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「色々なリバーブ」歌ってみた。セルフMixしたい人が読む記事(6)

音が広がる空間をエフェクトするものがリバーブです。空間系はこのリバーブとディレイの2つしかありません。しかし、これらを使いこなすのは中々一筋縄ではいきません。

アンビエンス→ホールリバーブ

楽曲が始まる時にかかっているリバーブは「アンビエンス(雰囲気)」と呼ばれます。(+コーラスが加わっています)
オケに合わせるというよりは音作りのリバーブです。Aメロが始まると「ホールリバーブ」と呼ばれるリバーブに切り替わります。他にはルーム、プレートと呼ばれるリバーブがありますが、これは部屋の大きさや板に音を反射させるといった反射の違いを用語にしたもので覚える必要はありません。

重要なのはこのキックが濁らず楽曲の明瞭感を持ちながら伸びやかなリバーブがかかっている点です。リバーブは使い方を間違えると楽曲を台無しにします。

リバーブが濁った場合

私のTikTokに濁ったリバーブがあるので聴いてみてください。(3分あたり)オケの低音処理が雑だとこのようにドロドロとしたリバーブになります。

リバーブやディレイに使われる用語と用例

ウェット、ドライ(水、乾いている)
浅い、深い
浮く、馴染む

  • アンビエンスのリバーブは水浸し、馴染むというより溶けてる

  • ホールリバーブに比べてアンビアンスはウェット

  • ホールリバーブに比べてアンビエンスのリバーブは深い

  • このホールリバーブはオケによく馴染んでいる

  • オケに対して歌が浮いている

非常に抽象的ですが、リバーブは水のようなものであるということです。浅い、深いという水深のような表現です。

次回はMix作業の進め方について解説します。

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