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11/25-27 アリーナオープン(LCI)シールド・ドラフト 振り返り


はじめに

こんにちは!
いつもポジティブ、山辺カフカです!

そういえば最近貼ってなかった自画像

先日、イクサラン:失われし洞窟(LCI)のリミテッド・フォーマットで開催されたアリーナオープンに参加してきました!

最近の筆者のアリーナオープン戦績はと言うと、3月のファイレクシア:完全なる統一(ONE)、5月の機械兵団の進軍(MOM)でマネーフィニッシュを記録したものの、7月の指輪物語(LTR)、8月のキューブドラフト、9,10月のエルドレインの森(WOE)といずれも不発に終わっておりました。

※ONE, MOM, WOEのアリーナオープンの振り返り記事は↓

ですが今回は幸いにも、Day2を3-1/3-1(計6-2)、$1000マネーフィニッシュすることができました!

ここではその記録と、この結果に至れた理由の考察をしたいと思います。

今回はDay2のみアーカイブ動画を残しておりました!
記事内にリンクを貼り付けておりますので、よろしければこちらのアーカイブもご視聴ください!
(チャンネル登録・高評価お願いします!)


11/19-21 復刻配信

アリーナオープンDay1の話に入る前に余談ですが、11/19~21にかけて突発的に限定復刻配信をしていました↓

配信でも触れましたが、自宅外で配信可能な環境を整えたためでして、今後もそのようなタイミングであれば突発的に配信するかもしれません。
今まで以上に不定期かつそもそもあるか分からない形になりますが、もしそれでもご興味を持っていただける方は、Twitterで配信前に告知しますのでフォローのほどよろしくお願いいたします!

そして、なぜこの記事で復刻配信に触れたかと言いますと、この復刻配信後に筆者が風邪を引いたためです
11/21の配信途中に水をこぼしていますが、そのまま体が濡れた状態で配信を続けたことが祟った可能性が高いです…
11/25には一応熱は引いていたものの、鼻・喉・咳と絶不調の中でアリーナオープンに臨みます…


11/25 Day1 シールド(BO1)

そんなこんなでアリーナオープンの話に移ります。
Day1のフォーマットであるシールドは筆者にとっては魔境であり、過去何度もWotC社にお布施をさせられるほどには苦手意識があります。
案の定、今回も苦戦した部類に入り、サーバ内配信で3没の上、翌日5回目のトライでなんとか7-2で通過しました。


BO1: URw 7-2

スマホでプレイしたため、17landsデータがなく、全体プールの情報が欠けております…

めちゃくちゃ恵まれたプールであり、筆者評価では95点あげられるほどのデッキになりました。
3枚の《水巻きの偵察》と2枚の《生命ある象形》が再現性良く4T目5/4パンチを実現していたと思います。

名誉トップコモン&トップアンコモン

また、レアの《地底のスクーナー船》・《帆凧の窃盗犯》・《クイントリウス・カンド》もいずれも試合を決定づけるに足るカードパワーを有していました。
強いてマイナスな部分を挙げるならば2マナ域の薄さと《削剥》がない点くらいでしょうか。

正直、当たりが出るまで5回ガチャした感覚ではありました…

カフカのつぶやき

ツイートにも書いた通り、こんなお化けデッキでも後手を取ると無茶苦茶される(2敗)くらいには、LCIのBO1シールド環境は特に魔境感が強かったです。
(ドラフトばかりでシールドの練習が不足していたというのもあるかもしれません。)
来月の予選もBO3とはいえLCIのシールドではあるため、この経験・反省を活かしたいと思います。


11/26 Day2 第1ドラフト(BO3)

こちらは配信はしていませんでしたが、17landsデータとアーカイブは残しております。


ピック・構築

17landsのログデータはこちらから。
ピック譜をピック理由と併せてつらつらと書いていきます。


1-1: 《最深の紀元、オヘル・パクパテク》に迷わずに決める。
対抗馬も微妙であり、他の青のカードをアンプレに近い《日々の賢者》しか流さない点も重要。

オヘル・パクパテク自体はGIH WR 60.3%と強めのレアくらいの指標だが、寄せた構築ができないと4/4/3飛行のフレンチバニラ相当になるためと理解した。
復活能力は悠長すぎるため本質はインスタントの反復付与であり、パーマネントが非常に多いLCI環境では珍しく、使うならインスタントに寄せた構築が必要とここで判断。

カフカの脳内

1-2: レア抜け。ここも迷わず《石化》。
《死の重み》や《戦慄の容貌》も黒に向かうなら是非とも欲しいカードだが、まずは強カラーを主張。

1-3: 《好戦的な一年仔》・《鉱夫の導鳥》もある強いパックだが、シナジー度外視での単純な強さ×青主張で《水巻きの偵察》をピック。

1-4: 青白の流れが悪く見え一瞬逡巡したが、《流砂の渦巻き》をピック。
先述のオヘル・パクパテクで一番反復したいスペルと言っても過言ではない。

1-5: 白が枯れ、青も流れはやはり悪く見えるが、プレイアブルな《難破船の歩哨》に。
流れている緑青マルチの《水流の指揮者、ニカンチル》はあまり強くないカードだが、卓内の色を確認するため一周するかは一応注視。
《超巨大ヒル》も同様の理由で注視。

1-6: 2枚目の《流砂の渦巻き》と《修繕士の手持ち鞄》で悩む。
インスタントには寄せたいが、肉が取れていないことを重く見て後者に。

1-7: 青白が計5枚といきなり流れが良くなる。
《オテクランの目印》もあるが、インスタントに寄せたいのと単純なカードパワーで《汽水の失敗》に。

1-8: 《内省》は正直かなり悩んだが、指標の悪さと練習で試していない自信の無さから、受け入れを広げる《頭蓋マイマイ》に。

1-9、1-10: 一周したカードはさすがDay2と言わんばかりに弱いカードばかり。
サイドで飛行対策になるかもしれない《狩人の吹き矢》と、フィニッシャーになるかもしれない《残響の議会》を一応ピック。

1-11: 《オラーズカの細工扉》が一周!事故防止しながら作製の種を用意する潤滑油三銃士ぞんびさん談)の一人であり、指標も良い。
2枚目の《流砂の渦巻き》も悩んだが、青が安そうであり引き続き主張すべきと考え細工扉に。

1-12: 遅いレンジで戦うときの《オルテカの考古学者》は強いと復刻配信でも感じたため、流れているということは白でも差別化できる可能性を感じる。こちらをピック。

1-13~15:最後まで青のカードが流れ続けており、注視枠のニカンチルも流れる。下手したら青卓一と見られるため青のカードをかき集める。


2-1: 《バネ仕掛けの鋸刃》《樫材のセイレーン》《石化》の3択で悩む。

セイレーンはアーティファクト・シナジーが強いほど強力だが、少しそのようなデッキからは遠くなりそうな気配。
石化でしか処理できないものもあるが、既に1枚取れていることからも、2枚分の仕事ができる《バネ仕掛けの鋸刃》をピック。
これを《オルテカの考古学者》で回収できたら勝てそう。

2-2: GIH WR 61.2%の強レアである《魅惑の悪漢、マルコム》が流れてくる。

青主張により下家を青から追い出すことに成功したと確信でき、ありがたく頂く。

2-3: 《樫材のセイレーン》と《大洞窟のコウモリ》の2択でかなり悩む。
コウモリは実は弱いカラーの黒でありながらGIH WR 62.0%を叩き出す化け物のように強いカードであり、全アンコモンでトップのIWD 9.5pptであることもそれを示している。
中盤でも仕事をするためタッチ運用すら考えてよいと筆者は認識しており、結果的にはセイレーンをピックすべき手順であったが今も後悔はしていない。

