どこで何を買えばいいかわかる。メンズファストファッション・低価格ブランド徹底解説。【ユニクロ・ GU・ZARA・H&M・無印良品・GAP・Forever21・ワークマン】

目次

・ファストファッション・低価格ブランドを的確に解説しているコンテンツがない
・ファストファッション・低価格ブランドのオススメの使い方
・各ブランドの価格や特徴をざっと把握
・ユニクロのコストパフォーマンスの高さは他ブランドと一線を画す
・ユニクロはファストファッションブランドではありません
・絶対に必要なベーシックアイテムはユニクロで
・旬のファッションも楽しめるユニクロ
・GUはたまにホームラン級の商品が現れる
・世界一の売上を誇るZARAのメンズはオススメか?
・マネキン買いで手っ取り早くトレンドコーディネート
・と、言いつつ個人的にはZARAはあまりオススメしません
・ZARAのテーラードジャケットとユニクロのテーラードジャケットの違い
・ZARAはサイズに要注意
・トレンドとベーシックのバランスが良いH&M
・シンプルでベーシックで上質なH&M EDITION
・無印良品はコンセプトブランドである
・コンセプトを活かした無印良品の使い方
・GAP=アメカジ
・GAPは定価で買ってはいけない!
・FOREVER21はトレンド性の高いストリートカジュアル
・ユーモアのあるデザインの小物が豊富
・注目度が急上昇中のワークマン
・ファッションアイテムとして使えるワークマンの商品はまだ少数
・ユニクロベースに各ブランドごとのコーディネートを考える
・適度にトレンドを加えたGUコーディネート
・トレンド性が高くラグジュアリー感のあるZARAコーディネート
・ヨーロピアンな雰囲気のH&Mコーディネート
・絶対にいい人そうに見える無印良品コーディネート
・これぞ王道アメカジ!GAPコーディネート
・キャッチーでポップなFOREVER21コーディネート
・日常生活に高機能をプラスするワークマンコーディネート
・さいごに

こんにちは。山田耕史です。1980年生まれの38歳です。大学在学中にファッションデザイナーを志し卒業後に服飾専門学校に入学、パリに留学し帰国後はファッション企画コンサルティング会社に入社、その後ファッション系ITベンチャーを経て、現在はフリーランスとしてブログを中心に誰もが簡単に自分らしいファッションを楽しめる情報を発信しています。

・ファストファッション・低価格ブランドを的確に解説しているコンテンツがない

先日、初めての有料noteを公開しました。

かなり多くの方にご購読いただき、とても嬉しかったです。ご購入いだだけたこと自体もちろん嬉しいのですが、noteはご購入いただける方の名前がわかるので(もちろん匿名でもご購入可能です)、noteを通じてひとりひとりの方と繋がりが生まれた気がしてお金がどうのとかとは別次元の幸せを感じました。

今後もnoteでの発信を続けていこうと思い、次なるネタを探していました。「普通の40代以上のためのメンズカジュアルファッションマニュアル」ではユニクロやH&Mなどのファストファッション・低価格ブランドからオススメ商品をピックアップしてご紹介していますが、今や数多くあるファストファッション・低価格ブランドをわかりやすく的確に解説しているコンテンツってほとんど存在しないことに気付きました。

例えば「ファストファッションブランド 特徴」などというキーワードでググってみると、それらしいタイトルのコンテンツはたくさん見つかるのですが、ほとんどが役に立たなさそうな内容ばかり。

仕事として長年見比べ続けてきたからわかるのですが、ファストファッション・低価格ブランドにはそれぞれ特徴があるので、それを知らないままでいると自分の目当ての商品がなかなか見つけられないなど、非効率な服探しになってしまいます。

僕が以前勤めていたファッション企画コンサルティング会社のメインクライアントの競合がファストファッション・低価格ブランドだったので、ファストファッション・低価格ブランドは長年リサーチし続けてきました

今回はそのときの経験も活かし、誰もが簡単に自分が欲しい服を手に入れられるように、ファストファッション・低価格ブランドの特徴を解説します。

・ファストファッション・低価格ブランドのオススメの使い方

このnoteではまず、ユニクロ、GU、ZARA、H&M、無印良品、GAP、Forever21、ワークマンの各ブランドの特徴をご紹介し、最後にユニクロをベースにした各ブランドごとのコーディネートをご紹介しますが、最初に全体像を把握しやすくするためにそれぞれのブランドの特徴と、オススメのユニクロとの組み合わせ方を図解した画像を掲載しておきます。この図解については終盤に詳しくご説明します。

・各ブランドの価格や特徴をざっと把握

まずは大まかに、各ブランドの中心対象年齢価格例コストパフォーマンス(品質と価格のバランスがどれくらい良いか)、トレンド性(どれくらいトレンド性の高いアイテムがあるか)、そして特徴を比較してみました。

