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「ありがとうを重ねて」デリシャスパーティープリキュアの幸せの定義

これはプリキュアではなく味の素

食べ物は大事だ。
人の身体は食べたもので出来ている。
だから好き嫌いせずに何でも食べる人は本当に強いと思う。
そして沢山食べれる人はもっと強い。

デリシャスパーティープリキュア(以下デパプリ)は「食」をテーマしたプリキュアだ。
過去、お菓子をモチーフにしたプリキュアもあったが、デパプリは食べるモノはもちろん、食を通した環境やそれを取り巻く人達の群像劇のように思えた。

左からキュアスパイシー、キュアフィナーレ、キュアプレシャス、キュアヤムヤム。私の推しはキュアスパイシー。


和食、洋食、中華、スイーツ…こと、日本においては世界中の料理が楽しめるという特異な国である事も忘れてはならない。
そういう意味では我が国の「食文化」とは時代にあわせて多様な存在とも思える。

食とは時に人を狂わせる事例(うるせぇよ)

デパプリではプリキュアと同等の力を持つクッキングダムの戦士たちや愛すべき敵キャラも物語を彩るキャラクターだ。

デパプリ真の主人公ローズマリーことマリちゃん
プリキュアのピンチを何度も救う謎の戦士ブラックペッパー
悪の組織ブンドル団(ハッスル!ハッスル!)

デパプリでは食を通して大切な事を教えてくれる。
食べる事、それは幸せなのだ。
食事とは単に栄養を取るだけの行為ではない。

食とは誰かと共有する事ができる。
一人で、仲間と、恋人と、家族と。
食べるという行為は生きていく上であたりまえに行うが、一粒のお米にも神が宿る我が国においては食に「感謝」を忘れてはならない。
そして「感謝」を誰かと共有できたら、それはとても楽しい事であり、当たり前の日常はきっと幸せに感じる事ができる。

時には食を制限する事も大切だ

私は10代の頃、野菜はあまり好きではなく、どちらかといえば避けていた。
家で出される野菜はあまり口にしなかった。
時は流れ、田舎から関西に上京し、働き出してからは忙しさと貧しさから食の選り好みをしている場合ではなかった。

腹が減っては戦はできぬ。

主人公の和実ゆいは空腹になるとハラペコったと発する

戦国武士の格言であり、私自身いつの間にか野菜も美味しいと感じるようになった。
今、思えば母が作ってくれた料理を毛嫌いせず、沢山食べておくべきであった。
(※母は現在セカンドライフを謳歌してます)

デパプリを通して、食べる事への感謝とありがとうを伝えたい。
それは生産者へも当然だが、一緒に食卓を共にしてくれる仲間や家族にもだ。
大人になって酒を飲む機会も増えた今はよりそう思う。
プヲタが観戦後にあーだこーだ言う場。
あの空間は良い。
そんな時間を共にしてくれる皆にありがとうを言いたい。

たまには良いじゃないか

デリシャスパーティープリキュア。
食への大切さを伝えてくれる作品。
だがこの物語も一筋縄ではいかない展開が待っている。(怪獣大戦争だ!)

全45話。MachicoのOPと吉武千颯のEDは至高

全話を通して、優しさと幸せな気持ちになれるこの物語を感じて欲しい。

初期EDはヒゲドライバー作曲の
「DELICIOUS HAPPY DAYS」
可愛大権現吉武千颯に年甲斐もなくときめいてしまった

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