2-4: 《オルテカの雲衛兵》が流れてきたため、下家側の白の立ち位置も悪くないと分かる。
ここで青濃いめの青白ベースにすることに大筋決める。

2-5: 強いアンコモンの《磁石の針》が流れてきたためピック。
基本戦略となりそうなフライヤーを育てる上でも裏面が役立つ。

2-6: 少し洞窟をタッチしての《しなやかなベンティサウルス》と迷うが、ここまで洞窟ゼロでそのようなデッキになりにくいと考え、無難な《隠遁のオウムガイ》に。

2-7: 《困惑の謎掛け》は悠長だが、オヘル・パクパテクとの噛み合いは良いためピック。

2-8: ゆる速サーバで事前に頂いたチームJDメンバー:顎無さんからの情報で対フライヤーのサイドとして強いらしい《麻痺の歌》に。

2-9: 悩んで流した《樫材のセイレーン》が帰ってくる!!
なんなら《汽水の失敗》も《隠遁のオウムガイ》も《海賊帽子》もすべて流れてきており、完全に青卓一と悟る。

2-10: ありがたく《汽水の失敗》に。

2-11: ここで2枚目のセイレーンは拾えず疑問符が付くが、さすがに遅い巡目なのでそんなもんかと思う。

2-12~15: 特筆すべき点なし。


3-1: 青と白のカードが弱い残念なパック。
とはいえプレイアブルな無色の《駆け回る偵察兵》があるためこちらに。

3-2: 《薄暮薔薇の聖遺》と《鉄脚の野心家》で非常に悩む。

野心家はフライヤー戦略と非常にマッチしており、制空権を序盤から得るのにかなり貢献する所感が練習であった。
一方で、聖遺は《石化》以上に対応範囲の広い除去であり、生け贄のアテさえあればメインデッキでの勝率(主にボムケア)を大きく上げると感じた。
生け贄については最後まで不安なまま、聖遺をピックすることに。

3-3: これまた良いパックで、《歯車式闘士》と2枚目の《修繕士の手持ち鞄》で悩む。どちらも先ほどの聖遺の餌になる。
すれ違い型のコンバットが多いとコロンビア(闘士)の活躍機会は減ると考え、地上のチャンプブロック役として最適な鞄に。

3-4: 2枚目の《石化》をここで取れる。このカードが多い分には安心。

3-5: 鞄が2枚取れたことを考慮して、地上の壁役になる《順応する宝石護り》に。

3-6: ここでボムアンコの1つである《コズミュームの略奪者、風雲船長》が流れてくる。
青卓一ならそれはそうなのだが、タッチで少し遊べるんじゃないかという遊び心で船長を取ってしまう。
流石に3枚目の鞄でよかったと思います。

3-7: 赤タッチの目が出てきたため《地鳴りのモンストロサウルス》に。
ここもサイドインするかもしれない3/2/4あたりでよかったかも。

3-8: これだけ安いと嬉しい《待ち伏せる海賊》に。

3-9: 青赤不在のため、赤のファクトシナジーパーツも安いことが分かる。
他のカードも既に取れているものしかなく、卓内マッチングではないためほぼ意味はないが一応《ゴブリンの墓荒らし》をカット。
(同じくらいの時間にピックしてるなら当たる可能性はそこそこあるので)

3-10: また《ゴブリンの墓荒らし》をカット。さすがに3/2/4か《親族会》でよかったかも。

3-11: ここで《オラーズカの細工扉》を取らない。私舐めてますね。

3-12: このあたりで《軽業の跳躍》は嬉しい。

3-13~15: 特筆すべき点なし。一回3/2/4はサイドインしたけど。

で、出来上がったメインデッキがこちら。

以下、各対戦の簡単な記録です。

① vs RG 〇✕〇

1G目、先手スタート。
《魅惑の悪漢、マルコム》が初手にあり喜んでキープ。
お相手は1T目から《ゴブリンの墓荒らし》を着地させてきたため青赤かと思っていると、2T目には森から《イクサーリの伝承守り》をプレイ、赤緑恐竜と発覚。
3T目に《恐竜機》を着地させマウントを取ってくるが、《石化》で一旦テンポは取られずに済む。
その後はお相手の展開してくるクリーチャーが小粒なものばかりで幸いし、《鉄面連合の刃使い》も4/4になれず可哀想な様相。
展開された《ヤドクガエル》のせいでマルコムが殴りに行けなくなったのが残念なものの、代わりに《樫材のセイレーン》でコツコツ殴っていく。
盤面が膠着していく中お互いに変化点を望んでいると、こちらが先に《最深の紀元、オヘル・パクパテク》をドロー。
このオヘル・パクパテクはお相手の取っておいた《ギシャスの初子、イツキンス》で一旦落とされてしまうが、返しにこちらも大事な《流砂の渦巻き》を満を持して《ヤドクガエル》にキャスト。再度制空権を得ます。
コツコツとこちらだけ進めていたダメージレースが効いてきており、マルコムがアドバンテージも稼ぐようになっているため、そのままGG!

2G目。サイドは《オラーズカの細工扉》→地上を止めやすい3/2/4スタッツの《千の月の歩兵》に変更したのみ。
土地5、能動的プレイ1枚のハンドでキープはできず1マリガン。
お相手の2T目《ヤドクガエル》のスムーズな立ち上がりに対し、こちらも2T目《樫材のセイレーン》で応戦。
このセイレーンは《勝利の嚙み砕き》で処理されてしまい、溜まらず出した《千の月の歩兵》も《開拓する斧顎》の探検で引き込んだ山からの2枚目の《勝利の嚙み砕き》で綺麗に処られてしまう。

緑涙目のショック保証付きビーム。これを固め取りした恐竜はめちゃくちゃ強い。

その後、こちらは土地が3枚で止まってしまい、お相手は《恐竜機》を展開する苦しい状況。
斧顎を《バネ仕掛けの鋸刃》で処し、そのまま鋸刃を生贄に《薄暮薔薇の聖遺》で恐竜機も落として難を逃れるが、すぐに2枚目の恐竜機が。
ようやく引き込んだ4枚目の土地で《待ち伏せる海賊》《オルテカの雲衛兵》と展開できるようになるも、お相手は除去ハンドだった模様。
海賊は《ファートリの最後の一撃》で、オルテカ本体は《轟く岩滑り》で、続けざまにやられてしまう。
《マラメトの鎌》ではシャクられぬよう最大限ケアったものの、単純にデカい威迫持ちが止まらずGG…

運命の3G目。
初動3T目《修繕士の手持ち鞄》の遅めのハンドだが、《順応する宝石護り》との噛み合いも見えていたためキープ。
お相手が先に2T目《焼熱の太陽の騎兵》で攻勢を仕掛けてくると、3T目は《エターリの好意》でサイズアップを選択。
発見でめくれたのは《勝利の嚙み砕き》だったが、お相手はその場で鞄のトークンに使うことを選択。
4/4に大きくした宝石護りも《ファートリの最後の一撃》で即処されてしまい、デッキ自体の除去比率が高いと推察。
こうなると一度盤面を落ち着けた方がよいと考え、《駆け回る偵察兵》よりも《待ち伏せる海賊》を優先。
肉が少ないデッキなのかお相手は後続を展開せず、《翡翠の種石》で寝ている騎兵を3/3→6/6にさらにサイズアップすることを選択。

未だに私は好きになれない偽蜂蜜マンモス。指標は可もなく不可もなし。

ここに石化がぶっ刺さり、空虚な盤面を海賊とノームが駆け抜ける。
お相手は結局この石化した騎兵で種石を作製することしかできず、裏面の《翡翠心の従者》を《磁石の針》で寝かせて概ねGG!

