専門職としてのプライドとか意地とか矜持みたいなこと
2023年8月7日追記
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2021年6月1日追記
このコラムは2016年に書いたコラムですが、思うところがあり2021年版noteに追加します。
2021年版noteに掲載しているコンテンツ一覧はこちらです。
===以下本文です===
勝ちとか負けにこだわるなってことを書いといて、こんなことを書くのはどうかと思いますが、少し書いてみたいと思います。
あ、勝ち負けの記事はこちら
「勝ち」「負け」という価値観ではなく、「自分の役割を淡々と実践する」というstyle
意地はあるよ
他職種から作業療法士としての自分を軽んじられたり、リハビリテーションのことを正しく理解してもらえていなかったりすると
負けたくない、今に見てろよ!
って思いに駆られる。
他職種との意地の張り合いみたいなものは無駄だと思っています。
だけど、専門職としてきちんと仕事をこなしたいって思いはあります。専門職としてきちんと他職種に対して自分の職業のことやリハビリテーションのことを説明できなかったり、理解してもらえなかったら、もっとレベルを上げないといけないなって感じる。
そういった作業療法士としての意地というか、矜持というものは持っているつもりです。
プライドの方向性の違い
矜持とか意地とかプライドとかの、方向性っていうのかな、どこにそれを向けているのかってことが問題なんだと思うんですよね。
それが鋭くとがって多職種との勝ち負けの道具になるなら、そんなプライドみたいなもの不要だと思うんですよ。
でも、『勝ち』とか『負け』とかにこだわってる理学療法士とか作業療法士とか、言語聴覚士とかって多いですよね。
他職種に対して偉そうにしているセラピストも多いですよね。
そういった人たちっていうのはきっと、プライドとか意地みたいなのモノの方向性が外に向いているんですよね。
そうじゃなくて、そういったものは自分に向けるべきものなんじゃあないのかなって思う。
勝ち負けがどうとかっていうことを意識するのではなくて、こちらが知識も技術も、ものすごく高いレベルになって、周囲から一目置かれるようになることを目指す方がいいと思うんだよね。
一目置かれることを望んでいるわけでは決してないんだよ。
まわりの者をひれ伏させてやろうとか思っているわけではない。
自分が力をつける方が早い
周囲の人に対して、リハビリテーションをきちんと伝える能力
対象者の人をきちんと評価して関わり、マネジメント能力を発揮して、多職種連携を円滑に進める。必要に応じて適切なアドバイスを行う。
そういったことができるように自分の能力を高めることが必要だって考えています。
そういった能力を身につければ、不要な争いを避けることができるし、適切なマネジメントを行えば多職種とも波風立てることもない。
自分のやっていることに対して変なプライドを持つくらいなら、自分の能力を高めることの方が大事だし、効率がいい。
専門家ってそんなもんでしょう
・自分の中に何かポリシーがある
・自分の矜持がある
・自分が目指すものがある
専門家ってそんなもんでしょう。そういったものを持っていない何もない、空っぽの専門家っていないですよね。
その方向性は自分に向くべきものであって、他者に向けるべきものではない。
他者から専門家としての立場とみられる場合もある。そんな時は専門家としての立ち居振る舞いが求められる時もあるでしょう。
専門家として求められているときは専門家として行動します。
だけど、余分なプライドは振り回しません。
話す、書く、伝える
まあ、今年2016年の目標がこれなんですよね。
協会でもなく、県士会でもなく、個人として、SNSとかネットとかを駆使して、伝える。
可能なら講演会とかで直接伝える。
妙なプライドを持ったセラピストに汚染されている新人セラピストとか、若手セラピストの人に正しい多職種連携の在り方を知ってほしい。
ホントのチームアプローチについて知ってほしい。
野望なんですよ
そういったいい人材が増えれば、余計な争いとか、プライドの乱用とかなくなる。
「おまえの言っていることがすべて正しいのか」
って言われてしまえば、それは僕には判断できない。自分では正しいと思うから実践しているのです。
有名になったらちょっとは信じてもらえるかな?だからちょっとでも上に登ってみたいって気持ちは持っています。
埋もれたところから叫んでいても伝わらない。
だから上に登って伝えたいのです。そんな野望は持っています。偉くなりたいってわけではないんですよ。伝えるのに有利な立場にのぼりつめたいって思っています。
大きな声で伝える立場になれば、多くの人に伝えられる。
それがリアルな場でも、noteでもFacebookでも、何でもいい。
とにかく伝えたい。
やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛
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