しまむらとアベイルの特徴が抜けているのは記入漏れではありません。ここに書けるような特徴が思い浮かばかなったからです。このnoteは20代以上の男性に読んでいただくことを想定して書いていますが、その層に向けて書けるこの2つのブランドのポジティブな特徴が僕には思い浮かばなかったからです。ということで、今回のnoteではしまむらとアベイルについてはご紹介していません。

さて、まずは各ブランドの特徴をご紹介していきましょう。

・ユニクロのコストパフォーマンスの高さは他ブランドと一線を画す

国民的ブランドと呼べるまでに成長したユニクロ。ユニクロの最大の魅力はコストパフォーマンスの高さです。特にシャツ類やパンツ類の生地や縫製のクオリティの高さは、他の低価格ブランドとは一線を画しています。個人的にはユニクロのコストパフォーマンスの高さは世界一だと思っていますし、異論はおそらくほとんどないと思います。

・ユニクロはファストファッションブランドではありません

いきなり余談ですが、ユニクロはファストファッションブランドではありません。パリやミラノのコレクション(ファッションショー)で発表された有名ブランドのデザインを素早く(fast)パクって製造して発売する、企画から販売までの期間が極端に短いビジネスモデルのブランドをファストファッションブランドと呼びます。後述するZARAやH&Mなどがこのビジネスモデルを採用していますが、現時点でのユニクロは企画から販売までの期間が1年以上と長いのでファストファッションブランドとは呼びません。

絶対に必要なベーシックアイテムはユニクロで

オックスフォードシャツ、チノパンツ、ジーンズなど、男性のファッションに絶対に必要なベーシックなアイテムはユニクロで全部揃います

デザインはシンプルでベーシックなので誰にでも似合いますし、先述の通り値段に対してクオリティは非常に高く、特にチノパンツやジーンズなどのボトムスはよほどこだわりがある人以外はユニクロで充分です。

・旬のファッションも楽しめるユニクロ

こういったベーシック商品に定評のあるユニクロですが、デザイン性の高い有名ファッションデザイナーが手掛けるラインも展開しています。

Uniqlo Uを手掛けているのは過去にエルメスやラコステといった有名ブランドのディレクターを務めたフランス人デザイナー、クリストフ・ルメールで、ベーシックなデザインのアイテムが中心の通常ラインのユニクロとは違い、旬のトレンドを取り入れたデザインが特徴です。

Uniqlo Uの価格は通常ラインのユニクロ同様よりもやや高くなっていますが、それでも他のブランドと比べると充分高いコストパフォーマンスを誇っています。

いい事ずくめに思えるUniqlo Uですが、トレンド性が高い服には賞味期限があります。今は新鮮に見えるデザインも、数年経つと確実に古臭くなってしまうので僕個人的にはUniqlo Uの多くの商品はあまりオススメはしていません。

・GUはたまにホームラン級の商品が現れる

ユニクロの弟分的ブランドとして登場したGU。990円ジーンズなどのユニクロよりも低価格の商品がヒットしました。

http://d.hatena.ne.jp/a-haha/20090310/p1

その後ZARAやH&Mと同じファストファッション路線にリブランディングしました。

ファストファッションブランドの割に、GUにはZARAやH&Mのような若者ウケしそうなキャッチーなデザインの商品はあまりありません。また、商品の価格はユニクロよりも安いのですが、その価格差以上のクオリティ差があり、現在ブランドとしてはっきりとした特徴をアピールできていなさそうです。そのせいか、ここ数年は業績が芳しくないようです。

現在のGUの最大の魅力はたまにホームラン級の商品が現れることです。例えばテーラードジャケットとスラックスのセットアップ

このセットアップはビジネスシーンで着用しても違和感がないくらい、クオリティが高い商品です。また、最近の商品ではステンカラーコートやイージーウェストのトラウザーのクオリティが高く、驚きました。

僕のブログでは毎週金曜日にユニクロとGUの新商品とセール商品のなかからオススメのものをピックアップしてご紹介しているので、GUはそちらをご参考にしていただければ選びやすくなると思います。

・世界一の売上を誇るZARAのメンズはオススメか?