最後、超簡単なリーサル逃ししているのは見逃してください…

カフカの贖罪


② vs UB ✕〇〇

1G目、後手スタート。
平地はないが呪文もすべて青であり《オラーズカの細工扉》で探せそうなためキープ。
こちらが悠長に置物を置いている間に、お相手は《死天狗茸の操り人形》からの《分派の説教者》という最高の滑り出し。
特に分派~は黒の全カードでも《最深の裏切り、アクロゾズ》に次ぐ2番目に優秀な指標を示しており、パイオニア構築でも試されるレベルの超構築級カードのため、かなりピンチ。

3/2/4接死がそもそもかなり強いよね?

こちらは《汽水の失敗》《待ち伏せる海賊》で誤魔化そうとするが、手札に《流砂の渦巻き》も《薄暮薔薇の聖遺》もあるのに平地を引き込めない…
苦し紛れに《難破船の歩哨》に《海賊帽子》をつけた4/4で応戦するも、《死の重み》でひらりとかわされアドを稼がれる。
ようやく引き込んだ平地で分派は処理するが、圧倒的アドバンテージと時間を得たお相手は落魄もしっかり溜まっており無敵の状態。
遅すぎたマルコムが継続アドを稼ぐ体制を作れるはずもなく、物量で押し切られGG…

2G目。カウンターが間に合う相手と分かったため、キーカードを潰すべく《困惑の謎解き》と《酸欠》をサイドイン。
またも初手に平地がないが、《樫材のセイレーン》+《海賊帽子》でのルーティングが見えるためキープ。
3T目、お相手の継続アド源になりうる《洞窟を這い刺すもの》には《酸欠》を当てることに成功。
しかし次のターンには分派が着地されてしまい、お相手のカウンターケアに感心。
既に平地は引き込んでおり手札の《石化》で解決できるが、敢えて先にオヘル・パクパテクを展開!
お相手は一瞬パクパテクとの相討ちを考えるも、攻撃によるトークン生成を選択。
これをスルーし、返しのターンに満を持してタップ状態の分派に《流砂の渦巻き》を反復付きでキャスト!!
コンボが決まりここで萎えたお相手は早々に投了、GG!!

3G目、後手スタート。
お相手、今回も3T目に分派を着地… オイオイやってんなあ。
堪らず《磁石の針》で一旦おねんねさせることに。
その間に《駆け回る偵察兵》で先手後手を逆転し、分派が起きる前に《バネ仕掛けの鋸歯》で除去。攻撃させずに処せたのはデカい。
お相手も《チュパカブラの残響》で《難破船の歩哨》を除去しアドを取りにくるが、こちらは作製した《磁石のコンパス》で継続アド体制を構築。

第2ドラフトでもお世話になったカード。いつも不当に安い。

相手もテンポで上回ろうとこちらの《隠遁のオウムガイ》を《磁石の針》で寝かしてくるが、チュパカブラだけでは削りきるには5ターンかかる状況。
こちらは引き込んだオヘル・パクパテクと海賊を次々と展開し、ボードでも勝っていく。
そこに変化を生み出そうとお相手がプレイしたのが、かなり珍しいカードである《深淵の暴虐忍び》

人気ない黒の重いカードなので正直初めて見ました

これによりお相手の場は6/6+3/2に対し、こちらは飛行5/4のみと若干劣勢に。
しかしこの大がかりなプレイに対しては取っておいた《薄暮薔薇の聖遺》のテンポが輝く。
聖遺で鋸刃を生贄に6/6を追放し、続けざまに《オルテカの考古学者》で鋸刃を回収。
そのまま鋸刃で寝ている3/2まで除去し盤面は完全に逆転。
相手は再逆転を狙い《非化石化》で分派をリアニするが、探検は2回とも土地をめくり考古学者のサイズを越えられず、ここで負けを確信しGG!


③ vs RG ✕✕

1G目、先手スタート。
初動4T目のためマリガンしたくなるが、一応《流砂の渦巻き》で序盤の動きは咎められ、《薄暮薔薇の聖遺》と《オルテカの雲衛兵》の噛み合いも見えるためギリギリキープ。
お相手は森・山セットからの2T目《焼熱の太陽の騎兵》で、またも赤緑恐竜とのマッチアップ。
この騎兵は引き込んだ《磁石の針》で寝かせ、一旦テンポを落とす。
お相手が次に出したのは《ハナグマのあさり屋》、当然落魄は未達成のため3/2バニラと、苦しい手札事情に見える。
しかしこちらも4枚目の土地を引き込めず《難破船の歩哨》で一旦場を落ち着けようとする。
この歩哨は《ファートリの最後の一撃》で落とされてしまい、お相手はさらに《一往一来》でハナグマを探検。
ここで《マグマ用ガレオン船》が捲れ、筆者戦慄。

イクサランのスカイソブリン。GIH WR 65.6%は全体7位の暴れ船。

この船への綺麗な解決策はこちらになく、当初プランのオヘル・パクパテク→流砂の渦巻きもここで壊滅。
クリーチャーを出し渋っても盤面が止まらないだけと考え、次ターンの《オルテカの雲衛兵》→《薄暮薔薇の聖遺》ダブルアクションを確定させるために《駆け回る偵察兵》でガレオン船を釣ることに。
お相手は想定通り動いてきたため、返しに上記プラン通りに動く。
このとき、聖遺で追放すべきはガレオン船かハナグマか、非常に悩んだ。
手札にはもう一枚の除去として《流砂の渦巻き》がある状況。
ハナグマを追放するパターンは、オヘル・パクパテクが生き残った際に流砂の渦巻きを反復付きでガレオン船に撃てるタイミングが限られるのと、落魄達成後はパーマネント回収させてしまうのが気になってしまった。
一方でガレオン船を追放するパターンは、明確に割られたときの裏目が大きすぎる。ただし4/3のハナグマであれば3/2の雲衛兵でも受けられるのは大きい。
どちらも裏目はあるため後者を選んだが、結果的には後々裏目を引く。
一旦落ち着けた場も《地鳴りのモンストロサウルス》→《地揺すりの戦慄大口》とファッティを連打され、最後は死体蹴りのように《打ち壊すブロントドン》で聖遺を割られGG…

2G目。サイドチェンジは3/2や3/3を受けられる2/4投入と、1マッチ目と同じ。
初動が《修繕士の手持ち鞄》とまた遅めのハンドだが、《磁石の針》でテンポも補えるためキープ。
お相手は今回も2T目《焼熱の太陽の騎兵》スタートであり、またしても《磁石の針》で寝てもらうことに。
すると続けてお相手が出したのが《好戦的な槌頭》で、筆者またも戦慄。

GIH WR 64.1%は全体12位。1-1で来たら赤緑恐竜に突っ走っても良さそうな唯一のカード。

《磁石の針》を安く切ったことに後悔しつつも、まだ恐竜はいないことから実質3/6…と自分に言い聞かせる。
空からのダメージレースを仕掛けたいため、返しに《待ち伏せる海賊》よりもオヘル・パクパテクを優先。
次ターン、お相手は悩みながらも恐竜を展開することなく槌頭でパンチ。トランプル付与のないうちに1/1でチャンプすると、《勝利の嚙み砕き》でオヘル・パクパテクは落とされてしまう…
勝ち筋を失った上、お相手のハンドには探検で捲れた《ファートリの最後の一撃》が見えており、こちらは土地しか引かず…
最後はお相手も《打ち壊すブロントドン》を引き込み、デメリット無し6/6が完成してGG…

