける14歳とかの時期に浅野いにお作品を通過していたらおぞましい事態に発展していただろうなという恐ろしさはある。

おんたんから泉こなたの因子を強く感じる。役不足はおんたんのことがマジで好きです。


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怪奇!ライフガードを永遠に飲んでいる男


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用もなくなったので帰った。ライフガードとメントスを同時に口に含むものの何も起こらないので了解と思い帰った。


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新しく買ったヘッドホンが届いていたので帰宅後はずっとこれで遊んでいた。

スカルキャンディという悪趣味な名前のメーカーが出しているクラッシャーというやつ。
かつて昔ヘッドホンへの興味が止まらない時期というのがあり、買うでもなくいろいろ調べ続けるだけの悶々とした日々のなかでこのモデルを知った。ということを最近になって思い出した。

当時は結構な値段がした(記憶がある)ので手が届かなかったのだが、ワイヤレスやらなんやらの新型がリリースされまくった現在、旧型も旧型である当時のクラッシャーはかなり安くなっていることを知り、クラッシャーがある暮らし今も全然したいなと思い買った。
なんかすごいかわいい緑のやつ(未使用品)を2000円台で買うことに成功した(中古であればメルカリで2000円くらいで買えます)。

スカルキャンディーはこれまでにない画期的な【デュアルドライバー】システムの開発に成功しました。
これは通常のドライバーとは別に超低域(55Hz以下)によって大きく振動するドライバーをもう一枚搭載し、サブウーファーとすることで大口径のスピーカーで音を浴びているような特別な感覚を味わえる画期的なシステムです。

かなり特殊な機能が特徴になっており、出力される低音に合わせて耳元のウーファーが物理的に振動しまくるという、頭のいい人が考えたのかバカが考えたのかよくわからないアイデアが採用されている。

スカルキャンディーから未知の振動体験をお届けします。

未知の振動体験をお届けしてくれるそうです。


で、使ってみたんだけど、これはすごい。耳元から鼓膜めがけてブンブンブン!!!!ゴウンゴウン!!!!!ドムンドムン!!!!と鳴りまくり、頭の芯へ直接「迫力」が入力されるので音楽が強制的に大迫力になる。なんか笑ってしまうし、このヘッドホンを初めて使った瞬間の人というのは7割近くがなんか笑ってしまっているのではないかと思う。それくらいなんか笑ってしまう。すごくて。
音はかなりいいんだけどかなりドンシャリなので中域がちょっとアレではある。細かい音質への頓着が全然ないからいいけど。

振動機能は音の質そのものに影響するというより、もっとフィジカルな「体感」感を発生させる舞台装置のような感じかもしれない(ちょうどうまく音質に調和することもあるにはある)。といってもチャチな感じは全然なく、むしろかなり上質なオーディオ機器としてまとまっていると思う。飛び道具ではあるけど振動オフにして普通に使えるし。

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昔買ったのも含めるとスカルキャンディは三台目になる(前二台は壊れたりしてもう使ってない)。
ファッション文化に接続されたコンセプトのメーカーなのでデザインがシャレオツであり、ドクロのロゴも昔はクソダサだと思っていたがなんか今はもう逆にかわいくていいなと思っている。一応言っておくとオーディオマニアとかでもなんでもないです。

そういえば半年前(半年前!??)に買った「ambie」もかなり実用している。変わり種のオーディオって好きだな。

オーディオ機器としては基本的にJVCのかっこいいやつとよくわからんモニタリングヘッドホンを長いこと使っている。


それでまあ好きな音楽とかをクラッシャーでいろいろ聴いてみていた。「振動機能で聴いたらすごかった曲」を挙げていこうかな。

■Lucky Kilimanjaro「Drawing!」

マジで死ぬかと思った(気持ちよすぎて)。

■METAFIVE「Luv U Tokio」

振動機能が反応する音域を考えるとバンドサウンドの音楽よりはシンセベースでスーパーローが出まくっているような電子音楽が合うだろうなと思って聴いたらすごかった曲。

■サカナクション「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」

サカナクション聴いたらすごいだろうなと思って聴いたらすごかった。「ネイティブダンサー」「ミュージック」「ユリイカ」「多分、風。」とかもすごいことになった。

■KIRINJI「「あの娘は誰?」とか言わせたい」

この曲聴いたらすごいだろうなと思って聴いたらすごかった。千ヶ崎学の弾く五弦のいちばんいい聴き方かもしれない。


■SuiseiNoboAz「Ask For Tiger」

とはいえバンドサウンドでもボトムが強靭なものは振動に映えるだろうなと思って聴いた。このアルバムはミックスがかなり好みで特にキックの鳴り方が最高。


■SuiseiNoboAz「SHORES」

同じくスイセイノボアズの最新作から。すごいだろうなと思って聴いたらすごかった。


■54-71「humpty empty mellow blues」

役不足が耽溺し続けているバンド、54-71の4th作1曲目。ゴウンゴウン鳴って楽しい。


■中村佳穂「LINDY」

すごかった。


■Suchmos「STAY TUNE」

サチモスがだいぶ好きなのでいろいろ聴いてみたけどこれがいちばんドムドム来て最高だった。


■bonobos「Cruisin' Cruisin'」

ローの量が暴力的で気持ちよすぎる。余談だが同バンドの新曲が素晴らしすぎる。


■米津玄師「LOSER」

ローの量という点で想起した曲。「春雷」もすごかった。


■吉田一郎不可触世界「法螺」

バンドサウンドばっか聴いてきたので電子音楽の類にめっぽう疎い役不足が知る限り最も低音の量が度を過ぎている一曲。耳がぶっ壊れるかと思った。ヘッドホンが震えすぎてマッサージ機を当てられてるみたいだった。


