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薬剤師1年生が優秀な薬剤師/社会人になるために必要なこと10個

こんにちはれぱのんです。

薬剤師国家試験の結果発表があり、新社会人になった薬剤師も多いことでしょう。最初の数日〜数ヶ月は各地で新入社員研修が行われているわけですが…

やはり良いスタートダッシュを切って、輝かしいキャリアを手に入れたいものですね。ということで、社会人の先輩として今までの経験を踏まえて「ここは大事だよ」というポイントを10個にまとめてみました。

同期よりも早く管理薬剤師を経験し、赤字店舗を黒字化、異例の休職許可、最年少課長etc. を達成した秘訣(大袈裟)をご紹介したいと思います。

①信頼関係を築く

何はともあれ、人と人との関係性ですから「信頼関係」を構築する必要があります。これがなければ、お互い気持ちよく働くことができないですし、色々と教えてもらうこともままなりません。入社直後に意識したことは以下の通り。

・職場の上司や同期の名前を1日で覚える。(大手は無理だろうけどw)
・無遅刻無欠勤&5分前行動
・元気な声で挨拶(バカみたいに声を張る必要はない)
ものの受け渡しは基本的に"両手"で行う
・レポートは丁寧かつ高い質で仕上げる
研修中、絶対に寝ない
・社是や唱和があれば翌日までに覚えて出社する

みなさんの最初のお仕事は上司や周りの人に「この子は社会人としてやっていけそうだな」「成長する気がありそうだな」と思わせることです。上の項目で太字になっている部分はできていない人がやや多かったため強調してみました。

②1度言われたことを1度で消化する

入社直後というのは、その現場やローカルルールに慣れる必要があります。そして、そのために上司たちが色々と説明をしてくれます。操作手順や注意点などは絶対にメモをするということを心掛けてください。メモをしていてもわからないことは出てきます。にもかかわらず、メモもせずに「わかりません。」と言う奴は社会人として失格です。

入社直後はいつでもメモが取れるようにメモ帳とペンを常に身につけておきましょう。これは本当に大事なことですのでお忘れなく。こんな簡単なことで「やる気がない」「社会人として基本ができていない」と思われると損ですよ。

逆に、こんな小さなことで「適応力がある」って評価されるんですから、イージーゲーム。僕は、飲み会でも常にメモ帳を持ち歩いていました。自分の話をメモしてくれる後輩。可愛く映るもんですw

③積極的に挑戦する

あなたを成長させる言葉。それは「それ、やってみてもいいですか?」

何事も実際にやってみることが大事ですね。挑戦をすれば絶対に失敗をします。その小さな経験(失敗)の積み重ねが周りの同期との大きな差を生み出します。「挑戦→失敗→成長」というスパイラルに自ら飛び込みましょう。

上司も最初の数人には優しく丁寧に教えてくれます。しかし、暫く時間が経つと(また同じことか…)と思う人も出てきます。(この時期にまだ失敗してるの?あの子は早々にできるようになってるのに…)なんて思われる可能性だってあります。

結局、「あの子は成長が早い」「この子は成長が遅い」という曖昧な評価は最初の一歩の違いだけだったりします。

「私は人見知りで、積極性がなくて、周りからの評価も低い…」と思ってるならその殻を破ってください。でなければ、死ぬまでそのままですよ?

④自己研鑽を怠らない

人の評価はなかなか変わりません。ということは「最初」が肝心なわけです。社会人1年生に大した差なんてありません。優秀そうに見える子との違いは「予習・復習をしているか」ぐらいに小さなものだったりします。

れぱのんは研修期間中…常にメモを取り、寝る前 or 起床後にメモを見返す。これをひたすら繰り返しました。上司から「この前の研修で言ったこと覚えてる?」と言われたときのレスポンスに差が生まれるのは当然です。社是を覚えられていない同期と毎日復唱しているれぱのんの差が生まれるのは当然です。

「勉強はイマイチなくせに世渡りが上手な同期」「大学では優秀な成績で期待されていたのに出世しない同期」の違いはこの小さなポイントを抑えているかどうか。薬剤師と言えど、薬の知識だけを求められているわけではないんです。そこをわからずにTwitterで文句ばかり垂れ流している先輩薬剤師のようにならないため、予習・復習に取り組みましょうね。

(研修期間終了後は毎日仕事の後1-2時間は医薬品・病態・薬事法などの予習・復習を継続していました。本当におバカだったれぱのんですが、このおかげで仕事ができる新人という評価をいただいていました。)

⑤なぜ?と理由を考える

言われたことができない       →論外
言われたことしかできない      →その他大勢
言われたことの背景を鑑みて行動できる→将来有望

「なぜこの手順が大事なのか」「なぜこういうルールができたのか」「なぜ上司は私に頼んできたのか」ということを考えて行動できるか?

