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口ずさむ日々があることは尊い

線路沿いの道を歩いていました。
電車も走っているし、誰もいないし
骨伝導のイヤホン(耳をふさいでいないので、外の音も聞こえます)をしながら
クリスマスソングを歌いながら歩いていました

周囲に人が現れたら、すぐに声を出すのはやめます
歌いながらも、周囲に気を配っていました

曲がり角、少し遠くと目線をやっていましたが
ふと、線路に目をやると
線路の点検作業をしている人たちが線路側の柵の中に4~5人
お弁当を食べながら私を見ており、その一人とバチンと目が合いました
(お昼休憩中だったのですね。
皆さん座っていたので気づきませんでした)

距離は1メートルもない。

ショックすぎて立ち止まり、絶句してしまいました
恥ずかしさで消えてしまいたい!

すると、
「白い恋人たち!」
と、その人が大きい声でいいました

とっさに「ありがとうございます。大正解です」
という言葉とともにぺこりと礼をして、
スタスタとその場を離れました
サザンオールスターズの白い恋人たちは、まだ私のイヤホンからも流れています

「やった~、当たった」
「え?なに?そういうやつ?」
「オレもわかってた」
などと後ろから声が聞こえました

年齢はおそらく私と同じくらい(少し若いかな)のおじさまたちでした
私があまりにも驚愕していたので
きっと気遣って機転を利かせてくれたのだと思います

何という優しさ、なんという回転の良さ
おじさまに救われた話です

歌は、
勇気をくれたり
元気をくれたり
癒してくれたり
励ましてくれたり
悲しみを取ってくれたり
浄化の作用がある気がします

とくに気持ちが良い時には
自然と口ずさんでしまいますよね
だから、気づいたときに歌っていると
「今自分は気持ちがいいんだな」と自覚できます

私の生家は音楽教室を兼ねていたので
いつも日常に音楽があふれていました
母もいつも歌っていました
ミュージカル調で会話をしたりすることがまあまあ普通の
変わった母でした

それが楽しかったので
娘もミュージカル調で育てましたw

ラプンツェルのアニメ映画の魔女のように
怒るとき、文句を言う時にミュージカル調にいうと
なぜか当たりが柔らかく感じられるので
娘が小さい時には重宝しました

ですから、娘も機嫌が良い時はよく歌っています
娘が歌っているのを感じると(別の部屋にいても)
とても嬉しくて安心しました

道を歩いている時に、だれかのピアノの練習している音をきくと
なんだか和むのと同じような気持ちです

もちろん、今回の私のように
人知れず口ずさみたいときに、人様の耳に入れるのは
たいへん恥ずかしく、相手にも気を遣わせてしまいましたが

基本的には歌うことっていいなあと思い返すことができた出来事でした
(もちろん外では注意して歌うという教訓も←まだ歌うんかいw)

みなさんは、歌ってますか?
口ずさむことって、それをしてしまう気持ちに自分があることって
尊いですよね

ぜひ、口ずさんでみてください
逆発想もアリですよね
口ずさむと、「気持ちいい」がやってくることもありそう
言霊ならぬ音霊

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