普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル

目次
・「普通の」40代以上の男性が参考にできるファッションメディアは少ない
・40代以上のメンズカジュアルファッションで大切なこと
・まずは清潔感
・世界一のコストパフォーマンスブランド、ユニクロの危険性
・ユニクロで買うべき商品
・シンプルでベーシックな服は匿名性が高い
・誰にでも似合い、いつまでも着られる服
・合わせる服を選ばない
・カジュアルファッションにおける品=シンプル
・ユニクロの地雷アイテム
・シンプルで高品質なH&M EDITION
・通常ラインのH&Mも良品多数
・柄シャツはH&Mで
・ユニクロのマネキン買いは超危険!
・ユニクロに勝るコスパブランドは存在しない
・GU、ZARA、GAP…40代以上にオススメしない低価格ブランド
・最もオススメしたいのは黒のプレーントゥ
・スニーカーはコートシューズがオススメ
・ビジカジにも使えるデザートブーツ
・ラクチンだけどスマートな40代以上の強い味方、レギンスパンツ
・「自分らしい服装」の見つけ方
・自分らしいファッションって?
・シンプルでベーシックな服は無駄にならない
・40代にオススメの2018年冬防寒アウター(2018/12/13追記)
・40代にオススメの2019年春アウター(2019/3/8追記)
・40代にオススメの2019年春夏シャツ・Tシャツ(2019/5/31追記)

・「普通の」40代以上の男性が参考にできるファッションメディアは少ない

こんにちは。山田耕史と申します。1980年生まれの39歳です。大学在学中にファッションデザイナーを志し卒業後に服飾専門学校に入学、パリに留学し帰国後はファッション企画コンサルティング会社に入社、その後ファッション系ITベンチャーを経て、現在はフリーランスとしてブログを中心に誰もが簡単に自分らしいファッションを楽しめる情報を発信しています。

仕事柄、メンズレディスを問わず数多くのファッション誌には目を通していますが、メンズファッション誌に対して以前から不満がありました。
それは、「普通の」40代以上の男性が参考にできるメンズファッション誌がない、ということです。
40代以上を対象にしているメンズファッション誌はたくさんあります。例えば「ちょい悪オヤジ」で一世を風靡した「LEON」のターゲットは50代以上。ですが、掲載されているアイテムはラグジュアリーブランドを中心とした超高級なブランド物ばかりで「普通の」40代男性の参考になる雑誌ではありません。

「LEON」以外にも「UOMO」や「MEN'S CLUB」「OCEANS」「Begin」「2nd」などの40代以上を対象にしているメンズファッション誌はいくつかありますが、これらの雑誌の掲載アイテムも高価なブランド物が中心です。よほど可処分所得がある人なら参考になるかもしれませんが、普通の40代以上の男性にとってリアリティのある内容ではないと思います。

20代の若者向けのメンズファッション誌なら、普通の40代以上の男性でも気軽に購入できるユニクロやGU、無印良品やH&Mなどの低価格ブランドもよく取り上げられています。ですが、40代以上の男性が20代向けのファッションを取り入れるのはかなり厳しいものがあるので、こちらもなかなか参考にはならないでしょう。

実は数年前に3〜40代をターゲットにした低価格ブランドが中心のメンズファッション誌が創刊されたことがあったのですが、すぐに休刊になってしまいました。

つまり、「普通の」40代以上の男性に向けたリアリティのあるファッション提案をしているメディアは現在ほぼ存在しないに等しいのです。存在しないのなら、つくってしまおう。ということで、今回僕がご提案するのは「普通の」40代以上の男性に向けたメンズカジュアルファッションです。

・40代以上のメンズカジュアルファッションで大切なこと

40代以上になると、肌や髪のつやがなくなったり筋肉の衰えで姿勢がわるくなったりと、加齢のよる肉体の衰えが原因でそれまで着ていた服が似合わなくなることがあります。

カジュアルウェアのなかでも古着やストリート系などの特にカジュアル度の高い服は、似合わなくなる人が多いようです。

例えば古着のボロボロのジーンズは若い時は「オシャレで穿いている」という認識をされますが、ある程度歳をとると「オシャレで穿いている」とは認識されないようになり、「ボロボロのジーンズを穿いている人」と認識されるようになってしまいます。