言われたことに漠然と意味も考えず取り組むのは機械と同じ。「なぜ?」を考えれば改善策が見えてきたり、緊急時に適切な対応が取れたりします。

この習慣がついている人を本社の人間は「あの人は優秀だ」「あの人に頼めば間違いない」「あの子はわかってる」と評価します。いつも何も考えずに言われたことだけをこなす薬剤師は、今後必要とされなくなりますよ。

⑥面倒な仕事に進んで取り組む

みんなが嫌がる仕事。ありますよね?

「それ、やってみてもいいですか?」

③積極的に挑戦するでお伝えした魔法の言葉、ここでも使えます。「みんなが嫌がる仕事を率先して行う」というのは同僚からすれば嬉しいわけです。それだけであなたの職場での価値は上がるわけです。「あの子は気が利く」「積極的で頑張っている」「何をすべきか適切に動けている」とか上司は評価するわけですよ。

この小さな努力がのちの昇進に繋がるわけです。昇進したときに周りの同僚たちが「あの人なら納得!!」となるわけです。簡単な仕事ばかりに逃げて、味方が増えると思いますか?自己中心的な人は必ず窓際に追いやられます。あなたはどちらを目指す?

⑦上司の立場で考える

上司はあなたや周りが思うほど優秀な人ばかりではありません。"上司にばかりいい顔をしている上司" だっているわけです。でも、そんなことに文句を言ってもしょうがありません。

あなたが行うのは「先輩薬剤師」「先輩事務」「管理薬剤師」「マネジャー以上の上司」があなたに何を期待していて、どのような行動を取れば喜ぶか?を考えて行動するだけです。

「私も大変なんです!」「なんで私のことをわかってくれないんですか!?」「先輩ばっかり…」みたいなメンヘラ後輩って、正直めんどうですよね。こんなところで承認欲求を発揮しても不発どころか反感を買うだけ。

上司を掌で転がすぐらいの余裕を持ってください。上司は周りから何を求められて何に困っているのか?現場にどう動いて欲しいと思っているのか?に思いを馳せるわけです。

⑤なぜ?と理由を考えると同様に、この想像力が今の若手に求められているのです。想像力がある社員=世渡り上手な社員であることを認識しておきましょう。

⑧プライベートを充実させる

仕事ばかりの仕事人間。本人が希望するなら否定はしませんが、プライベートも充実しているのに仕事もバリバリ頑張っている先輩薬剤師に憧れたりしませんか?

憧れの人になるためには、その人と同じような行動を取ればいいのです。ということで、時間を見つけて趣味を爆発させましょう!

れぱのんはバドミントン 、ゴルフ、飲み会、麻雀、キャンプ、旅行…と休みの日は職場の内外で常に遊んでいました。いろんな趣味があれば引き出しも増え、投薬でも患者さんの心を掴める。職場の上司とも会話が盛り上がる。

会社の人事はこのような「仕事を頑張っていてプライベートも充実している新人」を高く評価します。リクルーターとして抜擢されたりします。だって、薬学生にはキラキラ写って見えるんですから。

「遊びたいけど時間がない」という人はただ単に体力がないか、時間の使い方が下手なだけです。言い訳ばかりしている先輩と、精力的にプライベートを充実させている先輩。あなたはどちらを目指しますか?

⑨幅広い視野を手に入れる

同世代の人としか話せない、趣味もない新人。興味が失せますよね。

薬剤師としてだけではなく、人として引き出しは多い方がいいわけです。もちろん数より質を攻めるのもOK。

読書&様々な世代の人と話す

れぱのんのおすすめは上記2点。本には著者の経験と知見が詰まっています。その人の人生が描かれているわけです。長年培われたものを短期間で手に入れられるのですから、若いうちに読書することはオススメです。(文章を書く表現力もついでに身につきます。)

薬剤師の顧客は乳幼児〜後期高齢者まで幅広い。ですから、同年代としか話ができない薬剤師なんて需要がないわけです。相手に合わせた話題と話し方を瞬時に提供できてこそのプロ。「私、年上の人と話すのが苦手で…」とか言ってるうちは論外だと自覚しましょう。苦手なら、居酒屋にでも行って常連の叔父様、叔母様と話しましょう。自分にはない視点や話題を提供してくれますよ。

