YouTubeショートが難しすぎる
YouTubeのshortsというのがある。これが難しすぎる。YouTubeの片隅で動画を投稿する身として、そう思うようになった。
ショートでない普通の動画が簡単というわけではない。僕のチャンネル登録者数は投稿3年目にしてまだ1600人ほどだ。より登録者数を増やすために、流行に遅れつつもようやく今年になってshortsを積極的に投稿し始めた。
そこで気づいたのは、今までの動画とshortsとでは、とるべき戦略が根本的に違うということだ。
YouTuberの端くれとして、思ったことを以下書き連ねていく。
見る層について
まず、見ている層について。これが動画とショートとで、まるで異なっている。
実際どの程度違うか。具体的にみていく。
僕の過去90日間の、動画視聴者の年齢・性別がこちら
年齢別にみると、視聴回数・再生時間ともに、25~34,35~44,45~55歳がそれぞれ3割ほど。18歳以下と55歳以上がのこりの1割を占める。
性別ごとにみると、世代によらず男性が圧倒的に多い。総合的には視聴者の8割以上が男性だ。
では、ショート動画はどうか。
18~24,25~34歳がともに3割を超え、35~44歳が15%ほど、それ以上の世代は1割に満たない。
多くの皆さんの予想通り、ショートは若年層寄りだ。
ちなみに、動画とショートとで内容を大きく変えているわけではない。にもかかわらず、これだけ年代に差がでる。
ちなみに、性別によっても差がある。動画では、1再生回数あたりの再生時間は男性より女性が長い。一方で、ショートでは男性の方が長い。
投稿内容にもよるのだろうけれど、視聴者のボリュームが大きく異なるという点は意識したほうがいいかもしれない。
ショートの『デジタル的』な再生
また、個人的に面白かったのは、ショートと動画とで、再生され方が全然違うということだった。
ざっくり言うと、動画の再生はアナログ的・連続的、ショートの再生はデジタル的・離散的だということだ。
どういうことだ。これも実際の数字を見て貰った方がわかりやすい。
以下は、僕の投稿したとある動画の再生回数の推移だ。
740日目は、僕が別のチェンルにお邪魔した(コラボとは少し違うのだが)こともあって急に再生回数が増えたのだが、それ以外は概ね緩やかな曲線になっている。
一方のショート。以下の通りだ。
かなり不連続だ。ある特定の30分だけバズり、その後しばらくして(運が良ければ)また30分間だけ急に再生される。
ついでにいうと、ショートの特性上、より刺激的な動画がウケるようだ。通常の動画だと、何か強い刺激を狙うとむしろスベる傾向がある。低刺激でも、何か役に立つような内容のものが再生回数を稼いでいるようだ。
一方で、ショートだと低刺激なものは全くウケない。正直内容があんまり無くても、「論破」のような刺激的な語句を入れたほうが数字が伸びる。
このように、YouTubeの動画とショートは、全く別の傾向がある。このメディアで再生回数を増やしたいという方には、それぞれの特性をしっかりと見ることが求められる。
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