1,2Gともに完敗でした。


④ vs BG 〇〇

泣いても笑っても第2ドラフトに進むための最終マッチ。

1G目、後手スタート。
お相手は《隠された死滅都市》→森とセットしてきたため黒緑と判明。
《日を浴びるカピバラ》《泣き叫ぶ幻影》《煮えたぎる塔、アカワリ》と落魄アーキ専用カードを続けて展開してくる。
こちらは一旦《待ち伏せる海賊》で幻影を寝かせて落魄を遅らせるが、海賊は《ファートリの最後の一撃》で即除去される。
しかし次に引き込んだオヘル・パクパテクにより、幻影での落魄を止めることに成功。盤面の膠着が始まる。
お相手はスペル等での落魄はできない模様で、殴らずに後続の《薄暮の残響》・《頭蓋マイマイ》・2体目のカピバラを展開、落魄4達成を虎視眈々と待つ。
こちらは《汽水の失敗》反復を狙える状況だが、アドを稼げるわけではないため安易に切りたくはなく時を待つ。
《水巻きの偵察》でも空を止めることができるようになったため、《海賊帽子》を被ったオヘル・パクパテクでの攻撃を開始。
この返しに、今だと言わんばかりにお相手は《怒り狂うトゲ尾》をキャスト。
+2/+0修正と破壊不能を《薄暮の残響》に与え、攻撃を仕掛けてくる。
このとき、筆者はてっきり幻影に修正を付けたのと勘違いしてしまい、攻撃宣言前に《汽水の失敗》を打ってしまう。(プレミ)
結果、地図トークンを損する形にはなったが、大損ではないためセーフ。

集中力の欠如

反復で戻す対象を幻影にするかトゲ尾にするかは悩んだが、幻影の場合は次のターンに綺麗にダブルアクションされてしまうのを嫌い、トゲ尾をバウンス。空から7点クロックを刻む。
これに対し、お相手はトゲ尾をサイクリングして落魄4を達成することを選択。
今まで眠っていたカピバラ・アカワリ・残響がようやく覚醒、逆転を虎視眈々と狙いに来る。
とはいえ幸いトランプル持ちはいないため、こちらの鞄トークンで十分チャンプはできる状況。
返しの飛行パンチで王手をかけるも、その返しにお相手は《非化石化》でトゲ尾をリアニメイトし、絆魂付き5/3の残響でもう1ターンくれと言ってくる。
難を逃れたお相手だが、こちらも後続のフライヤー《オルテカの雲衛兵》がチャンプブロッカー付きで現れたため、ここで投了、GG!

2G目、《オラーズカの細工扉》の代わりに《困惑の謎掛け》をサイドイン。
序盤の圧は強くなく、打ち消しが間に合うゲームレンジと判断。
落魄させる側のカードやボムを的確に打ち消したいと考えた。
この予想が的中。
お相手は2T目《頭蓋マイマイ》、3T目展開なしの緩やかなスタートであり、こちらは2T目マルコムで先に攻勢をかける。
4T目にここぞとばかりにお相手がキャストしたのは《アクロゾズの放血者》

黒トリプルシンボルのため指標は伸びないが、最速で出れば流石に強い

しかしこれに筆者が構えていた《困惑の謎掛け》が綺麗にぶっ刺さる!
打ち消しされにくいこの環境で勝ち筋を綺麗に消されてしまったことで萎えてしまったのか、この瞬間にお相手の萎え落ちによりGG!!


結果、3-1でなんとか第2ドラフトに進出しました。
4マッチ中2マッチ先手スタートと運は普通でしたが、ピックは良かったため順当にDay2には繋げた形。
終了時点で時刻は中国時間の0:00ちょうど。
体調も芳しくないため短時間睡眠は体に悪いが、やる気はあるためスヤスヤと睡眠…なぜかあまりできず実質1時間くらいの睡眠に。


11/27 Day2 第2ドラフト(BO3)

以下、第2ドラフトの配信アーカイブです。


ピック・構築

17landsのログデータはこちらから。
ピック譜をピック理由と併せてつらつらと書いていきます。

1-1:《不穏な浅瀬》と《遠眼鏡のセイレーン》で悩む。

一時期はトップレア並の指標の出ていた《不穏な浅瀬》だが、青黒という色の弱さにも引っ張られ、GIH WRは58.4%まで下がっていることをその場で確認。
一方の《遠眼鏡のセイレーン》は安定の指標の高さであり、ゲームを決めることは少ないが潤滑油として申し分ない活躍をするトップアンコモンである。(GIH WR 63.3%、IWD 6.5%)
初手(1-1)であることを考え、受け入れも広く強い後者をピック。

1-2: 一転して弱めのパック。
強めのカードは《陥没穴の偵察》と《不運な落下》あたりだが、前者は一緒にいる《水流の指揮者、ニカンチル》を流して悲惨なことになる未来が見え、後者はプレミアドラフトのピック手順からするとできれば遅い巡目で拾いたいカード。
ここはあまり強くはないが、勝ち残るほど出くわす可能性の高いボムへの貴重な青の対処札である《ピラニアによる摂食》に。

1-3: 《汽水の失敗》や青黒で強い《洞窟を這い刺すもの》もあるが、まだ青に決めたわけでもないため単純な強さで《石化》に。

1-4: 《反転された氷山》は指標も良く、個人的にもコモンの枠を超えた強さを感じる良カード。
他にそこまで対抗馬もなくこちらに。

1-5: 指標であれば《不穏な落下》と《修繕士の手持ち鞄》が同等で悩む。
1パック目のピック戦略として複数の色の強カードを手広く取るか、一色決めて相方の色を長く探すかを考えたときに、ここは後者の戦略を取りたいと考えて《不穏な落下》に。
正直もう少し遅い巡目で拾いたかった。

1-6: ここで強烈なサインとして《チュパカブラの残響》が流れてくる。

《大洞窟のコウモリ》に次いで黒のアンコモンとしては2位のGIH WR 59.4%を示しているカードであり、実は黒の全カードの中でも4位の好指標。
特筆すべきは、このカードは4マナ・ダブルシンボルということ。
黒の濃い(第一色である)デッキでしか使えないにも関わらずこれだけ指標が良いのである。
(先述の通り、コウモリは第二色やタッチでも使いやすいため扱いが大きく異なる。)
要は明確に黒デッキの強さを持ち上げるカードであり、これが環境理解者しかいない第2ドラフトで流れるということは、「今日はお前は黒をやれ」というサインなのである
ここで、筆者は攻めのピックに切り替え、1パック目から落魄型の黒決め打ち・できれば青黒ベースの戦略に切り替える。

1-7: 上記戦略に合致する《死天狗茸の操り人形》が来たため迷わずピック。《更なるチャンス》はきっとどこかで拾えるし、《コズミューム破》はもう要らない。

1-8: 青黒アーキのカードである《沈没船》とかなり迷って《始原の齧り虫》に。

1-9: 《不穏な浅瀬》が帰ってくれば最高だったが、さすがに取られている。とはいえ、貴重なライフゲイン源の《薄暮の残響》をここで確保。

1-10: 《難破船の歩哨》黒以上に青も安い?!

