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健康保険料が安い薬剤師専門派遣会社ランキング

本日は健康保険料の安い薬剤師専門の派遣会社の紹介記事となります。
結論から申しますと「薬ジョブさん」が一番お得となり、ランキング最下位からの年間保険料は4万円程差がつく場合があります。(月給や年齢により変わります)

まず初めに健康保険のざっくりした概要についてお話します。
派遣薬剤師さんが加入している健康保険には「協会けんぽ」と「健保組合」の二種類があります。

簡単にはなりますが、中小企業は「協会けんぽ」、大企業やその系列企業は「健保組合」となる場合が多いです。

「協会けんぽ」と「健保組合」の一番の違いは保険料が安さや、不随する独自の福利厚生サービスがある事です。


ちなみに「協会けんぽ」の健康保険料率は全国平均で「10.0%(折半前)」となります。
その一方で「健保組合」の健康保険料率は「8.5%(折半前)」などの組合もあります。

このような違いから同じ給与でも手取りの金額に差が出ます。
派遣会社を時給で選ばれている方は細かい部分ではありますが、保険料率も確認していただけると手取りを増やすことが出来ます。

そもそも健保組合によって保健料率が変わる事を知らない方もおられるかと思います。
また保健に付随する福利厚生も健保組合によって変わってきます。

付随サービスに関しては下記のようなものがあります。
・ケガや出産をした際の手当金
・宿泊施設/レストラン/テーマパーク/ジムなどetc.


それでは保険料の安い派遣会社順に見ていきましょう。
※今回も薬剤師の派遣会社を謳っているだけで、実際はあまり名前の出てこない企業は除外しております。

○割安健保ランキング

1位 薬キャリ(エムスリーキャリア株式会社)/関東ITソフトウェア健康保険組合

「関東ITソフトウェア健康保険組合」は保険料が低いのに保証が手厚いのが特徴です。病気や怪我、出産などに際しての給付が手厚く、他の健康保険組合ではあまりない出産育児付加金があり、出産育児給付金に加えて1児につき追加で9万円が支給されます。またホテルやスポーツクラブなどを安く使える保養施設も充実しており、ディズニーリゾートもお得な料金で行くことができます。


2位 ファルマスタッフ(株式会社メディカルリソース)/東京薬業健康保険組合

「東京薬業健康保険組合」は「検診を活かして伸ばそう健康寿命」という理念を掲げ、充実した検診をサポートしいるのが特徴です。こちらが運営する健康開発センターでは30歳から大腸がんや骨粗しょう症、肝炎ウイルスなどの検診を受けることが可能です。
また健康増進のためWebウォーキング大会(リモート参加型ウォーキング大会)なども実施し、健康意識の底上げにも注力しています。


3位 ヤクジョブ(クラシス株式会社)、株式会社アプロ・ドットコム、株式会社ファル・メイト/協会けんぽ

「協会けんぽ」は特定の企業や業種を母体としない日本最大の健保協会となります。前身は社会保険庁が実施していた政府管掌健康保険。

各都道府県に支部を持ち、財政面では都道府県が単位となるります。
健康保険組合のように解散することは認められない為、安心して加入が出来ます。



○知っておくと良い事

①健保組合は赤字になって潰れることがある

現在では、健保組合の7割が赤字になっており、最悪の場合は解散して協会けんぽに移行してしまいます。

少し前ですが2019年に派遣会社が多く加入していた「派遣けんぽ」という健保組合が解散しました。
解散した最大の理由は会員の高齢化が進み、医療費の支出額が増え、負担しきれなくなった為となります。

昨今ではどこの健保組合でも加入者の高齢化が進んでいます。
その点「関東ITソフトウェア健康保険組合」は組合員の平均年齢の低さ、IT系の年収の高さから収益の良さを考えると解散しにくいと考えていいでしょう。(実際、関東ITソフトウェア健康保険組合への加入条件は厳しいです)

②インフルエンザ補助は各派遣会社が備えている

こちらに関しては基本どの派遣会社も健保組合以外での補助をしていることが多いので、協会けんぽだからダメなどはありません。
勤務条件によっては受けれないなどもありますので、詳しくは担当へご確認ください。


③健保組合と関係はないが、福利厚生でe-ラーニングや独自の福利厚生を完備している派遣会社がある

薬キャリ/ファルマスタッフ/ヤクジョブ/アプロ・ドットコムは社保加入者以上などでe-ラーニングの使用が出来るなど、学習面でも福利厚生を整えています。

またヤクジョブでは福利厚生としてK・POINTという制度があり、習い事やホテルの利用を負担してくれる制度があります。(年間最大2万円相当まで)

○最後に

以上、割安健保組合の記事でした。
健保組合によって特色があり、保険料率に差があるんなど様々でしたね。

稀に福利厚生の件で相談されますが、ほとんどの派遣薬剤師さんは予約が取れないなどで保養施設やスポーツジム割引を活用されていない気がします。
そういった面で自動的に保険料が安くなる薬ジョブさんの「関東ITソフトウェア健康保険組合」が魅力的ではありますね。

逆に他社は保険料率が安いので、時給を上げてくれという材料に使われる派遣薬剤師さんもおられるようです笑
本当に交渉上手ですよね!

それではまた次回記事にて〜!

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