カードショップは《全能ゼンノー》が再録されてもまったく困らないって話(4/24/2021)#アド速#デュエマ担当ヤマダ
『DUEMA STRONG DREAM』
えげつない再録商品が発表されました。
定価5500円のセットで、
・《全能ゼンノー》
・《ゴッド・ガヨンダム》
・《せんすいカンちゃん》
・《無限合体 ダンダルダBB》
などなど、ジョーカーズの定番GRがほぼ全部1枚ずつ入ってるという凄まじいラインナップです。
発表前のうちのシングル価格でいうと、ざっと1万円ぶんくらいかな?
さて。
こういうスーパー強い再録の話がでると「在庫抱えてるカードショップが涙目なのでは??」みたいな話になります。
もちろん程度にもよりますが、基本的には全然困らないです。
むしろウェルカム。
下がるカードがあれば上がるカードもある
「店としてはしんどいけど、デュエマが盛り上がるならウェルカムです!業界第一!!デュエマハッピー!!!」みたいな能天気な話ではなく。
シビアにビジネスとして見ても全然嬉しいよねって話です。
端的に言えば、手に入れやすくなったカードの影響で以前よりも人気が出て、価格が上がるカードが出てきます。
例えば今回の場合なら、《全能ゼンノー》ら再録決定組は値下がりしました。でも、カードの値動きってそれだけでは終わらないんです。
多分、《バーンメア・ザ・シルバー》なんかは人気が出て品薄になり、値上がりしていくと思います。
今回のセットで高いところが一気に揃いますから《バーンメア》だけ手に入れればほとんどデッキが組めてしまうと言っていいでしょう。
じゃあ持ってない人は《バーンメア》が欲しくなるんじゃない?って。
カードショップってとにかくいろんなカードの在庫を持っているので、下がるカードをたくさん持ってるかもしれませんが、上がるカードもたくさん持ってるんですよ。だからまあ、トントンなんですよね。全然取り返せます。
レアリティ据え置きが助かる
更に言うとデュエマの場合特にありがたいのが、「レアリティが基本変わらない」ことです。もともとスーパーレアだったカードを新弾でコモンにして大バラマキ、とか基本ないんですよね。なので大きく値崩れすることってあんまりないです。
そういう意味で注意が必要なのは古いカードです。
「もともとはコモンだけど15年くらい再録されてなくてなんか高い」みたいなカードは、再録する時もコモンなので一気に下がります。それはそう。
(マジですげえ下がったけど需要が高くてちょっと値戻りしたカード)
今回の『DUEMA STRONG DREAM』でいうと中身固定セットなのでレアリティもクソもないですが、商品単価がそこそこするので結局値崩れというほど下がってもないな、という感じです。
最終的には盛り上がればハッピー
というわけで、
・再録で値下がりしても代わりに値上がりするカードがある
・そもそも大きく下がりにくいのでダメージが少ない
この2つの要因から、ある程度の節度さえ守られていれば再録は全然OKだな、というのが個人的な経験則です。殿堂とかも割と同じです。
で、こうやってデュエマが遊びやすくなって盛り上がってくれると、デュエマのカード全体の価値が少しずつ高まるんですよね。
つまり、結果的には『盛り上がってハッピー』に着地します。
結局ね、ハッピーが一番。