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【自然体験と子ども心~Our greatest natural resource is the minds of our children.~】

最近地域づくりにのめり込み、すっかり自然体験の話から遠ざかり気味。。。
自分の専門を忘れてしまいそうになることも。笑
最近地域作りの色が強くなってきたので、自然体験が本業だって話を。
僕の主軸にある子ども心「センスオブワンダー」をカタチにします。


《センスオブワンダーとは》
みなさんは自然の中にいると美しいもの、未知なもの、神秘的なものに思わず目を奪われたり、ハッとさせられたりすることがありませんか?
この感覚こそが「センス・オブ・ワンダー」です。
私たちは神秘さや不思議なものに目を見張る感性を生まれつきもっています。
子どもたちの世界は生き生きとして美しく、驚きと感激に満ち溢れています。
しかし、この感性は自然から遠ざかり、人工物なものに夢中になってくる、大人になるにつれて鈍くなっていきます。。。。

突然ですが問題です。
「氷が解けると何になるでしょう」私が、学生時代の恩師から問いかけられた問題です。みなさんの答えは何ですか?

普段、子どもたちと接していると、大人の常識では思いつかないような、豊かな発想や想像を超える行動で楽しませてくれます。
子どもたちと森の中で遊んでいる時にも感心させられる出来事がありました。
水たまりで子どもたちがジャブジャブ遊んでいると、ある女の子が花びらを浮かべ始め、みんなで『宝石が浮かんだプールみたい!』と帰る時間までワイワイと遊んでいました。
大人からするとただの水たまりも子どもたちにかかれば宝石が浮かぶプールに変わってしまうのです。

ところで、先ほどに問いかけた問題のみなさんの答えは何でしょうか。
常識で考えると水になるのが正解です。
しかし、ある子どもは、「春になる」と答えたそうです。
僕は、この答えを聞いたときにハッ!とさせられました。
「氷が解けると土がでて春になる。」
なんて素晴らしい感性なのでしょうか。
自分が常識にとらわれているなと思う瞬間でした。


《まずは感じること!》
海洋生物学者であり、詩人であったレイチェル・カーソンはこんな言葉を残しています。
『「知る」ことは、「感じる」ことの半分も重要ではない。』
私たち大人は、自然のことを一生懸命に知ろうとしているうちに大切な何かを忘れている気がします。

《親と子の大切な時間》
人は生まれてから死ぬまでに,どれだけの”感動”に出会うのでしょうか。
先日の森の活動は,普通は嫌がりそうな雨の中での活動でしたが,「雨が降ったおかげで子どもが楽しそうにしていました。貴重な体験ができて良かった!」とのお言葉をいただきました。レゲエ音楽の神様,ボブ・マーリーが次の名言を残しています。

「Some people feel the rain. Others just get wet.(雨を感じることのできる人もいれば,ただ濡れるだけの人もいる”)」

大人は雨で濡れることを不快思ってしまいがちです。
一方,こどもは雨に濡れることでも,楽しむことができます。
大人は,大人への階段を登るにつれて,純粋に楽しむ感受性が抜け落ちてしまいがちではないでしょうか。
子どもにとって親と過ごす時間はもちろん大切ですが、大人にとっても子どもと過ごす時間は、センスオブワンダーの世界に戻ることができるもっと大切な時間だと僕は感じています。

Our greatest natural resource is the minds of our children.- Walt Disney (ウォルト・ディズニー) -

【子どもの心を忘れないように】

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