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【hint.156】ターニングポイントとなった一冊ということですね

今朝は、「原アド」で次に取り上げることにした本の、和訳本にざっと目を通してみました。

あ、ちなみに、「原アド」とは「原書で学ぶアドラー」のことですね。

これは、僕が約一年半ほど前から、少数の仲間と一緒にだいたい月に一度のペースで活動している、アドラー心理学(個人心理学)を世に生み出したアルフレッド・アドラーさん自身の言葉を英語で読もう!というコミュニティです。

僕の「月一活動シリーズ」の、大切なひとつです。

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まずはどのような本なのか、あまり概要をつかめていないので、アドラーさん自身による「序言」と、訳者である岸見一郎さんによる「解説」を読んでみました。

以下、個人的にポイントと感じた部分を引いてみます。

 本書はできるだけ多くの読者に、個人心理学の揺るぎのない基礎と、それの人間を知るために持っている価値、同時に、人と関わり、自分自身の人生を築くために、人間を知ることが重要であることを示すことを目指している。(中略)
 ロンドン 一九二六年十一月二十四日
                       アルフレッド・アドラー


 本書について
(中略)アドラーが、ウィーンのフォルクスハイム(国民集会所)で行った講義がもとになっている。このフォルクスハイムは、オーストリアの初めての成人教育センターであり、アドラーは、ここで一九二〇年に初めて公開講義を行った。

 本書は、後に英語に訳されて、アメリカで出版された。アドラーの英語圏において最初に評判を得た本である。活動の拠点をウィーンからアメリカに移したアドラーが、一九二八年の冬、ニューヨークに到着する頃には、前年の秋に出版されたこの英訳本は、早くも二刷に入り、ついにはミリオンセラーになった。

先に引いたアドラーの言葉にあるように、人がどこに向かっていくかを知れば、次にどんな行動をするか「予言」できるのである。しかし、人はこの目標を今は無意識なものであっても、本来的には自由意志で選んだのである。目標は固定したものではないから、ひとたび目標が意識化されれば、その目標を変えることができる。あるいは、目的を達成するために目下行っていることが、そのために有効なのかどうかを検討できるのである。
(いずれの引用も、「『人間知の心理学』著:アルフレッド・アドラー/訳:岸見一郎 アルテ 2008年6月20日出版」より)


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なるほどなるほど。

アドラーさんがアメリカでの活動を開始するタイミングで出版された、ターニングポイントとなった一冊ということですね。


そして、上の引用文のなかにもありますが、今回、僕らが読み進めていこうとしている英訳本はこちらになります。


まだあと一回、この本ではなく、いままで読み進めてきた本のふりかえりの時間が残っていますので、そちらもあたらめての気づきや対話がとても楽しみですが、そのあとにまた新しい本が待っていると思うと、もうワクワクして大変です。

本自体から学べることももちろんそうですが、それをきっかけに、一緒にあれこれとする対話の時間がホントに好き!!


と、本日分の、「未来へのタネ蒔き」を終わったところで、今日も一日頑張ろ〜〜

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昨晩、新潟県や山形県を中心に、かなり大きな地震がありましたね。。。

今もまだ余談を許さない状況にあるようですが、少しでも早く、穏やかな時間を過ごしてもらえますように。

そして、今日の皆さんにも、たくさんの元気になる瞬間がありますように。

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