つまり、身体と同じように歳をとるとファッションでも無理が効かなくなるので、今までと同じように服を着ていると、だらしなく見えてしまう可能性が高くなるのです。

ですので、40代以上になると服装にも「品」が必要になってきます。別に「品」といっても高価なブランド物やビシッとしたジャケットを着る必要はありません。手頃に購入できる価格で、気楽に着られる服でも「品」のある服装は可能です。

実はこの問題を簡単に解決する方法があります。それはシンプルでベーシックな服を選ぶことです。詳しくは後述します。

・まずは清潔感

ファッションにおいて、服よりも何よりも重要なのは清潔感です。好きな男性のタイプを聞かれると、「清潔感がある人」と答える女性は多いですよね。一番手っ取り早く清潔感を手に入れる方法は、月に1回以上散髪に行くことです。

別に高額な料金の美容室でなくても構いません。1,000円カットで充分です。現に僕はこの5年以上、ずっとQBハウスで散髪しています。以前は1回5,000円以上する美容室や理髪店に行っていましたが、もう戻る気はありません。

3週間に一度QBハウスで散髪したとしても、年間で約1万9千円。一回5,000円の美容室だと、同じ金額で4回しか散髪できません。もちろん美容室に比べるとクオリティが落ちる可能性はありますが、それよりも頻繁に散髪をするほうが清潔感は高まります。

1,000円カットには時間がかからないというメリットもあります。普通の美容室や理髪店なら軽く1時間くらいかかってしまいますが、1,000円カットなら長くても20分くらい。僕が原宿の会社で働いていたときは、お昼休みに渋谷のQBハウスに散髪に行っていました。ラーメンなんかをサクッと食べてから散髪に行っても、1時間のお昼休み時間内にオフィスに戻れます。

QBハウスはサイトで待ち時間もチェックできるので、空いているときを見計らってお店に行くこともできます。

また、お風呂に入るのはもちろんのこと、肌が荒れていれば適切なケアをしたり、眉毛や鼻毛などが伸びすぎないように週に一度くらいはじっくり自分の顔の点検をしておきましょう。僕もここ数年で気を抜いていると眉毛がとても長くなってしまうようになりました。意外と気付かない人も多いと思うので、定期的に親しい人に点検をお願いするのもいいかもしれません。

・世界一のコストパフォーマンスブランド、ユニクロの危険性

さて、ここから具体的な服のお話になります。
もはや国民服となったユニクロ。

ユニクロの商品のコストパフォーマンスの高さは他のブランドの追随を許しません。価格が数倍のセレクトショップオリジナルアイテムと肩を並べるかそれ以上のクオリティの商品も多く、世界一のコストパフォーマンスブランドと言い切ってしまっていいと思います。
ですが、何から何までユニクロで揃えることはオススメしません。それには2つ理由があります。

1つ目は地雷の商品が多いこと。昔と比べるとユニクロの商品のファッション性はかなり高くなりましたが、それでも全ての商品が洗練されているとは言えません。後述しますが、特にアウターは地雷率が高いので注意が必要です。

2つ目はカブる危険性がとても高いことです。シンプルなオックスフォードシャツやジーンズならカブっていても全くわかりませんが、プリントTシャツなどはカブっているのが一目瞭然です。別にカブることが気にならなければもちろんユニクロでプリントTシャツを買うのもいいのですが、下手をしたら中学生とカブる危険性があるのはちょっと辛いかなぁと思います。

・ユニクロで買うべき商品

40代以上の男性がユニクロで買うべき商品は以下の5つです。

1:無地のシャツ
2:無地のTシャツ
3:チノパンツ・ジーンズ
4:下着・靴下類


順にオススメ商品をご紹介します。

1:無地のシャツ

40代以上の男性のカジュアルファッションには、Tシャツよりもシャツをオススメします。シャツはTシャツに比べて上品な印象なのでカジュアルファッションでも見栄えがしますし、襟やボタンなどのディティールが多く、視線が散るのでTシャツと比べて体型が目立ちにくいというメリットもあります。

