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京都観光「ずらし旅のメリットとデメリット」





コロナ禍では密を避けるために、現在は混雑を避けるためにJR東海が推奨しているずらし旅。

これに乗っかった観光系インフルエンサーと京都市民クレーマーとの間で、ぶぶ漬けの応酬という謎の小競り合いを先日X(旧Twitter)で見かけました。ここでは"ずらし旅"のメリットとデメリットについて冷静に考えてみようと思います。

特定を避けるためわざと分かる人にだけ分かる表現をあえて用いております。ご了承くださいませ。

《補足》


オーバーツーリズムの多大な被害を被っている京都市民。彼らのイライラが限界を超えつつある昨今。

この社会問題に対し、京都市は市バス一日乗車券廃止という判断を下しました。もちろんこんな小手先だけで解決するほど簡単なコトではございません。



江戸時代の関所みたいに観光客に税金を徴収する新たなシステムを構築すれば財政赤字が緩和され観光客が減り一石二鳥、と京街道の宿場町に住む人間は思うのですが、京都の既得権益者たちはもちろん変化を拒みます。税を増やすと人が減り収入が減るからです。👈富士登山とまったく同じ状況。

まぁ難しい問題ではあるんですよね。いわゆる楽市楽座のような現状だからこそ多くの人が京都で観光しお金を落としているわけで、京都の経済を大きく支えている面があります。住民の意見を全面的に受け入れて人の出入りを無理やり制限するというのもなんか違うんですよね。


まぁ政治のコトはもう口出ししないと決めたのでそろそろ今回の本題へと移りましょう。

先日朝六時に伏見稲荷大社へお詣りしたのですが、世界屈指のインスタ映えスポット千本鳥居。人のいない状態で写真を撮ることに成功しました。

JR東海が提唱している"ずらし旅"ですが、京都って早朝観光できる場所結構あるんですよ。千本鳥居に並ぶ京都の代表的フォトスポット、法観寺八坂の塔は公道から撮れるので、真夜中もしくは朝焼けの美しい写真を撮影することができます。早朝から開門している寺社仏閣って割と多くありますので、静寂の境内が好きな方はJR東海のHPなどを是非チェックしてみて下さい。


とまぁここまではメリットについてのお話でした。ここからは早朝観光の悪い点について語りたいと思います。

一番のデメリットはお店が開いていないことですね。京都観光は観るだけじゃございません。食べることや買うことも醍醐味の一つです。私は結局伏見稲荷大社でお稲荷さんを食べる事ができませんでした。日中であれば御茶屋さんで団子を食べたり社務所でお守り&御朱印を受けることができたのに。あぁ無念。


世の中の道理って必ず表と裏があって、人が多ければ問題だけれど人が少なすぎても問題となってしまう。早朝も京都で出歩くな、と怒っている京都市民さんがインフルエンサーに噛み付いていましたが、オーバーツーリズムって誰かを叩いて解決する問題ではないと私は思うんです。

今回は早朝観光のメリットとデメリットについて考えました。そして一つの面だけ見て判断するのは良くないよねという結論へと至りました。このへんで終わりにしときましょうかね。皆様もなにか思うことがありましたらコメントに書いていって下さい。

ご精読ありがとうございました。



ちなみに夜間拝観を京都で最初に始めた寺院は高台寺さん。2023年秋の夜間特別拝観は10月21日からだそうです。お越しやす。

『2023年 秋の夜間特別拝観』高台寺公式サイト


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