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底辺ユーチューバーとしての自分と決別することにした

底辺ユーチューバーとしての活動をやめることにした。

YouTubeに顔を出して2年半。今までの自分と袂を分かつことを決めた。


過去の『大バズ』にしがみついてきた2年間

バズの呪い

きっかけは、2021年9月11日、YouTubeに動画を投稿しておよそ半年経った頃だった。

それまで自分は教育系ユーチューバーとして地道に動画を投稿していた。そもそもチャンネル創設のきっかけが、自分が数検1級に合格したことだったし、その後合格した英検1級や、それに関連して英語の問題集のレビュー動画などをあげていた。

しかし、より短期的な成功を狙っていた自分は、教育とほぼ無関係な動画を出すことになる。それが、「高IQの特徴」だ。

そして、これがそこそこバズった。

当時多くて100再生、1ヶ月もすれば誰も見てくれないような動画ばかり撮っていた自分の動画が、1000再生、1万再生を越し、今では8万再生に至る。現在も1日あたり100回程度視聴されていて、このペースだと2024年中には10万再生に達する。

当時、『メンサ』というのがある程度知られてきて、しかしYouTubeにはメンサやIQに関する動画はあまりなかった。より正しく言えば、少なくとも自分が視聴して満足のいく動画はなかった。

だから、多少アラが目立つようであっても、多くの人が見てくれた。見てくれた人はわかるだろうが、言葉に詰まり、音質は悪い、こんなゴミみたいな質の動画なのに8万回も再生されたのだ。

では、そんな10万再生も間近な動画をもつチャンネルの登録者数はいくらか。

わずか、1680人なのだ。

相場がどのくらいかはわからないが、1万人いてもおかしくないと思っている。しかし現実、2年半やって得た登録者は2000人に満たない。

明らかに、道を間違えている。YouTubeから「お前は向いていない」と言われ続けているのが実態だ。

しかし、一度そこそこバズったこと、そして今でも見られ続けていることが自分の判断を誤らせた。

今でもIQの動画を作り続け、そして1本あたり100再生も稼げていない。見るも無惨な底辺ユーチューバーのできあがりだ。

私を諦めさせた動画

この地獄に気づきつつ、ある意味惰性で動画を作り続けていた。いつか、あの日のバズを超える日がくると信じて。

しかし、諦めざるを得ないことが起きた。それは、以下の動画を投稿した時だった。

1,000再生は固いと見込んでいた。なんせ、事前に「IQを高める方法」と検索して出てきた動画は多くは1万再生を超えているし、その中にメンサ会員が話しているものはなかった。内容も、正直「俺なら勝てる」という動画がほとんどだった。

しかし、結果は違った。投稿から2日でわずか120再生。完全に負けた。もう、2年半前の動画をIQやメンサという分野で超えるのは無理だと諦めがついた。

もちろん、YouTubeの戦略としては不十分だった箇所が多々見られる。尺が8分なければ厳しいとか、動画の投稿時間が良くないとか、序盤で保険をかけすぎたとか、反省点はいろいろある。

しかし、売れると確信した動画が、登録者の1割にも届いていないという現実を知ったとき、完全に負けたと認めざるを得なかった。

そうして、IQ動画に幕を閉じざるを得なくなった。

『出口』が1年早まった

ただ、少し安堵している。負け惜しみになるが、自分自身がIQというジャンルについて全く興味が無かったのだ。

もともと教育系として始めたチャンネルだ。IQのチャンネルとして作る予定は全くなかった。いつの間にか、自分はIQの動画を作らなければいけないという呪いにかかっていて、資格試験や勉強の動画がサブとなっていた。

僕は、IQを含め、自分の能力が評価されるのは大学までだと思っている。社会人になれば結果が求められる。スポーツで顕著だが、結果が伴えば、「さすが身長2m超え!」などと褒められるが、結果が出ないのならどれだけ高身長でも注目されない。

IQ界隈では大西琢磨さんという方が「日本一の高IQ」として知られているが、彼もまた、単にIQが高かったから有名になったのではなく、芸術関係の活動をしていて、そこにたまたま高IQという特性が合わさっただけだ。

結果を出していないのであれば、どれだけIQが高くてもダメだし、ましてや元メンサ会員というだけの中途半端な高IQは埋もれてしまう。それが今の自分だ。

こういう思いがあって、自分が30歳となる来年で畳もうと思っていたら、バズを狙った動画が伸びず、今年畳むことにした。

悔いは全く無い。

原点への復帰

冒頭で「底辺ユーチューバーとしての活動をやめる」と書いたが、それはこのチャンネルを畳むことを意味しない。このチャンネルで、IQに関連する動画の投稿を止めるという意味だ。

この日から2週間ほどしてから、最後のIQ動画を3,4本ほど出して、それからは原点復帰、教育系の動画を出そうと考えている。今度は、バズも狙う一方で、自分自身がやっていて楽しい動画作りを意識しようと思っている。

今後どうなるかはわからない。しかし、今年、2024年末に登録者数5,000人を目指して一歩踏み出してみることとする。


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