ユニクロの中でも最も定番的なアイテムがこのオックスフォードシャツです。生地、縫製、パターンのどれもがハイクオリティ。オックスフォード素材は生地に凹凸があるのでカジュアル度が高く、チノパンツやジーンズと相性が良いのが特徴です。

スラックスやテーラードジャケットなどのキレイ目度が高いアイテムには+Jのブロード素材のシャツをオススメします。+Jはドイツ人デザイナー、ジル・サンダーとのコラボレーションラインです。
ブロード素材はオックスフォード素材よりも生地に凹凸がなく、よりプレーンな印象になるので汎用性が高くなり、合わせるアイテムもより選ばなくなります。キレイ目アイテムだけでなく、チノパンツやジーンズとの相性も抜群です。ブロード素材のシャツは裾をボトムスに入れることを想定した丈が長いドレスシャツが多いのですが、この+Jのブロードシャツは裾を出しても違和感のない着丈なので、カジュアルファッションで大活躍してくれます。

オススメのシャツの色は白です。最も汎用性が高いうえに、似合わない人はいません。

ですが、汚れが目立ちやすいので白シャツは消耗品と考えましょう。特に襟元や袖口が汚れやすいので、汚れてきたと感じたら部分洗い石鹸を使って歯ブラシなどで洗い、全体の色がくすんできたと感じたなら漂白剤で漂白しましょう。部分洗いにはウタマロ石けんをオススメします。

ですが、部分洗いや漂白にも限界があるので、ある程度着たらすっぱりと捨てて新しいものを購入することをオススメします。ユニクロのシャツなら年に一度買い替えてもお財布が傷まない価格という点でもオススメです。

2:無地のTシャツ

同じく、Tシャツも消耗品です。スーピマコットンTシャツは生地のキメが細かく上品な印象なので、40代以上が着てもだらしなくなりません。

Uniqlo UのTシャツは厚手でがっしりとした生地です。ややゆったりとしたシルエットなので今っぽい雰囲気になります。

3:チノパンツ・ジーンズ

よほど強いこだわりがある人でない限り、チノパンツとジーンズはユニクロで充分満足できるでしょう。

一番のオススメ商品はスリムフィットノータックチノ。上品な雰囲気なので、カジュアルはもちろん上にシャツを着てジャケットを羽織ればビジカジにも活用できます。細身ですがストレッチ素材なので、窮屈さはありません。オススメの色はネイビーです。一般的に黒が汎用性が高い色というイメージがありますが、黒は主張が強い色なので意外と汎用性は高くありません。最初の1本にはネイビーを強くオススメします。ネイビーならビジカジからカジュアルまで、幅広く活躍してくれます。

ジーンズは同じくストレッチ素材のストレッチセルビッジスリムフィットジーンズがオススメです。細身なのですっきりとした印象になります。

4:靴下

ファッションを語るときに、靴下はあまり話題に挙がりませんが、実はとても重要なアイテムです。

僕は以前勤めていたファッション企画会社で、ストリートスナップの分析を担当していました。渋谷や原宿といった最先端のファッションに身を包んだ若者だけではなく、郊外のショッピングセンターを訪れるいたって普通の服装の人まで、多種多様な人のファッションを長年分析していました。

そこで気付いたのですが、​ ファッション感度の低い人は特有のデザインの柄物の靴下を履いている​のです。例えばこういうデザインの靴下です。

この続きをみるには

この続き:29,141文字/画像145枚

普通の40代以上ためのメンズカジュアルファッションマニュアル

山田耕史

500円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

41

山田耕史

#ファッション 記事まとめ

ファッションデザイナーやブランド、サービスについての考察、コラムなどをまとめていきます。 無料部分でも十分記事が読める有料記事、読み物として面白い宣伝記事は、入れていきます。
2つのマガジンに含まれています
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。