例え話

厄祓い行ったし円形脱毛症もほっときゃ治るだろ、と思ってたんだけど全然治らないどころか徐々に広がりつつあったので満を辞して皮膚科に行ってきました。

病院って、とにかく待たされるイメージと、その中でもとりわけ皮膚科は老若男女が集まるところ、さらに平日休みじゃなくなった今、初診なんて土曜受け付けてもらえないんじゃ…という取り越し苦労のせいで1ヶ月くらい決心つかなかったんだけど、結果行ってよかった、まだ治ってないけど。

薬を処方してもらうだけで安心感が違う。つるっぱげになる夢を2回みた後、顔では笑いながら心は葬式みたいな日々を過ごしていたけど皮膚科帰りはスキップしたくなったし遠回りして帰ろうかな〜くらいテンションあがってた。

なにより先生が優しかった。一番家に近い皮膚科が、なんと同じ大学の医学科を卒業された先生の病院で円形脱毛症のこともHPに詳しく書いてあって、もうここしかない、って運命感じてたけど、とにかく土曜に行くのが憂鬱だった。あと本当医者って怖いじゃん、何がとは言えないけどさ。

で、その先生で一番安心したのが薬の説明で、素人でも分かりやすい言葉で、具体的に量と使い方を説明してくれた。

「薬を使っても治りません、と言う方が多いんですが、量が足りてない人が多いんです。大火事になってるのにジョウロで水撒いてるのと同じで、それじゃあ意味無いんですよ。一回一円玉くらいの量を塗ってください、一円玉くらいって0.5ccなんです。朝晩塗ったら一日1cc、今回30cc出しますから1ヶ月で使い切るくらいです。だから1ヶ月後また来てくださいね。」

昔仕事帰りに絶対インフルだわ、ってフラフラになりながら行った新宿の夜間病院の先生に、どの薬にしますか?って聞かれて、あんたに任せるよ〜早く横になりたいよ〜死ぬ〜って思いながらも「なにが違うんですか」って聞いたら鼻で笑われて訳の分からない専門用語をベラベラと捲し立てられたトラウマがあったので、やっぱり地元のかかりつけ医というのは安心感あるな〜としみじみ思いました。

普段私は例え話をする人が苦手なんですが、大火事にジョウロ、という情景がまざまざと思い浮かべられる例え話には感動すら覚えました。

その時の気持ちを例えると、飛び込み営業した先の社長に気に入られる、みたいな感動です。



こんな例え話が嫌なんですよ、上手くできない〜例え話で感動させてぇ〜共感してもらいてぇ〜

そんな事よりハゲを治したい。薬効きますように。











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