三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

三鷹市プレミアム付商品券のあり方について、様々なご意見をいただきました。みなさま、大変ありがとうございます。

今回の一番の課題は「公平性」にあったと考えています。
私の方で全ての事実関係を確認できているわけではありませんが、三鷹市民だけ購入出来る日のはずが市外の方が買えてしまう、同じ方が何度でも買えてしまう、発売日初日には、市に指定された時間に行ったのに、既に整理券が無くなっていて買えなかった。市民全員が買えないのはおかしい。障がい者や時間のない人が買いづらい制度だ。そもそもの発売期間に対して早く売り切れてしまって残念だ。等、様々なご意見を頂きました。
いずれについても、本人確認の厳格化や抽選方式の導入など、市として制度設計をもう少し詰めていれば解決できていた可能性が高い課題であり、これらの点について市に改善を求めていきます。

あわせて、私は、本来のルールに反して商品券を入手されてしまった方々にも問題があると思っています。
今回のプレミアム付商品券の最大の目的は、コロナ禍の中で大変な市内事業者や市民の皆様への支援であり、過去の同種のプレミアム付商品券の売れ行きが好調でなかった事例を受け、広く速やかに支援を行き渡らせるために、様々な面でチェックを緩くしたと理解しています。
それが問題であった面は当然ありますが、それを逆手に取って、本来購入できる以上の商品券を購入してしまった方や、三鷹市民だけが購入出来る条件であったのに市外の方で購入してしまった方がいらっしゃるのであれば、それは許すことができない行為と考えています。
国の持続化給付金についても、不正受給が詐欺として逮捕される事例が報じられています。

三鷹市のプレミアム付商品券の不正な購入も、規約の中身次第ではありますが、同様に刑事責任を問われる可能性があるのではないでしょうか。
私としては、市に対して今回の制度設計の問題を指摘して改善を求めると共に、市としても警察などと相談しながら、不正な購入について、何らかの措置をとることができないか、考えていきたいと思っています。

【以下２０２０年１０月１０日加筆】

（経済産業省ホームページより抜粋）

三鷹市プレミアム付商品券は、三鷹市民のみが購入できる日であっても、市外の方が買えてしまう仕組みになっており、三鷹市の準備不足は否定できません。

間違って購入されてしまった方からご相談を頂きました。不安にさせてしまい申し訳ないと思っております。市側に確認したところ、誤って購入されてしまった方から、「返還したい」とのお申し出もあるという事が分かりました。

こちらの持続化給付金に関する経済産業省の対応のように、市のプレミアム付商品券を誤って購入してしまった方が、相談・返還できる仕組みを設けることも一つの方策と考えており、市側に提案しているところです。

これからも、皆さまから様々なご意見を頂戴しながら、あるべき対応を考えていきたいと思います。

今後ともご指導の程宜しくお願い致します。