■ヒトリエ「Film/looP」

意外にヒトリエの曲がどれもよく合う中でかなりマイナーなインストだけどこれがいちばん気持ちよかった。


■山下達郎「SPARKLE」

やっぱこれよ、と思って聴いて、やっぱこれよと思った。


■THE IDOLM@STER FIVE STARS!!!!!「VOY@GER」

これは、とんでもないことになるんじゃないか、と思って聴いた。
これがいちばんすごかったです。「大変なこと」が起きます。

ちなみに役不足はこの曲のPVを「『覚悟』ができない」という理由で未だに観ていない。


以上です。ちなみに全部ハチャメチャな爆音で聴いた。クラッシャーの特徴ですが、こういうことを一晩中やっていると耳が完全に終わる。この翌日は右の鼓膜が終始変だった。

すみません。このヘッドホンがうんぬんというくだりはまだ続きます。


ここにきて、アイマスの曲を聴いたことでとある考えがよぎった。

自分が長く使っているウォークマン(手持ちの再生機器でいちばん重い音が出る)には「VPT機能」というのがあり、楽曲の響き方を「スタジオ風」「クラブ風」という具合に設定できるのだがこれの「コンサートホール」というコマンドの精度がかなり高く、あらゆる曲がマジでライブ音源みたいになる。

この機能をアイマスの曲に適用したらどうなってしまうのか……という恐怖にも似た期待がありつつも、怖すぎてなんだかんだで一年以上実行できずにいた。

クラッシャーを手に入れた今、ライブ音源を聴くとすごい、と評判の振動機能を最大出力にして、なおかつコンサートホール設定のアイマス楽曲を聴いたらどうなるんだろう、という考えがよぎったのだ。


え?


………


え?


ま、そんなことできませんわ(笑)


無理を言いなさんな(笑)

無理を(笑)


そないな恐ろしいことできませんて(笑)


恐ろしゅうて(笑)

恐ろしゅうて敵いませんわ(笑)


ホンマ(笑)


ホンマこれ(笑)








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振動量を……

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最大、と……


で、VPT設定を……

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コンサートホール、と……  



で、アイマスでいちばん好きな曲を再生、と……


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……











ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





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え?














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ウワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!












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すみません。起こっていることに身体が耐えられず、小学五年生の頃に戻ってしまいました。

そんな大げさな、と思っているでしょうが、なんかもう「本当」だった。想像していた遥か上を行く「本当」加減に立ち尽くしてしまった(座ってたけど)。

言わずもがなライブをそのまま体感できるみたいな良さがあるんだけど、もっと厳密にいうと、ライブを生で観ているとき特有の、日常生活で絶対に出会わないようなレベルの爆音を生で浴びている時間のあの「感じ」が、VPTによる音響と音量と物理的振動、という条件によって、耳元でのみ「再現」され「成立」し、え!??ここライブ会場!!??いや違うオタクの部屋だ、え!?!でも耳はマジでライブ会場にいるんだけど??どゆこと??と脳が混乱する感じがあり、そして不思議なのはその戸惑いがすべて「わけわからんくらい良い」という感想へと無抵抗に変換されていくことだ。

「い、『居る』!?!??」と動揺してしまう感じがあるのだ。ライブの「あの感じ」を文字通り身をもって体感できるので「大変なこと」になる。それをアイマスの曲でやってみなさいよって話ですわな。

思えばアイドルマスターのキャラというのは虚構であるがゆえにそのライブという場も実在しない。アニメーションや3Dを用いたライブ映像や、声優によるライブ、による「再現」は存在しても、その再現の対象である「生身のアイドルたちによるライブそのもの」を肉眼で捕捉する機会というのは存在し得ない。存在し得ないのに、いま、存在の、実在の片鱗が聴覚に迫ってくるのだ。
存在してるみたいに聴こえる、という矛盾が瞬間的に立ち現われ、そのとてつもない違和感がなぜかすごく嬉しい。

事実、いまこれを書きながら「THE IDOLM@STER MASTER PRIMAL DANCIN’ BLUE」をひととおり聴いてみていたのだが、一曲目のボーカルに入った瞬間、思わず「や、やよいーーー!!!!!」と絶叫しそうになってしまった。こんなことで近隣に迷惑をかけたくないので抑えられてよかった。

怖かったものの一度やってみると楽しくてしょうがなくなりいろいろ聴いてみている(現在進行形で)。好きなアイマスの曲を聴くというだけではだめで、この聴き方に合う曲を判断する審美眼が試されている気持ちになってくる。何かが分泌されているのか、いまなぜかめちゃくちゃタイピングが速くなっています。

現時点で「Funny Logic」「ブルウ・スタア」「99 Nights」「黎明スターライン」「プリコグ」「いつだって僕らは」あたりがすごい。でもこの営みは明らかに危険(精神にも鼓膜にも)なので頻繁にはできんなとも思う。
クラッシャー、他のオーディオとは明確に一線を画す体験ができておもしろいのでおすすめです。


結局そういう感じではしゃぎ続けて就寝は朝の七時(東京は夜の七時)だった。最近ずっとこういう感じではあるので今日に限った話でもないんだけども。

布団の中でうる星やつらのWikipediaを熟読していた。
役不足は小学生のとき進撃の巨人とかが流行るなかでなぜか単身うる星やつらにハマっていた時期があり、かなり感受性に影響を受けた。好きな女子は面堂了子と水之小路飛鳥です。でも今思うと結局しのぶが好きだなとは思う。思って寝た。

いい日だったな。


というわけで……


あれ?


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さようなら

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