1-11: 黒のカードは落魄アーキとは合わないため、青発見土地《隠された瀑布》に。

1-12: 2枚目の齧り虫。ここで拾えばよかった…

1-13~15: 黒卓一と言えそうな流れ方で終了。1-15で《不屈の菌類》は上々。


2-1: またも《遠眼鏡のセイレーン》が
ここまで黒緑落魄に合いそうな緑のカードも拾えておらず、1パック目で緑の流れも感じなかったため、ここでほぼ青黒落魄で確定

2-2: またも《チュパカブラの残響》!!
デッキの再現性が高くなり、かなり喜んでピック。

2-3: 落魄を稼げる軽量カードとして、《死の重み》《航路の作成》《オラーズカの細工扉》で悩む。
《航路の作成》がどちらかと言えばアグロ向きな性能であることと、環境を定義する軽量フライヤーへの効きを考え《死の重み》に。

2-4: ここで青が安いことを象徴する《主の案内壁画》が流れる。
軽量な青白には入りにくいものの基本的にはかなり強いカードであり、タッチ運用に問題ない中盤以降で真価を発揮するカードと思いピック。
しかし、このとき筆者は作製が白のダブルシンボル要求であることを忘れていた…!(ピック途中で思い出します)
無難に《困惑の謎掛け》で良かったと思います。

2-5: そろそろインスタントを持っておきたく、《隠遁のオウムガイ》より《汽水の失敗》を優先。

2-6: 《非化石化》や《不運な落下》もあるが、ここで筆者は《沈没船》を選択

GIH WR 50.6%のためアンプレキューブに入るにはあと一歩足りない

指標は青黒アーキに絞って見てもアンプレレベルのため言語化が難しいが、他のカードよりも明確に青黒落魄に向いているカードであり、私は今日はこれを使いこなしてやるという強い意志を持ってピック。

沈没船、君に決めた!

(12/13追記)
記事執筆当社、《沈没船》の採用理由を言語化できませんでしたが、茂里憲之さんが下記のツイートをしている通り、Top playerとbottom player(ないしはmiddle player)とのGIHWRの差を指標とすると、沈没船が上位に来ることが分かりました。
特定の使い方をしないと輝かないピーキー(だが強い)カードはこの指標でないと見つかりにくい可能性があり、筆者も今後積極的に活用していきたいです。

本件をより一般に拡張した話を茂里さんもnoteの記事にされていましたので、併せて掲載いたします。


2-7: 取るものがなく《深淵のゴブリンの骨取り》に。

2-8: とても安く《税血の刃》をゲット!
フィニッシャーにもなる筆者お気に入りのカードであり、小躍りする。

2-9: あまり強いカードではないが《末梢の屍道士》が一周したためピック。

2-10: 黒発見土地《隠された死滅都市》と悩んで対フライヤーに《麻痺の歌》を。このデッキなら序盤の切削が輝く。

2-11: 《オラーズカの細工扉》が一周したためピック。やっぱ安いなこのカード。

2-12~15: 特筆すべき点なし


3-1: 《戦慄の容貌》も好きなので悩みながらも、《水巻きの偵察》に。
さすがにどんなデッキでも強いと思うの。

3-2: 《樫材のセイレーン》《ピラニアからの摂食》と悩んでフィニッシャー枠としての《大いなる過ち、ウチベンバク》に。
正直一周する気はしたが、誰が変なカット入れるか分からないため安全に確保。
これだけ特化させた青黒落魄ならちゃんと強いはず。初めて使うけど。

3-3: 2枚目の《死天狗茸の操り人形》に。

3-4: ここまで全くレアに縁がなかったが、専用カードの《迷いし者の魂》に出会う。

令和のタルモ(2か月ぶり・30回目くらい)

指標は伸びてないしアド損はきになるが、落魄達成にも使えたりとこのデッキなら悪くないと考え確保。

3-5: 《磁石の針》が安い!ピック。

3-6: ほぼ論争こと《熱狂的な献上》と悩むも、好きすぎるため2枚目の《税血の刃》。

3-7: ここで《更なるチャンス》を確保。もう少し早めに確保するのが安全だったかも。

3-8: 《死者の仲間入り》が流れてきて小さくガッツポーズ。
黒の濃いこのデッキならダブシン苦じゃないし、確定除去感も増す。

なんだかんだちゃんと使えば強い

3-9~15: 特筆すべき点なし。3-12で《祖先の追憶》を、3-14で《酸欠》をそれぞれ拾う。

出来上がったメインデッキがこちら。

以下、各対戦の簡単な記録です。

⑤ vs WU 〇〇

1G目、後手スタート。
序盤から《沈没船》で落魄を貯められ、《死の重み》で初動をいなして切り札の《チュパカブラの残響》に繋げられる最高の初手。(ほんとか?)
お相手は青白だが3T目まで動きはなく、こちらから引き込んだ《遠眼鏡のセイレーン》《水巻きの偵察》を順に出すと、《磁石の針》で偵察は寝かされる。
お相手は4T目にようやく《オルテカの雲衛兵》を展開してくるが、これには《死の重み》が刺さる。(チュパカブラは温存)
返しには、後から引き込んだであろう《暴走トロッコ》と《遺跡潜みのコウモリ》を展開し挽回してくる。トロッコは若干厄介。
トロッコの宝物生成には目をつむりながら互いにダメージレースを続けるが、お相手のコウモリは《税血の刃》で落とせるようになる。
そろそろ落魄も十分溜まってきたところで、《沈没船》から《潜水ゴンドラ》を作製。
これに対してお相手が唱えてきた切り札の《輝かしい天使》には取っておいたチュパカブラが刺さり、そのままGG!

サイドチェンジは無しに2G目。
初動チュパカブラの地獄のようなハンドはマリガンし、《税血の刃》と《死の重み》の両構えできるハンドになり満足。
お相手の2T目に出した《隠遁のオウムガイ》を《税血の刃》で処理すると、またも《暴走トロッコ》を置かれて困ってしまう。
こちらは《オラーズカの細工扉》経由でも4枚目の土地が引けないところに、お相手は追い討ちのごとくまた《輝かしい天使》を着地。

往年の構築級天使。GIH WRも62.3%とちゃんと高く、一枚で勝てるスペック持ち。

トロッコから出した宝物で《鉱夫の導鳥》を出したのは2枚目の《税血の刃》対策と思われ感心。
翌ターンも土地を引けない筆者は困ってしまうが、今回採用した落魄専用カードの《麻痺の歌》は機体にも貼れるため、こちらをトロッコにペタリ。
この切削によりこちらの《薄暮の残響》がいち早く3/3絆魂に。

インクの染みじゃないんですよ

さらに、次のお相手のターンに土地+トロッコの宝物で天使を起動されるとほぼ負けなので、天使に《死の重み》を付けて5点ゲインできないようにする。
お相手も3/3絆魂は良くないと《待ち伏せる海賊》で寝かせてくるが、盤面の圧はそこまでではない。
まだ土地を引けない筆者だが、代わりに引いた《死天狗茸の操り人形》は海賊の受けになっており十分。
お相手はリソースを盤面に吐き出し切っており、天使は生めなくてもレースは進むということで+2/+2絆魂を付与しながら飛行のレースを進めてくる。
しかしようやく土地を引けた筆者はチュパカブラでリスクの塊である《輝かしい天使》を除去。
《祖先の追憶》や《更なるチャンス》でアド差をつけながら、最後はフィニッシャー枠の《大いなる過ち、ウチベンバク》を着地させGG!


