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井口特設グラウンドの土地利用について

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

令和5年第2回定例会で「井口特設グラウンドの土地利用」について一般質問しましたのでご報告致します。(男女平等参画についても一緒に質問していますが、この記事では読みやすさを重視して、「井口特設グラウンドの土地利用」についてのみ取り上げます)

以下、質問の内容となりますが、正式な議事録ではありませんのでご理解いただけますと幸いです。

井口特設グラウンドの土地利用について

山田演説
令和4年 第2回定例会にて、「井口特設グラウンドの今後の在り方については、市側と市民との間に認識のずれが起こらないよう、早い段階で市側の方針をお示しし、具体的な方針を策定していくべきである」と伺いました。河村市長からは「1つの方向性が見えてきた時点で、利用者も含めた御意見を聞くなど、議会の中で報告しながら前へ進んでいくということも重要になってくる」といった答弁がありました。
その後、三鷹市は、市民や関係団体への説明と意見交換を重ねて来られましたが、その説明の後も、利用スポーツ団体から、「グラウンドが現行の半分になってしまうと、活動の機会が半分になってしまう」などと懸念のお声を伺っています。防災・減災の観点には賛同しますが、こうした懸念のお声にもしっかりと耳を傾けるべきです。
令和 4 年 10 月8日に、一般向けとスポーツ団体向けに説明会を開催されました。井口特設グラウンドは、特に、三鷹の北部・西部にお住まいの市民にとって極めて貴重なグラウンドです。市民の理解を得るためには、説明会にとどまらず、アンケート・ワークショップなど、丁寧にご意見を伺う取組が必要です。
山田Q1. 
井口特設グラウンドの土地利用に関しては、市民や利用団体から、アンケート・ワークショップの実施など、これまで以上に幅広く丁寧に意見を伺っていきながら検討を進めていくべきと考えますが見解を伺います。

市長A1.
意見聴取に対する取組について、令和4年12月に策定した土地利用構想に基づき、今後は恒久的な施設として、子どもたちや高齢者の方々にも安心して利用いただけるグラウンドを目指し、現在、事業に取り組んでいる。近隣や利用団体等の皆様に対しては、土地活用の前提となる土壌調査の時点から、今後の利活用の方向性などについても、これまで説明会や広報・ホームページ等を通じて説明を行ってきた。今後も引き続き、丁寧に進めていく。これまで以上に利用団体等の皆様と対話する機会を設け、グラウンド整備の内容や今後の利用方法などについて、より具体的な御意見や御要望を伺ってまいりたい。

山田演説
前述の説明会の開催概要では、スポーツ団体から、「グラウンドが半分になることに伴い、学校開放についての検討はされるのか」という質問があり、三鷹市は、学校3部制について言及し、「現状を整理したうえで、今後の展開について検討を進めていきたい」と説明をしたとあります。
このご質問の趣旨は、井口特設グラウンドが半分になることの代替措置として、市がどのように考えているのかという趣旨のご質問ではないでしょうか。三鷹市立学校校庭の開放や、大沢野川グラウンド等への移動手段の支援など、様々な観点から代替措置を検討すべきです。
山田Q2. 
井口特設グラウンドのスポーツ環境が減少することの代替措置として、大沢野川グラウンド等への移動手段の支援、学校3部制の議論の加速による三鷹市立学校校庭の更なる開放などを検討すべきと考えますが見解を伺います。

市長A2.
井口特設グラウンドの代替措置について、大沢野川グラウンドや大沢総合グラウンドは市の南西の端に位置することから、車や自転車等を御利用される方が多く、市としても駐車場や駐輪場の整備を併せて行っている。
指摘のあったように、校庭開放のさらなる充実など、小学生のスポーツ環境の向上については、教育委員会のほうでも学校3部制を問題提起されているので、その実現に向けた検討の中で、子どもの放課後の充実の一環として重要なテーマであると認識している。
既に学校はクラブの活動に貸していたり、学校開放などで開放して、市民の皆さんの御利用に供しているということは十分知っているが、同時にそれが全面的に学校3部制のようにしっかりと制度として、より広く開放されることは望ましいことであり、地域の中でのスポーツの環境がよりよくなると思っている。ただ、それに対する制度として成立させるにはどうすればいいのか。モデル的にしっかりやっていきたいとも思っているが、できるところからやるということも、今の緊急な事態の中では必要だと思っている。両面併せてしっかりと検討していきたい。

