社会人になったから見える就活

最近、テレビニュースを見ていると、19年卒の就活が解禁になったことが報じられている。みんな似たような格好して、真面目なふりして。自分も一昨年はあの中に混じって就活をしていたのかと思うと、気持ち悪くなる。なんというか、高校生の頃に腰パンして、シャツの第一ボタンを開けて、カバンを不良背負いしていた写真を大人になって見返した時のような気持ち悪さを感じてしまう。自分も就活生の時は、すごく迷走したし、周りと比較して自分に劣等感だって抱いた。何が正解だなんて、社会人になった今ですらわからないし、多分一生わからないものだとも思う。だけど、社会人になって今更、見えてくるものもある。

自分が入社した会社は、地方にあって、規模も小さめで、失礼な話だが、自分の中で3、4番目に入りたいくらいの会社だった。初めて、社員の人に話を聞いた時は、出社は私服でいいし、地方のメディアを作るの楽しそう。くらいだったのだが、選考が進んで、いろんな先輩社員と話していると映画とか漫画とか服とか、なんか波長の合う人が多いからか、この会社で働く自分の姿が明確にイメージできてしまった。というか、この会社で働くのを予感してしまった。よく芸能人の結婚会見で、「ビビッと来ました」みたいなことをいう人がいるが、まさしくそれであった。一方で、自分が1番、2番目に入りたいと思っていた会社は、ネームバリューがあるし、社員の人は優秀な感じの人が多かった。だけど、高価そうなスーツ着ているところや、学生に対して、上から目線なところが、やや鼻にかかった(もちろん、そういう人ばかりではないはず)が、それでも入りたいと思って選考を受けていたが、やはりそういう会社は倍率も高いわけで、すぐに落とされてしまった。自分は優秀だと何故か信じていた。自信はあったが、受けている会社に落とされ続け、選考が進んでいた会社は、地方の小さな会社ただ一つだけになってしまった。そして、自分の直感通りに、今の会社に入社した。むしろ、今の会社に、あの頃の傲慢でプライドの高い自分を拾ってくれた、という気さえしている。(よく、あんな意識高い系を拗らせた感じの自分を取ってくれたと思う。今、エントリーシート見たら、キモすぎて一緒に働きたくない。多くの会社が僕を落とす訳が今ならわかる。)

よく、大企業とか安定しているからとかで会社選びをする人がいるが、それは正しいと思う。誰だって、自慢できる会社に行きたいし、給料がたくさんもらえる会社に行きたい。でも、それは限られた一部の人間の特権である。そして、その特権を得ることのできる人間は決して優秀だから特権を得ることができた訳ではない。就活なんて、運だ。結局、会社の人と波長が合って、君となら働いてもいいかもと思ってもらえれば勝ちな訳だが、それは、面接してくれる人によって変動する。自分は優秀だからで就活が上手く行く訳でない。ここを僕は強調したい。だから、就活で受かった落ちたなんかで一喜一憂せずに、いろんな会社を見てくればいいと思う。そして、その時の気分で自分の入る会社を決めればいいと思う。若干22才のペーペーが選ぶ選択なんて極めて精度の低いものだと思う。実際、僕の周りで、一見、優良企業ぽい会社に入ったけど、すぐに辞めてしまった奴もいるし、将来性のありそうなベンチャー企業に入ろうとしたが、3月に経営悪化して内定を取り消された奴もいる。そして、そういう人たちは、ちゃんと自分の人生を見つめ直し、自分が本当にやりたいことを見つけている気がする。若くして気づけたことは、人生にとって大きな価値があるのではないだろうか?就活の選択をミスっても結果オーライ。

なんて、偉そうなことを綴っているが、僕だって、今の選択が正しいかなんて未だにわからない。だって、まだ23歳だもん。

だから、今日もリクルートスーツを着た学生が、電車に揺られている姿を見て、就活上手くいきませんようにとお祈りしているのである。






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ムムム。

本当に、スキですか?え、僕?んー、そうだねー、あ、そういえば
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安田舞天

社会人1年目は、辛いよ

2017年は、私、安田が社会人として歩み始めた記念すべき年。そんな2017年に考えていた、しょうもないこと、まとめてあります。
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