⑥ vs WU 〇〇

1G目、先手スタート。
またも《沈没船》から入れる最高(?)の初手のためキープ。
お相手はまたも青白、2T目に《難破船の歩哨》スタートでありアグロを警戒。
こちらも3T目《水巻きの偵察》の悪くない滑り出しだが、お相手は返しにアーティファクトではなく《オキネク・アハウの特使》をプレイ。
あまり両者が同じデッキに入るイメージはなく、さすがに人気の青白だけあって苦しいプール事情と思料。
この特使をメインで《死者の仲間入り》で処すか悩むが、なんとなく次のターンは装備品を特使に付けて殴ってくると予想し構えることに。
予想通り《解体ハンマー》を置いてくるが、なぜか装備せずにパンチ。
このとき、明らかに2マナではなく3マナのバットリを構えていそうであり警戒すべきであったが、筆者は釣られるように特使に除去を打ってしまい、《悪戯好きの子犬》(以下、星乃犬)で回収され大裏目を引きます。(プレミ)
明らかに不利な状況になりハンドもすべて土地で負けを覚悟するが、ここで救世主のウチベンパクをトップ。
相手の4/4の歩哨が厄介だが、レースになればまだ分がある状況に。
お相手も噛み合いがあまり良くないデッキのためか歩哨で継続して殴れず、アタッカーを《樫材のセイレーン》に変更しクロックが下がる。
地上も殴りたいということで、お相手は戻した特使に加えてもう一枚の特使もキャスト。
盤面のクリーチャー数で5:2と一気にこちらが不利になる。

枠外に沈没船もあります

苦しい状況だが、次にトップしたのが《更なるチャンス》!
今は墓地には《薄暮の残響》しかないため切削に望みを託すと、その名前の通りチュパカブラが落ちたためこれを拾う。(先に沈没船起動しなかったプレミしましたが救われます)
これで特使1体を除去でき、一気に盤面はイーブンに。
お相手もウチベンパクに《不運な落下》を当て一旦時間を稼ぐが、こちらの沈没船も作製して《潜水ゴンドラ》になり、3/3絆魂になった《薄暮の残響》も心強い。
ゴンドラはハンマーで壊されると思ったが、タフネス4を維持するために歩哨との相討ちをお相手は選ぶ。
そのタフネス4ラインも《ピラニアの摂食》で打ち破り、最後はウチベンパクが墓地から自身の能力で復活し、GG!

2G目、今回もサイドチェンジは無し。
先に触れると、このゲームは今回最長の18ターンも掛かるロングゲームでした。
土地1ハンドはキープできず1マリガン。
お相手は1T目《鉱夫の導鳥》に2T目からハンマーを付けて殴る王道ムーブだが、これには《税血の刃》が刺さる。
3T目に動きがないためこちらは《水巻きの偵察》を展開すると、お相手は《オルテカの雲衛兵》で対抗。
こちらが《死天狗茸の操り人形》《薄暮の残響》と展開すると、返しに《樫材のセイレーン》《難破船の歩哨》と展開され、良い感じの肉弾戦に。
制空権を得たいため、相手の雲衛兵本体をチュパカブラで除去。
しかしこれに対しては《受難の賛美者》で《樫材のセイレーン》を育てられてしまい、空を止めきれず。
こちらは空を育てる術がないため、先ほどの反省を活かして星乃犬が打てないうちに《死者の仲間入り》でセイレーンを除去。
この返しにお相手が展開してきたのが、《祖先の残響、アブエロ》

単体除去が効きにくくなる/チャンプブロックされまくる上に、また空が止まってしまうことに。
こちらはウチベンパクをトップしたため地上攻撃を開始できそうになるが、これはいかんとお相手は《流砂の渦巻き》でしっかり解決。
結果、膠着盤面が出来上がる。

この膠着盤面が嬉しいのはどちらかと言えば筆者のデッキであり、ここからニチャコンの真価を発揮していく。
そう、《税血の刃》の裏面、《貪る墓所》である。

このカードはラヴニカの献身の《不正相続》に似たカードであり、その《不正相続》はニチャコンの切り札として同環境のリミテッドで活躍した。
デッキに2枚の《貪る墓所》は明確にこのデッキの勝ち手段の一つであり、構築時点でこのデッキは、
①ウチベンパク・氷山のタイタン(とたまに飛行)で殴り勝つ
②潜水ゴンドラのアンブロで5回殴る
③貪る墓所でドレインしきる

の3パターンのどれか、または合わせ技で勝ちたいと考えていた。

この時点でお相手のライフは15点もあるものの、貪る墓所で勝つプラン③が見え始める。
次のターンには2枚目の《税血の刃》も引き込み、墓地にクリーチャーがないため作製は控えたが、十分なお膳立てがなされる。
お相手が打開策を引き込めない中で、プラン②の《潜水ゴンドラ》も駆けつけてきて落魄8を待つ状況になる。
(潜水ゴンドラは解体ハンマーで割れるが、そうすると空の均衡が破られる状況)
お相手が膠着盤面を嫌って歩哨で殴りに来てしまうと、こちらにとっては好都合で相討ちしたクリーチャーを餌に2枚目の《貪る墓所》を設置
あとはダラダラしていればこちらが勝つため、お相手も苦渋の選択で様々なコンバットを仕掛けてくる。
しかし、ようやくお相手がこちらの盤面を処理しきった16ターン目には、こちらのライフ13点に対して相手のライフは3点。
《ピラニアからの摂食》を構えながら安全にコントロールしきり、GG!

この勝ち方キモティー!!

1Gも落とさずマネー確定!($500)


⑦ vs UB 〇〇

前のマッチの良い流れのまま、さらなるマネーを目指す。

1G目、後手スタート。
初動《水巻きの偵察》の良い初手でキープ。
お相手はここで初めての青黒であり、ミラー対決となる。
最初の展開にワクワクするも、お相手可哀想なことに青黒では致命的な土地2で止まる事故に。
しかし偵察は《苦々しい勝利》で処され、チュパカブラを更地に出せる訳もなくせっかくの事故にあまりつけ込めない状況。
除去ハンドのこちらは6T目に発見土地を起動するが、出てきたのはクロック1点の《死天狗茸の操り人形》…
この隙にお相手も土地を4枚まで伸ばし、ゲームを成立させてしまう。
7T目に引き込んだウチベンパクも《破滅の光》で綺麗に処理されミラーを痛感。
返しにこちらはお気に入りカードの《反転された氷山》を作製し、《氷山のタイタン》を着地。
こちらは即除去できないようで、6点クロックを刻み始める。
あまり展開すると落魄ラス(=《恐怖の潮流》)が怖いが、青青を構えているため《酸欠》構えの可能性が高く、誘うためにも《遠眼鏡のセイレーン》を展開、これは通る。
この時点では落魄5で潮流ではまだタイタンをどかせないのを確認。
お相手もようやくライフレースにできそうな《薄暮の残響》を展開するも、タイタンの前には赤子同然。
またも明らかな《酸欠》構えのためチュパカブラは温存し、《死の重み》で絆魂サイズを減らしながら、クロックを刻んでお相手のライフは4まで下がる。
出していた《税血の刃》から《貪る墓所》も作製しリーサル準備は万端。

万事休すと見られる場面であったが、お相手は《埋もれた宝物》からの発見4で解決策を探し、《ピラニアの摂食》に辿り着く!
これにより延命したお相手だが、《貪る墓所》に青黒で触れるカードはごく少ない。
《迷いし者の魂》で《酸欠》を釣ってから、ここぞとばかりに手札で眠っていたチュパカブラで後続のクリーチャーをいなしてGG!