先述したようにZARAはファストファッションブランド代表と言えるでしょう。多くのファストファッションブランドにはちゃんとしたデザインチームがあり、特にZARAは世界中で行っているリサーチのデータを元にデザインしているそうですが、なんだかんだ言っても「こんな感じのデザイン、どこかのブランドでみたことあるな…」という商品が中心です。まぁそれがファストファッションブランドというものですが。

ファストファッションブランドのメリットはそのとき旬のトレンドデザインのアイテムがお手頃価格で買えること。特に世界一の売上を誇るZARAはスケールメリットもあるので、同じくトレンドを意識した商品が多いセレクトショップのオリジナルアイテムなどに比べると商品のコストパフォーマンスは悪くありません

・マネキン買いで手っ取り早くトレンドコーディネート

また、マネキンやハンガーなどを使った店頭でのコーディネート提案が多いのもZARAの魅力です。

コーディネートのことがよくわからなかったり、考えたりするのが面倒な人は店頭のコーディネートをそっくりそのまま買えばいいだけなので、「手っ取り早く今トレンドの格好がしたい!」という人にはぴったりのブランドです。

これに対し、店頭のコーディネート提案が役に立たないのがユニクロです。

おそらくZARAは本部の専門のスタッフが決めたコーディネートが各店舗に指示されているのでしょう。それに対し、ユニクロはそれぞれの店舗のスタッフが各自でコーディネートを決めていると思われます(専門スタッフが決めたと思われるコーディネートのマネキンもあります)。コーディネートの玄人と素人の差がはっきりと出てしまっています。

・と、言いつつ個人的にはZARAはあまりオススメしません

ZARAは個性が強くトレンド性の高いデザインの商品が中心です。

個性が強くトレンド性の高いデザインアイテムは「オシャレしている感」をアピールできるというメリットがありますが、以下のようなデメリットもあるので個人的にはオススメしません。

・そのトレンドが過ぎると古臭く見えてしまう
・コーディネートが難しい
・マッチするキャラクターや年齢が限られる

・ZARAのテーラードジャケットとユニクロのテーラードジャケットの違い

ZARAの本拠地はスペインです。そのせいもあって、ZARAのデザインはかなりヨーロピアンな雰囲気があります。特にテーラードジャケットはヨーロピアンな印象が強く、細いラペル(襟)でウェストがシェイプされたデザインのアイテムが目立ちます。

ですが、こういったヨーロピアンな雰囲気のテーラードジャケットは 多くの日本人にはあまり似合いません

日本人に似合うのはアメリカンな雰囲気の服。ブルックスブラザーズやラルフローレンといったアメリカントラッド、通称アメトラと呼ばれるラペルが太めでウェストもあまり絞られていないテーラードジャケットのほうが似合うのです。

ユニクロのテーラードジャケットのベースはアメトラです。その理由はユニクロの会長兼社長の柳井正さんの実家の家業だった紳士服店にあります。その現在のユニクロの前身とも言うべきそのお店で扱っていたのが日本のアメトラブランド、VAN。柳井正さんもインタビューでVANの影響を強く受けたと話しているので、ユニクロの商品にもアメトラの雰囲気が色濃く受け継がれているのでしょう。

・ZARAはサイズに要注意

ZARAの商品はサイズもヨーロピアン。細身で袖丈が長いのでサイズの面でも日本人には着づらい商品が多いブランドです。特にシャツにその傾向が強く、肩幅に合わせてサイズを選ぶとたいてい袖丈が余ってしまいます。デザインにもよりますが、袖丈が余っているとかなり不格好に見えてしまうので購入の際は必ず試着してサイズを入念にチェックすることをオススメします。

・トレンドとベーシックのバランスが良いH&M

有料note第1弾で強くオススメしたH&M。

ZARAはデザイナーズブランドやラグジュアリーブランドを主なデザインソースにしているためトレンド性が高く奇抜なデザインの商品が多いのですが、H&Mはトレンドを噛み砕いてカジュアルな服に落とし込んでいるアイテムが多いのでZARAよりもコーディネートが簡単でマッチするキャラクターや年齢も幅広いのが特徴です。

ですので、シャツやチノパンツなどのベーシックアイテムはコストパフォーマンスの高いユニクロで揃え、そこにトレンド性のあるH&Mのアイテムを1点プラスすれば、「オシャレ張り切ってます!」感がそれほど出ない、適度に今っぽい格好ができるでしょう。

・シンプルでベーシックで上質なH&M EDITION

また、H&Mはシンプルでベーシックなデザインの商品も数多く揃えています。40代noteでもご紹介したH&M EDITIONは、シンプルでベーシックなデザインですが、ユニクロでは見られないヨーロッパブランドらしい洗練されたデザインと色使い、そして上質な素材が用いられているので、ユニクロの上位互換として使えるでしょう。

・無印良品はコンセプトブランドである

シンプルなデザインと低価格でユニクロと比較されることが多い無印良品。ですが、僕はユニクロと無印良品にはコンセプトに大きな違いがあると思っています。

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どこで何を買えばいいかわかる。メンズファストファッション・低価格ブランド徹底解説。【ユニクロ・ GU・ZARA・H&M・無印良品・GAP・Forever21・ワークマン】

山田耕史

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