俺は歩み続けなければならないと考えた経緯と、実際に歩むためにしたこと

2018年ごろ、僕は友人らとのコミュニティから追い出された。

追い出された、という言葉を使うと無理やりグループから抜けるよう促されたかのような誤解を受ける。
実態はそうではなく、友人らから『山田(筆者)の知能指数は昆虫レベルだ』や『つまらないことを言うな』との指摘を多々受けたという感じだ。

もちろん僕に対して正面からこのように言ってきた訳ではない。Twitterで暗に指摘してきたり、友人らがキレることで遠回しにつまらない事を言うなと示してきた。

暗にからかわれたり、つまらない発言を封じられたりといった事が辛くなり、僕は自らグループを抜けた。
そしてこの頃、友人らのコミュニティ以外でも僕には交友関係のトラブルがあった。

当時の僕は1人の女性とお付き合いしていた。その時点で丁度1年ほどお付き合いを続けていた。
その女性から、『お前は物忘れが激しすぎるから、このままだとお付き合いを続けられない』と指摘された。

この友人らのコミュニティの件と当時お付き合いしてくれている女性との件とで、『僕自身がこのままではダメだ』と考えた。

それから思いつきで、対処策をこなした。

まず友人らとのコミュニティの件は僕が抜けてしまった以上、緊急性が低い。しかし当時の彼女とのトラブルは、早急に対処が必要だった。

当時の彼女からの指摘、『物忘れが激しすぎる』という僕の特性によって、下記のような迷惑を彼女にかけていた。

①前日に彼女から伝えられた要望を忘れる
②10分前に僕から彼女に約束した内容を10分後に忘れる
③約束自体を忘れるので約束は基本全て守らない

これらの僕の至らなさが当時の彼女は嫌だったらしく、別れようと告げてきた。
この時に僕はのような約束をした。

「その僕の至らなさを改善するから、あと数ヶ月だけ様子を見て欲しい」と。

こんな忍びなく申し訳のないお願いを彼女にした以上、この約束だけは守ろうと僕は務めた。

この問題を解決するに当たって、僕は物忘れの激しさを解決する必要があった。そこで目をつけたのが、Nバック課題というものだ。

Nバック課題についての詳しい説明は省くが、複数の項目を記憶して直後に思い出す事を行う訓練だ。
これによって、短期記憶力の機能が向上すると言われている。

僕はこのNバック課題を行えるスマホゲームを3,4ヶ月、徹底的にプレイした。

そして数ヶ月がすぎ、彼女にまだお付き合いを続けてくれるか聞いたところ、『改善が見られるから別れないではやる』とのお言葉を頂いた。
要するに、僕以外の人間から見て僕の物忘れの激しさに改善の兆しが見られたようだ。

そして彼女と別れざるを得ないという危機からは脱した。
これが2018年末の事だが、2020年8月の今でもこのNバック課題のゲームは毎日している。

そしてこのNバック課題をやっていた頃、並行してニュースのキュレーションアプリを読み始めていた。

ニュースのキュレーションアプリを読み始めたきっかけとしては、当時友人らのコミュニティから抜けた事で自身に課題意識を持っていたところに、そのキュレーションアプリの広告が流れてきた事だ。

その広告を見た時点で、僕はこう考えた。

『僕自身が考えた事は友人らからダメ出しを喰らうから、それなら他人が考えた思考を元に発言や行動をすればいいんじゃないか』。

そしてNバック課題と並行してネットのニュースを読み始めた。

ニュースを読み続けるのも、2018年から2020年の現在までほぼ毎日続いている。

ニュースを読み続ける事で僕の脳機能が改善されたかは、よく分からない。自分を客観的には見られないから。
だが、抜けた友人らのグループにまた入ることは許された。そして友人らから叱られたり不満を言われる回数は、かなり減った。
少なくとも当時問題視されていた『知能指数が昆虫レベル』『つまらない事をいう』程度の問題は、解決されたと友人らが判断したんだと思う。

これら2件のトラブル解決を経て、僕は当時から今現在までこう考え続けるようになった。

現状の僕自身をありのままで許してくれる人はいない。だが僕の不具合を解決し続ければある程度の不備は許してもらえる。と。

そして今になってもNバック課題は続けているし、ネットのニュースも毎日30分前後読み続けている。
そしてNバック課題を続けているうちに僕も要領が良くなり、今は合わせて『0秒思考』という脳機能訓練やビジネス書などの読書もこなしている。

これらの大局的には『勉強』とも称せそうな事を毎日こなす事で、僕は歩み続けていると解釈している。
僕が歩み続ける事で、僕は他人からその場に居る事を許されるから。逆に僕が歩むのを辞めてしまえば、僕はその場にいる事を許されなくなるから。

そしてこの勉強を今後も続ける事で、次はアウトプットからの成果物を僕が手に入れ、それを用いて友人らに何らかの恩を返したい。
今の僕があるのは当時の友人らや彼女が僕に課題を示してくれたからだ。

僕は今後も毎日勉強をこなして歩み続けるし、ゆくゆくは成果物を手に入れられるよう努める。

それが僕が社会に受け入れられる唯一の手段だから。そして当時の彼女や友人らに恩を返すために効率的だから。

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