2G目、壁役は不要と考え《難破船の歩哨》をサイドアウトし、アドバンテージ源になる《絡みつく影》をサイドイン。今思えば打ち消しを入れる余地もあったかもしれない。
お相手の初動の《薄暮の残響》を《税血の刃》で綺麗に処理。
3T目にお相手の動きはなくこちらも暇なので《反転された氷山》を置いていると、4T目に《同族怒りのマイコイド》をプレイされる。
青黒にマイコイドを試したことはなかったが、沈没船等もあれば意外と良い働きをするのかもしれない。
一旦接死持ちの《死天狗茸の操り人形》を置き様子を見ると、お相手はこれに《死の重み》を当ててくる。
トークンを出されるのは嫌なので、マイコイドには《ピラニアからの摂食》で能力を失ってもらう。
暇なのと《酸欠》臭い構え方ということで《税血の刃》から早めに《貪る墓所》を作製。お相手はマイコイドを《熱狂的な献上》でサクり、アドを取ってくる。
返しのターン、お相手は《更なるチャンス》でアドを重ね、《薄暮の残響》を再度着地。
これは《死の重み》で処理できるがジリ貧…ついでに引いた《沈没船》を設置。
マイコイドも再度着地され、即座に探検で落魄してトークン生成される。
アド差の広がる良くない流れを断ち切るべく、こちらも《更なるチャンス》で応戦し、アドの権化であるチュパカブラ①を墓地から回収。
マイコイドをチュパカブラで処理し、盤面を落ち着けに行く。
お相手が後続として投入したのは小粒だが継続アド源の《洞窟を這い刺すもの》、既に落魄4は達成済。
チュパカブラは《死の重み》で処理され、まさにミラーといった展開が続く…
この流れを断ち切るべく、《沈没船》から除去耐性のある《潜水ゴンドラ》を作製。
お相手の這い刺すものは《磁石の針》で一旦寝かせれば当分仕事はなく、後続の《魂のとぐろのバイパー》は墓地状況からも放置でOKそう。
この隙に脅威を2体並べるべく、《反転した氷山》から《氷山のタイタン》も作製。
2体の脅威への対処手段があるか問うたところ、タイタン対象に島を捨てて《苦々しい勝利》をプレイされる。
しかしその除去、本来はゴンドラに当てないといけないものでは?
手札が尽きたお相手はバイパーから《大洞窟のコウモリ》をリアニメイト。
こちらの手札のチュパカブラ②・《薄暮の残響》・《祖先の追憶》・《汽水の失敗》の完璧さに心が折れたのか、この瞬間に投了されGG!

気持ちいい勝ち方!$1000GET!!


⑧ vs BRu 〇✕✕

泣いても笑っても最終マッチ、まだ倍プッシュを残している。

1G目、先手スタート。
土地4だがチュパカブラと《祖先の追憶》で何とかなるだろうということでキープ。
2T目に《死天狗茸の操り人形》を出した返しに、お相手は《戦慄の容貌》でチュパカブラを的確に抜いてくる。やるな!
ちなみにここまでの情報でお相手は本邦初公開の赤黒と想定。
3T目は相手も操り人形を出してきたため、相討ちを誘うと乗ってくる。
暇なので《祖先の追憶》でアドを取る。
その返しにお相手が置いたのは青発見土地の《隠された瀑布》。
3T目にも《隠された死滅都市》を置いており、もしや…お相手このDay2第二ドラフトにまさかの洞窟か?!と疑う。
お相手にアクションはなく、5T目にこちらは追憶で引いた《迷いし者の魂》を島を捨ててキャスト。

GIH WRは56.7%だがIWDは6.7pptとそこそこ高い

ここまでお相手の力もあり墓地には沢山のパーマネント・カードが存在し、いきなり6/7のスタッツで着地。
それはいかんとお相手も対処してくるが、出てきたのは《死の重み》。
4/5にはなるが逆に確定除去はないことを教えてくれた形である。
その後もお相手は《太陽鳥の権威》を置いて《有望な鉱脈》で沼を持ってくることしかできず。
これらの行動から、お相手は赤黒t青の洞窟アーキと判明。(基本土地入れずに他の色タッチの可能性はあり)
こちらは《オラーズカの細工扉》で魂のサイズを6/7までさらに上げ、対処を迫る。
この返しにお相手は2枚目の《死の重み》+《マグマ用ガレオン船》で魂落とそうと試みる。
(1枚目の重みもガレオン船で落とすためだった模様)
これにはしっかり《汽水の失敗》で魂を逃がして対応。
魂を再着地させるとお相手の残された解は《非化石化》からの《死天狗茸の操り人形》しかなく、これに《死者の仲間入り》を合わせてGG!

ここまで1Gも落とさず勝ってる! 強いぞ青黒落魄! 強いぞ黒!

2G目、お相手は洞窟型の明らかに遅いゲームレンジのデッキであり、カウンターが有効なため《酸欠》をサイドイン。
《水巻きの偵察》から良い動きのできそうな初手でキープ。
しかしお相手の挨拶代わりの《戦慄の容貌》がこちらの偵察を落としてしまい、しゅん。
《酸欠》が手札にあるため青ダブシンを構えてターンを渡すと、お相手はそれを察知してかどうでも良さそうな《死天狗茸の操り人形》をキャスト。
これをスルーして《オラーズカの細工扉》で《遠眼鏡のセイレーン》を貰う。
次のターンはセイレーンからの即地図起動で青発見土地を貰う。(先に沼セットするプレミ)
この返しにお相手は大きく動いてくる。《溶岩舌のゾヨワ》と《迷いし者の魂》を続けざまにプレイ。
魂はまだ2/3のため脅威ではないが、早速ゾヨワの効果が誘発し3点ルーズを選択。

《溶岩舌のゾヨワ》は筆者の事前予想でA評価を付けたくらいには、ポテンシャルの高いクリーチャーです。
反省記事でA→E評価に下げたのは色(赤黒)の弱さが理由ですが、今でも不当に弱い評価が下されていると思っていたため、強者の集まるDay2-2で出会えたのは少し嬉しかったです。

カフカのつぶやき

隙をしっかりと突かれた筆者は、相手に見えている《酸欠》と見えていない《不運な落下》の両構えでターンを渡します。(セイレーンのパンチを忘れるプレミ)
返しのダブルパンチの際に魂に落下を当てるか悩みつつ、スルー。
その後、お相手は《マグマ式ガレオン船》をおもむろにキャスト。
これを許せるはずはなく《酸欠》で打ち消すと、お相手からは「やるな!」を頂く。
しかし、明らかに見えている打ち消しにボムであるガレオン船を捧げたからには、別の打ち消されたくない切り札を何か持っているはずで…と戦慄。
ここでもゾヨワがしっかりと3点のライフを奪ってくる。
次のターンももう1枚の打ち消しをちらつかせながら《不運な落下》を構えるが、さすがに魂のパンチをスルーはできずここで落下でバウンス。
切り札は何かな~というところでお相手が出してきたのは、《しなやかなベンティサウルス》くん!!