(れぱのんはそこで処方箋もついでにGETして売上に貢献していましたw)

⑩定期的に振り返りの時間を作る

若いうちは特に勢いに任せて突き進むのがいい。

が、「定期的な振り返り」は必須。着実に成長していくためには我武者羅だけではダメですね。自分自身と対話する時間を年に数回は作りましょう。

・最近、頑張ったこと
・前回の振り返りから成長したこと
・前回の目標とのギャップ
・現在できていること・できていないこと
・今後の目標
・目標とのギャップ
・目標達成に向けてすべきこと

簡単に書くとこんなところでしょうか。こういう時間を作ることで「怠けている自分」や「頑張った自分」が見えてきて、このまま進んでもいいのか、それとも気持ちを入れ替えて取り組まなければならないのか。ということが見えてきます。

こういう自己管理をして、スモールステップを刻むことで所謂「優秀な人材」へ育っていくわけです。

まとめ

①信頼関係を築く
②1度言われたことを1度で消化する
③積極的に挑戦する
④自己研鑽を怠らない
⑤なぜ?と理由を考える
⑥面倒な仕事に進んで取り組む
⑦上司の立場で考える
⑧プライベートを充実させる
⑨幅広い視野を手に入れる
⑩定期的に振り返りの時間を作る

薬剤師1年生が優秀な薬剤師/社会人になるために必要なこと10個」は如何でしたか?本当に優秀な人材は「え?そんなの当たり前じゃん。記事にするほどか?」と思ったはず。

頑張ってこの10個を達成しているようではまだまだ。息をするかの如く自然に、上記の10項目を達成していきましょう。

と言っても、できていない薬剤師がほとんどなのは事実です。現場で働いていて向上心もなく会社にぶらさがってる薬剤師なんて腐る程いるわけです。そうならないためにも、自己研鑽を怠らず、ポイントを押さえて優秀な薬剤師/社会人へ成長して行ってください。

余談

現在は薬剤師+英語講師+就活/転職支援をメインに活動しているわけですが…先日もとある中小企業からオファーをいただきました。

▶︎新卒/中途採用+エリアマネージャー+新規開局+薬剤師
▶︎年収700万円
▶︎週2日+祝日休
▶︎副業可

フォロワーさんの70%以上は興味があったみたい。

が、お断りさせていただきました。正直、悪い条件ではないと思います。でも、海外で働けば1000万円超えでもっと貴重な経験ができる。ここで安売りする必要がないんですよね。

自分の価値を高めるために、研鑽している薬剤師/社会人とそうでない人の差は今後も広がっていきます。言い訳を見つけるのは容易い。でも、死ぬときにそれで満足なのか?一度きりの人生がそれでいいのか?

「それでいい」という人はそれでいいと思います。でも、あなたが「それはイヤだ!」と思うタイプの人であれば立ち止まっている時間はありません。とっとと自分の価値を高めてください。

ご紹介(人生A組)

頑張って自身の価値を高めたい!と思っている人に朗報です。

現在、少人数で毎朝6時から勉強会を開催しています。薬剤師・薬学生がそれぞれに必要なことを勉強し、毎日の成果を報告し合う。先月末に始まったばかりですが、効果は絶大。成果の一部がこちら…↓↓↓

れぱのん▶︎15日で英単語980個/英語の文法問題767問
Aさん▶︎14日で読書320ページ/医薬品の勉強122種
Bさん▶︎13日で国試問題の勉強320問
Cさん▶︎8日で韓国単語293個
Dさん▶︎6日で国試問題の勉強108問

今までサボっていた自分と比較するととんでもなく毎日成長している。「コツコツすることが苦手だけど頑張っていきたい」というメンバーが集まっているので同じような人はぜひ。

これ、1年に換算するとすごい事になるんですよ…

れぱのん▶︎英単語23,846個/英語の文法問題18,663問
Aさん▶︎読書8,342ページ/医薬品の勉強3,180種
Bさん▶︎国試問題の勉強8,984問
Cさん▶︎韓国単語13,368個
Dさん▶︎国試問題の勉強6,570問

しかも、この成果のほとんどが隙間時間だったり早起きした時間での取り組みなのです。生活の一部を削って、血反吐を吐いての数字ではないんです。もっと頑張りたい人はさらにとんでもない数字になることでしょう。

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