YouTuberになろう~小3夏休みの自由研究、アラフィフ父ものっかってみる
小3男子、夏休みの自由研究テーマは「YouTuberについて」
わが家の小3男子に夏休みがやってきた。夏休みと言えば自由研究が親子を悩ませる。昨年はカブトムシの一生を追う自由研究をなんとか作り上げた。
今年も同じことをするのは芸がないし(やるなら、昨年よりレベルアップしなければいけないが、そのネタがない)、さてどうしたものかと思っていたら、子どもがふと「YouTuberになりたい」と言い出した。
よし、それならYouTuberについて調べて、YouTuberデビューしてみるかと水を向けたら、「やるやる!」と気楽にいう。
どうも、子どもの頭の中ではゲームをやりながら雑談をして配信をしていれば仕事になると思っている節があるようだ。いずれにせよ興味があるのはいいことなので、これに応じて夏休みの自由研究のレポートテーマは「YouTubeについて」と決まった。
アラフィフ父、子どもを使ってYouTuberについて自分も学ぶ
実際にYouTubeに配信をするための前提を調べていくとなかなか興味深い。そして今はスマホやタブレットの機能が向上しているので、参入ハードルも大きく下がっている。
例えばiPadでコマアニメを撮影する。人形をちょっとずつ動かして動画を作るやつだ。複数の写真を並べ替えて音声をつけるのはiMovieというアプリで簡単にできる。文字も挿入がすぐ行える。
子どもにアイデアを出して、風景動画、コマアニメ、解説動画(自分の好きなおもちゃについて説明するもの)などいろんなパターンを作らせてみた。シンプルだが楽しく編集していたようだ。
自由研究なのでインタビューもあったらいいかと考え、知人のFPであるMoney&Youのオフィスに訪問してインタビューもした。子どもはゲーム実況の内容について熱く語り、頼藤さんはチャンネルをいかに軌道に乗せるのが大変か語るという、微妙に噛み合わないインタビューも小3ならではだろう。今言うべきこと、今聞くべきことがまだうまく絞れていないのだ。
途中から親の私のほうが機材や編集についてヒアリングしていたのはご愛敬だ。
というのも、私自身、いつかはチャンネル作ったほうがいいのではないかと思っていたので、よいチャンスと考えていたからだ。先達の手法を参考にしつつ、自分は何ができそうか、またあまり負担がなく続ける方法はないか考えてみた。
まずは小3男子、YouTuberデビュー
動画がたまってきたところで、公開をした。二学期がスタートしてからは友達にもチャンネルみてくれとお願いしているようだ。
ゲームの配信についても自由研究の段階では「テレビをiPadで録画する」というローテク配信だった(私が子どもの頃、テレビの横にラジカセを置いて曲を録音したような感じ)。
これはさすがにクオリティが低いので、きちんと動画配信できる体制にステップアップする必要がある。
普通は、「ゲームをプレイ→キャプチャーボード経由でパソコンに取り込み→パソコンで動画編集」とするのだが、これでは小3男子にはややキツい。
すでにiPad miniを与えているので、なんとかiPadだけでできないかと検索し、「ゲームをプレイ→SDカードを挿したキャプチャーボード本体で保存→iPadに転送して編集」というルートを構築してみた。
LightningケーブルでSDカードで取り込むコンバーターも買ったのだがなぜか表示がうまくいかず、今のところ私のiPadにすでに所有していたコンバーターで取り込み、クラウド経由で子どものiPadに転送するという一手間がかかっているが、とりあえず字幕は子どもが自分で入れられるようにできた(この問題、原因が謎なので、解消の糸口がみつからない)。
子ども用ヘッドセットも購入して、話ながらゲームをさせるのだが、ゲームに夢中になると無言となるし、ただ歓声をあげるだけだったりして、実況配信者もまた「職人」なのだなと思ったりした。
実はゲーム実況者も「遊んでいるだけの配信者」ではなく、「好きなことを仕事にしている人」なのだ。字幕も、効果的に挿入している人のほうがやはり人気配信者になっているようにみえる。
うちの子どものチャンネルでも、ひとりでのゲームプレイの動画配信、友達との対戦プレイの動画配信(本名が出ないようにするなど配慮した)などいくつか挑戦してみた。
あとは生配信への挑戦なのだが、どうもノイズが入るのでうまくいかないでいる。まあ、子どもがいきなり何をしゃべるか分からないし、生配信は限定公開でやるしかないだろう。
アラフィフ父もYouTuberデビューへ
子どもの自由研究が終わったら、今度は自分の課題が残っている。自分自身がYouTubeチャンネルを開設することだ。
そこで個人的にもうひとりYouTuberの知人に話を伺いにいった。AllAbout時代にご縁のあった人だ(レースクイーンガイドのカメラマンなので、子どもの自由研究で取材に行くのは相談のうえ見送ることにした)。
動画配信のコツや、生配信と投げ銭(スパチャ)の話、具体的にはどれくらい稼げるのかどうかなどを根掘り葉掘り聞いて、自分なりのチャンネルの構想が見えてきた。
まずは、各所に執筆しているコラムのワンポイント解説やプラスアルファ情報を動画にする。これなら実際に書いた記事なので、すぐ話せる。収益がなくても、自分の仕事のPRにもなる。
ちょうど新刊書籍の締め切りがあったので、切りがいいところまで素材準備をし、先日ようやく、YouTube版「シャープなこんにゃくチャンネル」を仮開設した。
せっかくなので、他の方が拙著をレビューしてくださっている動画のまとめページ、自分が他所で講演した動画のまとめページも作った。
広告収入が欲しいなら、「チャンネル登録1000名」「動画再生時間4000時間」というなかなか高いハードルがある。先達のみなさんには「短期でクリアしようと思うと心が折れるから、そこはがんばれ」と応援された。
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