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「Mix師に質の良い仕事させる方法」歌ってみた。Mix依頼をしたい人が読む記事(3)

Mix師へ依頼する際「なんかいい感じ」「かっこよく」という漠然とした指示ではMix師を上手く動かせません。そこで必要なのがリファレンスです。

結論はリファレンス(参考曲)を用意する

  • プロのエンジニアが手掛けたリファレンスが望ましい

  • 同じ楽曲の歌ってみたでイメージに近いものをリファレンスとする

Mix師に送る音源は下記です

  • オケ

  • メイン

  • (ハモリ(コーラス))

  • リファレンス(原曲、歌ってみた音源など)

音を口で説明するのは難しい。そのためのリファレンス

Mix師は必ずリファレンスを用意して作業しています。提供されない場合は原曲をリファレンスにしてMixを進めます。(例外はあります)
ボーカルMixの答え=リファレンスに近づけるではありません。
ですが、ボーカルMixに答えを出すとすればリファレンスに近しい所にあると考えるのが自然です。

リファレンスが存在しない「ボカロ曲」

ボカロ曲はリファレンスとして機能しません。ボカロは合成音声が歌唱しており、人の歌唱とオケの混ざり方が違うため、リファレンスにすると上手くいきません。
ただ、中には本家がボカロ曲とリファレンスを提供してくれている歌い手にもMix師にも易しいトラックメーカーは存在します。

たとえばラヴィであれば本人が歌ったバージョンをリファレンスにすることができます。

歌ってみた。をリファレンスとする場合

アレンジ色の強い歌ってみたを参考に歌った場合はその楽曲をリファレンスとして提出したほうがより良い結果を得やすいです。

曲想となったリファレンス

結論は目標にしている歌手がこの曲を歌ってみたを歌ってみた。です。

こんな風に歌いたい。こんな風に歌った。というイメージがあると思います。それが曲想です。
かっこよく、かわいく、という抽象的なイメージはもちろんありますが。突き詰めると「そういった要素を持った歌手」の存在があると思います。それがリファレンスとなります。
曲想に最も近しい曲をリファレンスとして提出することもMix師の手助けになります。

複数のリファレンスを持つリスク

楽曲制作では複数のリファレンスを持つことも珍しくはありませんが、初めのうちは原曲のみあるいは1曲にしたほうが良いです。Mix師が困惑するようなリファレンスの組み合わせを送った場合音が散らかって最悪の仕事があがってくる可能性があります。

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