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【hint.484】ここで一度落ち着いて考えてみよう

「部屋の掃除をしよう」

そう決心して取り掛かってはみたものの、途中で見つけたあれやこれやに脱線してしまう。

アルバムを見返してみたり、ちょっと前まで興味のあった分野の資料にふたたび心奪われてみたり。。。そうして一日が気づけば終わってしまった。なんてことはよくある話。

こういうとき、マジメで一生懸命な人ほど、「あぁ、けっきょく『部屋の掃除』はあんまり進まなかったなぁ」と、そもそもの目的にしっかりと戻って、そこの進捗具合で自分自身の現状を意味づけする。

いや、極端に言うと、そこの進捗具合だけで、自分自身の現状を意味づけてしまう。

「部屋が片付いてスッキリ!るんるん♪」みたいな、思い描いていた自分の理想像からのマイナス幅に注目をする、という言い方もできる。

「自分をいじめちゃう」んだね。


たしかに、もちろん最終的には部屋が片づかないといけないのかもしれないし、なんならそのタイムリミットもけっこう迫っているのかもしれない。

ただ、マジメで一生懸命な人ほど、ここで一度落ち着いて考えてみよう。

肝心の掃除は進んでいないけれど、自分が「部屋の掃除をしよう」と思って動いたことで、身近なところに「なにかしらの変化」は起こったわけだ。

すっかり忘れていた楽しい思い出や、ずっと気にかかっていたけどなかなか近寄れずにいたものに触れるきっかけになって、そういう意味ではよかったなぁ〜、と、そう考えると納得できる時間だったのではないかな?

当初の目的であった「部屋の掃除」よりも、なにかしらの「精神的な負荷の小さなもの」に向き合えた時間になったんじゃないかな?


「思い描いていた理想の姿からのマイナス幅」にだけじゃなくて、こういう「変化」にもしっかりと光をあててあげよう。

その方が、「よし、じゃあ今から片づけ頑張るか!」につながりやすいんじゃないかな。


こういう思考の整え方ができるようになると、(必要なら)だんだん目標を高くしていけるし、「自分にやさしく」できるようになるよ。


今日のあなたにも、「自分にやさしく」できる瞬間がたくさんありますように。

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