山田Q3. 
教育長にも同様に、学校3部制の議論を加速し、三鷹市立学校校庭の更なる開放を検討すべきと考えますが見解を伺います。

 教育長A3. 
学校3部制は、学校施設を子どもたちや地域のために最大限活用しようという考え方であり、学校の校庭についても、その対象に含まれている。校庭については既に三鷹市立学校施設の開放に関する条例に基づき、開放の対象とされており、多くの団体に既に利用されている。そのため、学校3部制の推進による校庭の開放拡大の効果は限定的なものにとどまるとは考えるが、引き続き、これは1校だけで考えるのではなく、学園として考えるということもあっていいかと思うので、今後、学校3部制の検討を進める中で、校庭のさらなる開放についても検討を進めていく。

山田Q4. 
また、現在、小学校の校庭は生涯学習施設等予約システムで予約が出来ませんが、市民の利便性向上の観点から、オンライン予約が出来るようにすべきと考えますが見解を伺います。

スポーツと文化部長A4.
小学校の校庭開放の運営については、各住民協談会に委託をして運営をお願いをしているところである。これは地域住民の方の自主運営により、地域の学校が、その地元のスポーツ団体の皆様を中心に活動の場となることを目的としており、主な利用者である各住区の皆様が、身近にある住民協議会で手軽に手続きを行えるということを目的として始めている。
一方で、今オンラインの時代であることから、小学校校庭のオンライン予約については、このようなもともとの目的を満たせるように課題等を整理しながら、利用者のさらなる利便性の向上、効率性の向上に関して、関係部署との連携により検討していきたい。

再質問

山田Q.
まず、井口特設グラウンドについてお伺いします。学校3部制について御検討いただきありがとうございます。地域子どもクラブや学童の校庭利用、今、2部のところでやっていますけれども、その後すぐに、例えば4時半とかに地域子どもクラブが終わって、その後すぐに、例えば、小学生が在籍しているスポーツのチームでキャッチボールができたり、サッカーができたり、(夜間ではなく)早い時間から平日使えるような体制整備というのも非常に重要だと考えております。(学校3部制の)3部のところ、高度にスケジュール管理をしていただきまして、三鷹市の子どもたちをはじめ、市民の健康づくりに寄与できるよう取り組んでいただけるよう要望しますが、見解を伺います。

教育長A.
失礼ながら、いい着眼点で御指摘をいただいたので検討をよくしたい
と思う。

山田Q.
ありがとうございます。ぜひ検討をお願いいたします。進状況を後ほど確認させていただきます。
あと、小学校校庭のオンライン予約について、地域の住民協議会との関係ですとか様々いただきましたけれども、こうしたことをぜひ検討していただきながら、校庭を利用したいスポーツ団体運営しているのって、小学生のお父さんとかお母さんとかだったりするので、やっぱりお仕事しながらだったり子育てしていながらだったりすごく忙しいので、オンライン対応については早急に御検討いただきたいのですが、スケジュール感についてお伺いいたします。

スポーツと文化部長A.
今、一般の皆様に、一般的に体育施設で使われているオンラインの仕組みというのは、幅広く情報を公開をして、抽せん予約に申し込めるようにするというようなシステムの機成になっている。ですので、各小学校の御利用は地域の団体の方を優先的に扱っている関係上、同じ仕組みでは実施はできない。今の申込みのシステムをそのまま今のまま使うということは、幅広に、ある意味市外の方も含めていろんな方が情報を得て、時期は違いますけれども、抽せんに参加できる、もしくは利用ができるというふうになってしまう、地域の方にお使いをいただくという前提で進めているものと、それから、やはりオンラインでの利便性ということを、検討を要するかなと思う。なるべく早くというお気持ちはよく分かるので、検討する。

以上が井口グランドの土地利用に関する一般質問です。
文章として読みやすくするために編集しているところがあります。特に、質問と答弁の順番は時系列と異なります。

一般質問の様子は以下の中継録画でご確認頂けます。

三鷹市議会インターネット中継-録画中継 (jfit.co.jp)

これからも市民の皆様のお声を頂きながら政策を訴えて参ります。
今後とも是非お声をお寄せ頂きますようお願い申し上げます。

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