この投稿はおそらく、多くの人、特に16性格診断でF型とされた人を怒らせてしまう可能性がある。

この中で、匿名ではあるが、ある特定のYouTuberを批判するからだ。

それでも良いという人だけ読んでほしい。

この記事の内容の一部を、動画として投稿しました。

16性格診断は「ニセモノ」でしかない

いろんな人がMBTI診断、いわゆる16性格タイプ診断を受講している。

かくいうぼくもその一人で、INTPと診断されている。

「ぞっとするほどよく当たる」というキャッチフレーズの通り、自分の性格や行動に見事に当てはまっている。

内向的だし、計画性はないし、道徳や倫理よりも理性に基づいて判断する。

詳しくは以下の動画で話している。

そんな、僕自身結構篤い信頼をおいている16タイプ性格診断なのだけれど、いくつか批判がある。

まず、日本MBTI協会。いわば、公式サイトが批判している。

直接上記の16personalitiesを批判している、それだけこのサイトの影響力が大きいのだろう。

僕は公式のMBTIテストを受けたわけではないからわからないけれど、少なからず正確なMBTI診断と16性格診断とは異なる点があるのだろう。

はっきり言えば、ニセモノでしかない。

かといって、ニセモノだから拒絶するのも、また異なる。

神社に行くとおみくじが売ってあるが、あれも本来はまる1日かけて占うものだ。この事実を知ったからと言って、おみくじを引かなくなるわけではない。

あるいは、めざまし占いは何か特殊な訓練を受けた人が作っているわけではないだろうが、それを理由にイチャモンをつける人は視聴者の3割に満たないだろう。

重要なのは、これを『遊び』として楽しむにとどめておく事なのだ。

逆にいえば、この『遊び』を、遊び以上の範囲に広げると不和がおこりかねない。

具体的には、「この続きを知りたい人はLINEに！無料で限定配布中！」的な文言で自分のLINEアカウントに誘い、ゆくゆくは高額な教材を売ろうとするビジネスだ。

この人たちは、いわば「めざまし占いの攻略法」を高額で売りつけているようなもので、はっきりいって滑稽だ。

もちろん、実際にMBTI協会の指導を得て商売をしているのならいいけど、そういう人は少ない。というかゼロと見て差し支えないだろう。

逆に、そういう商材を買ったりLINE登録したりするのは、サザエさんのじゃんけん攻略法を購入するような行為だと認識してからの方が良い。それでもあなたが「サザエさんのじゃんけんに基づく恋愛攻略法」を信じて買うのであれば、止めはしないが。

それってあなたの感想ですよね？

また、こういうビジネスをしている人の中には、どこから得た情報か怪しい、もしかすると投稿者の主観でしかない記述もある。

とある、MBTI関連の動画を出しているYouTubeチャンネル（以下、Kとする）で、ISTP（巨匠）の著名人として『イチロー』が紹介されていた。

単に紹介されていただけではなく、サムネやタイトルにも『イチロー』が載ってあった。

果たして、それは本当だろうか。

確かに、16peosonalitiesでは「○○型の有名人」という項目がある。ただしそこに出ているのは、例えISTPであれば、マイケル・ジョーダンやミラ・ジョヴォヴィッチなど、欧米の有名人に偏っている。あまりアジア人は見られない。イチローも載っていない。

では、「イチローはISTP」というのはどこから仕入れた情報だろうか。

軽く調べたところ、どうも一部のブログ記事を元にしているようだ。それも、「ISTP」でググって最上に来たサイトでは、野茂英雄や香川真司はのっているがイチローは挙げられていない。

確かにISTPの性格を見る限りイチローにあてはまるようだけれど、サムネに肖像をのっけて、「ISTPタイプのイチローさんが」と動画でいうほどの確実性はない。

K氏は動画で「日本人の99%は、MBTIは単なる性格診断だと思っていますが、大甘です」と言っているが、16personalitiesとMBTI診断を混同しているK氏こそ甘い。MBTIは使われているかもしれないが、16性格診断は別の問題だ。

そもそも、日本の就職でも性格テストは採用されている。それらよりもMBTIが優れている点を挙げることができないならば、断言しない方が無難だ。

有名人とはいえ、他人を特定のタイプに分ける以上、相当量の根拠は必要だとおもうのだけれど、この点について彼は僕と見解が大きくことなるようだ。

それ、情弱ビジネスではないですか？

また、一部のMBTI系ユーチューバーは、MBTIをビジネスなどに活かす方法を配布している。そのためにはLINE友達に追加しなければいけない。
無料ではあるものの、LINEに追加した人限定で知られるらしい。

これに驚いた。なぜなら、友情・恋愛・キャリアパスについて16personalitiesで全部無料で公開しているからだ。

唯一のネックは、これが英語版でしか公開されていないという点だが、グーグル翻訳の拡張機能をChromeに入れれば日本語で読める。スマホでも自動で翻訳してくれる機能があるから、機械音痴の僕でも気軽に読めた。

そんな、（公式の協会ではないものの）最も有名なサイトがすべて（英語版だけとはいえ）公表している現状があって、それでいてLINE限定公開とはどういうことなのだろう。

MBTI協会や16personalitiesより優れた分析ができるのならいいけれど、そうでないならば情弱ビジネスと言われても致し方ない。

これも性格由来なのかもしれないけれど、一番有名な性格診断のサイトが無料で全部公開しているものを、わざわざ別の人から買うというのは非効率としか思えない。

これを読んだ皆さんは、変なビジネスに騙されないでほしい。

#16タイプ性格診断 #INTP