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【hint.71】「自分らしさ」という気持ちのいい言葉

昔、たとえば高校生の頃までは、そんな選択肢を選ぼうなんて考えたことがなかった。

すでにあるもの、すでにパッケージにされているもの、それらが僕の世界では選択肢のすべてで、自分なりに組み合わせたり、カスタマイズをしたりするなんて、どうしたらいいのかわからなかったし、なんならストレスの源でもあった。

今でも、もちろんすでに出来上がってるパッケージに乗っかることも多いけれど、そこから「こっちとそっちを入れ替えることってできます?」とか、「これは無しにしたいんですけど、できますか?」とか、そんなやりとりをすることが確実に増えてきている。

これ、慣れてやり過ぎると、「自分らしさ」とか気持ちのいい言葉を味方につけて、変更の効かない選択肢に接したときに、がんじがらめにされたように感じちゃったりして、生きづらくなったりするんだろうなぁとか、そんなふうにも思う。



醬油味、塩ガーリック味、チーズ味の唐揚げ。

昨日はそれを一つずつ、自分でそれぞれのサイズを見ながら選びたかった。

でも今度は、すでに一つの味を四つまとめてパッケージにしてあるものでも構わないかもしれない。なんならそっちの方が食べたいかもしれない。

そういう話。

今朝はちょっと文章で遊んでみました。

今日のみなさんにも、たくさんの元気になる瞬間がありますように。

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