こんなところで出会うなんて…!筆者が環境一愛でている恐竜。とてもしなやか。

2ドローで魂+1枚をしっかりと補充され、切り札らしい仕事をこなす。
返しのターン、ライフも苦しくなってきたこちらは応戦すべくチュパカブラでベンティくんを除去。
しかしこのチュパカブラは《死の重み》で落とされ、《太陽鳥の権威》経由で再度着地した魂は既に6/7!
ゾヨワの3点ルーズは再三誘発し、これで9点もゾヨワに削られる
盤面を落ち着かせきれないこちらは、《祖先の追憶》で《死者の仲間入り》を引き込みなんとか魂を除去。
手札の尽きたお相手は《戦慄の容貌》から《戦慄のオセオサウルス》を作製、インクの染みのようなETB切削がゾヨワをまた誘発させる…
既にライフ6の筆者はゾヨワの2点パンチすら許容できずセイレーンでチャンプ。
ゾヨワの誘発は悩んだ結果、手札の《死天狗茸の操り人形》を捨てることに。
これでもまだ《更なるチャンス》のお陰で一縷の望みはあり、引き込んだ2枚目のチュパカブラと併せてチュパカブラ連打で捲ることを狙う。
オセオサウルスをチュパカブラで除去してお相手のリソース切れを望むが、お相手が次にトップしたのが《非化石化》
非化石化でリアニするのは当然ベンティサウルス、今の盤面をさらに攻めるための《死の重み》を引き込み、残りライフ4。
こちらはゾヨワ誘発によって土地を生贄に捧げねばならない状況。
返しにベンティサウルスはチュパカブラで除去できるが、既に手の内はバレておりお相手の掌の上。
最後は《税血の刃》でチュパカブラをどかされ、ゾヨワ+《太陽鳥の権威》から作製した《太陽鳥の彫像》の速攻パンチでGG…

ここで初めてゲームを落とす…洞窟強い…!

消耗戦に敗れ、運命の3G目。
沼のない初手だが、1T目《遠眼鏡のセイレーン》から動けて地図で探せると考えキープ。
予定通りセイレーンを出すと、こちらのプランをお見通しかのようにセイレーンに《死の重み》を当てられ、探検させてもらえず。
何もすることがなく《酸欠》を構えてターンを渡すと、お相手は《タリアンの日誌》をプレイ。
3T目も土地を引けずにターンをそのまま渡すと、お相手も能動的アクションはない模様。基本的には除去コンに近いスタイルの定めか。
4T目にはなんとか土地を引き込むが、これも島。
この返しにお相手は日誌を生贄に《熱狂的な献上》をキャスト!
土地がなかったか、はたまた能動的アクションを探したか、どちらかと見られる。
5T目も土地を引けず絶望しながらターンをパス。
そしてお相手がおもむろにキャストしてきたのは、本環境トップレアの《骨集めのドラコサウルス》!!!

説明不要の強さ。GIH WR 71.6%は環境全カードどころか過去の全スタンセット通してもおそらく最高値。

幸いなことに筆者は《酸欠》を構えていたためこれを打ち消すと、お相手からは「やるな!」を頂き不穏な予感。
次のターンに引いたのは何もしない《沈没船》…一応《汽水の失敗》だけは構えられるが、お相手はこの返しに《更なるチャンス》で贅沢にもドラコサウルスのみを回収…
こちらは4枚目の島を引くが何も状況は変わらず…
お相手はカウンターを警戒し《迷いし者の魂》からキャスト。
これも既に無視できない5/6のサイズになっており、これに対して地図トークンを使用した瞬間に《汽水の失敗》でバウンス。
しかし、よく考えたらわずか2マナでこのターンに出し直されるため、見過ごしてエンドに撃つべきでした。
2枚の脅威を前に、土地は真っ青・手札は真っ黒な筆者は何もできずターンを明け渡すと、お相手は勇気を持ってドラコサウルスを再キャスト!
ブラフは効かず返しにも青土地しか引かなかった筆者は、ここで投了…

最後はがっつり事故ったのは悔しい!!
でもベンティ強かったよ可愛いよベンティ!!


勝因

最終戦に負けて悔しかったとは言え、$1,000獲得したので今回はほぼ勝ちとさせてください。
(今までインマネするときは全て$2,000以上だったのでちょっと負けた感はあります)

ということで最後に、需要があるか分かりませんが、恒例となっている勝因考察を今回もやってみます。
半分自己満足ですので、適宜読み飛ばしていただいて構いません。


①反省

毎度書いていますがこれです。
手前味噌ですが、筆者はnoteに新弾実装前の環境予想(下馬評)記事を上げております。
そして実装後にはその反省点も記事にしています。

そして、最近ジンクスになりつつあるのが、予想を外した環境ほど大会で結果を残せる、というものです。
不思議なもので、今年に入ってから予想を外したONE・MOM・LCIはいずれもアリーナオープンでインマネできた一方で、逆に予想の当たったLTR・WOEではアリーナオープンで辛酸を舐めています。
(LTRは予選ウィークエンドDay1を通過したりしましたが、フォーマットは記事の対象としているドラフトではなくシールドのみでした)

このジンクスは偶然ではなく、予想を外すほど自身がなぜ外したかをしっかりと考察し、環境理解が深まっている、ということだと筆者は考えております。
今回、第2ドラフトで弱カラーの青黒落魄を選べた理由はこれに関連しており、「黒の指標が低い理由はプレミアドラフトでの不当な黒のピック順位の高さによるもので、強カードを集めれば決して弱くはない」という推察ができていました。
例えば、B評価→D評価に下げた《死の重み》についても、現在も筆者としては環境において強いカードだと考えています。
評価を下げた理由は「黒が安い卓でしかやりたくないから」であり、そのような卓で完成形のデッキを作る際にはまず間違いなく頼りになるのが《死の重み》だと思っています。

このあたりの環境の全貌を、他の人よりも早期に具体化できたのが勝因だったと思っております。(②にも絡みます)
この試行プロセスは誰でも試せるものですので、是非皆さんもトライしてはいかがでしょうか?
試行プロセスはできる限り第三者の目に入る形で公開させるほど、気づきも多くなるためオススメです。


②アリーナオープン開催時期

今回はLCI実装から1週間強でのアリーナオープン開催ということで、非常に短い練習期間しか設けられていませんでした。
そして、そのような時期ほど筆者は結果を残しやすい傾向にあります。

これは偏に、①にも挙げた実装前の予想プロセスを踏んでいる分、他の人よりも検証を早く進められているためだと思います。
実際のプレミア・ドラフトのプレイ数はさして多くなく、実はシールドに至っては事前に1回しかプレイしていなかったのですが、ドラフトに関してはプレイ外での検証を仮想的に行うことで補えた部分も大きかったように思います。

これは③の話にも繋がりますが、限られた時間で結果を残す上で非常に効率的な手法と証明できたように思うため、今後もできる限りは続けていきたいと思います。
(記事も書けないほど時間がなくなった場合は…すみません笑)


③モチベーション

過去の記事にもモチベーションが勝因、と述べたことがありますが、今回は少々異なるモチベーションがありました。

今回の一番のモチベーションは、「配信終了後の生活=MtGに割く時間が減った生活でも実力を維持する」ことでした。
前回WOEでは2度のアリーナオープンや予選ウィークエンドで結果を残せなかった悔しさを以下の記事にしていました。

この記事の敗因②で触れていた新生活での日中の疲れに加え、今回は体調不良も重なった悪条件にも関わらず、一定の結果を残すことができたことは、私に自信をもたらしてくれました。
(少なくともここで体調不良を言い訳にせずに済みました)

実際にはその他色々な要因によって勝った部分もあるかと思いますが、今後の大会参加へのモチベーションも上げることができたのが、私としては賞金以上に嬉しい今回の収穫でした。


以上、本当に自己満足かつかなりの精神論を含んだ振り返りですが、私としてはこれらが勝因であったと分析しています。


おわりに

ここまで読んでくださった方、誠にありがとうございます。

今回の振り返りの結果からも、今後も事前環境をできる限りnote記事にしていこうと思いますので、また読みに来ていただければ幸いです。

また、私のDiscordサーバも開設したので、こちらにもお気軽にご入室ください!
リミテに関する質問や議論、中には指導してくれる方もいらっしゃいます!

それでは!また次回記事か配信でお会いしましょう!
バイバイ、さよなら、再見

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