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エロくてエグい

 今は、これが一番作りたい作品。

  新年明けて、しみずさん(劇団の主催)と身の回りのことについて話をしていた。去年の末からしみずさんのツテでお世話になっている派遣会社さんの話だ。これまでに触れたことなかった世界線に身をおいて、まだ心と身体が環境になれてない。

「ネタに困らないでしょ」
 シャチョーとおんなじことをしみずさんが言う。

 今年の舞台活動はもうスケジュールがいっぱいで、今から新しいことを企てるつもりはないのだけれど、今年は”私らしい”作品をちょっとずつ世に発信していきたい。noteでも言ったけれど、今年のテーマは「愛」。ただそうなると、私のやりたい作品は実は”劇団こいろは”とはちょっと合わない。なんせ、私が今一番やりたいのは”エロくてエグい”作品だから。

 作風がガラッと変わるかと言われるとそうでもないとは思う。これまで”こいろは”で作ってきた「gokko」にも、「私の怒れる一日」にも共通しているのだけれど、私の作品の根底にあるのは「愚かで醜く愛おしい人間らしさ」で、それはこれからも変わらない。

 ちょっと刺激は強いかもしれないけれど、どうか私の作る「愛」の作品にも、興味を持ってもらえたらうれしいな、なんて。

 ”劇団こいろは”とはちょっと切り離して公演したらええやん、としみずさんは言う。来年か、再来年か、一緒に作品を作ってくれる挑戦者を、今年は見つけたい。


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